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迷子のうさぎ

 
 
――ふと気がつくと、そこは平らな岩の上だった。

僕の名前は、うさぎの「うさ坊」。 ふとしたことがきっかけで、住んでいた森から出てきてしまったのだ。
それは、弟の「うさ吉」と鬼ごっこをしていた時だ・・・
僕  「じゃあ、次はうさ吉が鬼な!」
うさ吉「うん! まてまてー!!」
僕  「兄ちゃんの、瞬間エナジーサイクロンダッシュについてこれるかな!?」
うさ吉「うわー!早すぎだよぉおおおおおおおおおおぃぃいい!!」
僕  「ビャビャビャビャビャビャビャビャビャビャビューン!!!」
・・・そして、気がつくと、僕は森を抜けていた。
ガササッ
僕  「はぁ・・はぁ・・・ここまでなら追ってこないだr・・・なんじゃこりゃああぁああんはぁあっ!」
森を抜け出した後も、僕は無我夢中で走り続けてしまい、気がつけば見知らぬ場所。というわけだ。
どこやねん。
きっと弟も心配しているに違いない・・・。早く戻らないと!!
でも、僕が本気を出したときのスピードは時速80キロメートル・・・森を抜けてからも結構走ってしまったようだ・・・
お腹も空いてきたので、周りを見回してみると、
僕  「ん?・・・ニンジンの臭いだ!!・・・でも・・・」
くそぅ
やっと見つけたニンジンも、柵に囲まれて全然食べられない。
僕  「くそ!死んでやる! 舌をかんで死んでやr・・・あれ、舌を噛めない!? 前歯が邪魔で舌を噛めない!」
僕は、げっ歯の運命を呪った。
が、その時、僕に救いの手をさし伸ばしてくれた人がいた。
???「大丈夫かい? 夢見るうさぎさん!」
!?
別に夢を見ていた覚えは無いが、助けてくれそうだったので、僕はその人についていくことにした。
僕  「あなたは・・・人間?・・・助けてくれるの?」
ARuFa 「俺はARuFaっていう人間さ! 困っているようだね。 何でもいってごらん。僕は年中暇だから。」
僕  「実は、迷子なんです・・・僕を家まで連れていってくれませんか?」
ARuFa 「おやすいごようさ!! どうせ年中暇だからね! 彼女もいないからデートとかも無いし!」
僕  「ありがとう!!」
僕らはガッチリと握手をした。
ガッチリと
 
ARuFa 「せっかく、森の外に出たんだ。 時間もあるし、人間の世界を見学していったら?」
僕  「うん! そうするよ!・・・さっそくだけど、これはなに?」

ARuFa 「これは、『発情期のバッファローが、30匹います』っていう看板なんだよ!」
僕  「そうなんだ・・・人間界って怖いんだね。」
ARuFa 「そんなことないよ! お腹が空いているんだっけ? じゃあちょっとついてきて!」
こうして、僕はARuFaさんに、人間界を案内してもらうことにした。
 
ARuFa 「ここには、色々な食べ物があるんだよ。」

僕  「へぇー!」
ARuFa 「じゃあ、俺がお金を払うから、好きなものを選んでいいよ。」
うーん
僕  「じゃあ、これにする!」
ARuFa 「ツナマヨのおにぎりか・・・無難だな・・・」
うんめぇえ
僕  「はふっ・・・はむっ・・・んまぁーいぃ!!」
ARuFa 「いい食いっぷりだ!」
客  「え・・・なにあれ・・・何してるの?」
お客さんが、ヒソヒソとこっちを見てきていた。一体どうしたんだろう?
ARuFa 「ツナマヨおにぎりが羨ましいんじゃない? 取られない様に威嚇のダンスでも踊っておけば?」
僕  「取るなよん♪ 取るなよん♪ カルピス飲むと口に何かが残る♪」
客  「え・・・なに・・・怖い・・・?」
威嚇は成功した。
 
ARuFa 「次は、公園に行こう!」
僕  「公・・・園・・・?」
ARuFa 「公園っていうのは、遊び場のことだね!」
僕  「遊び場なら森にもあるよ!!」
ARuFa 「人間界の遊び場も体験したら、どっちもいけちゃうパーフェクトなうさぎになれるぞ!」
僕  「そっかー! 行くいく!」
と、いうことで、僕は公園という所に行った。
ARuFa 「これが、鉄棒! 面白いよ!」

僕  「この棒で何をするの? 怖いよ・・・」
ARuFa 「回転したり、上に登って、落ちて股間を打ち付けたりするんだよ!」
僕  「うわっ・・・つるつるする・・・」

ARuFa 「よし!! 思い切って回転してみろ!」
僕  「・・・うん!」

ARuFa 「いいか!?絶対に手を離すなよ!? 絶対に離すなよ? 絶対だぞ!!」
僕  「うん!!」
うん!
どご!
僕  「ぎゃあ!」
ARuFa 「大丈夫か!?」
危ない危ない
僕  「運よく、ここだけピンポイントに草が生えてて良かったよ・・・」
ARuFa 「だな!」
 
次は、ブランコという物に乗った。

僕  「これのどこが楽しいの?」
ARuFa 「待ってろ・・・・こうやって・・・」
僕  「うわあ! 高いよう!」
ぐぐぐ・・・
ARuFa 「今から手を離すと、これが向こう側に行くからな!」
僕  「うん!」
ARuFa 「いけ!」
ブーン!
僕  「おもしろーーーー!!」
ARuFa 「いいか!? これも絶対に手を離すなよ! 絶対だからな!!絶対に手を離すなよ!!」
僕  「うん!」
うん!
僕  「ぎゃああああ!!」
ARuFa 「大丈夫か!?」

僕  「なんとか・・・ね。 運よくここがピンポイントに草地でよかったよ!」
ARuFa 「運が良いな!」
こういうのが『茶番』というらしい。
 
 
ARuFa 「人間界には森というものは、たくさんあるんだ!」
僕  「そうなんだ・・・」
ARuFa 「だから、お前の住んでいた森がどこだかは、俺にもわからない。」
僕  「なんてこった。」
ARuFa 「と、いうことで情報収集だ! ペットショップに行くぞ!」
僕等は情報収集のために、ペットショップという所に急いだ。

店員 「いらっしゃいませー」
ARuFa 「ここには、多分お前の友達が・・・ほら、いた!」
僕  「ぬ!?」
いた
ARuFa 「お前から話しかけてみろ! コミュニケーションが大事な世の中なんだぜ。」
僕  「あの・・・僕の住んでた森ってどこだかわかりますか・・・?」

うさぎ「・・・気だるい。」
僕  「なんじゃそりゃ。」
 
ARuFa 「こっちに別のうさぎがいるぞ!」

僕  「あのー・・・この辺に、うさぎの住んでる森ってありますか?」

うさぎA「知らなーい! てゆーか、超ウケるんですけど(ワラ 」
うさぎB「確かに(藁) ヮタシ達、森とか田舎臭ぃところいかないんですけど(藁 」
うさぎA「てゆーか、今、小悪魔メイクで忙しいから話かけんなみたいなぁ(爆 」
僕  「^^;」
ARuFa 「だめだな・・・」
 
が、そんな中、心優しく情報を教えてくれた者がいた。
凄い反応だった。
僕  「あの・・・うさぎの住んでる森って知ってますか?」
リス 「知ってる知ってる!!」
僕  「本当ですか!? ありがとうございます!!」
いい人
そして、僕等はシマリスさんに教えてもらった森へ行った。

 
ARuFa 「ここか・・・」

僕  「確かに、同じ匂いがする!!」
この森ということが判明したのだが、この森のどこに僕の家がわからなかったので、
ARuFaさんと一緒に森の中を探すことになった。
広大
ARuFa 「それにしても広いなぁ・・・どこか高い所から、家の人の名前でも叫んでみれば?」
僕  「それはいい考えだね!!」
ダダダッ

僕  「おっぱぁぁぁぁぁぁぁい!!!!」
ARuFa 「なんでやねん。」
小ボケもしたところで、本格的に家を探すことにした。
 

時には、ARuFaさんの肩に乗せてもらったり、
 

時には、休憩したり、
 



時には、一緒に遊んだり。(森にも公園がありました。)
 

僕  「へそのゴマって何味〜♪ たぶん無味無臭〜♪」
時には、家に代々伝わる歌を歌い、テンションを上げたり、
 

そしてまた、休憩をしたりしながら家を探した。
そして2時間後、ようやく僕の家を発見した!!
やっと
僕  「ん・・・あ、ここだあああああああああああああああ!!」
ARuFa 「よかったな!!!」
僕  「うん! ありがとう!!!」
そして僕は、ARuFaにお礼を言って、お別れした。
後光
帰ってからは、母ちゃんからぶん殴られたり、父ちゃんからぶんなぐられたりもした。
 
〜そして数日後〜
うさ吉「お兄ちゃん! 鬼ごっこしよう!」
僕  「いいぜぇ!! 兄ちゃんの、瞬間エナジーサイクロンダッシュについてこれるかな!?」
 
つづく