幼き頃の思ひ出

 
僕には、4つ下の妹がいまして、
このサイトでは、「長女」という名前で何度か登場しています。
今日の記事では、僕と長女が小さい頃に体験したお話を書いていこうと思います。
では、どうぞ!
 
 
・・・それは今から9年前。 僕が11才、長女が7歳の頃のお話です。

 
今はアホみたいな僕ですが、ちゃんと幼少期はあったのです。今はアホみたいですけど。
そして同じように、今は鬼のように怖い長女にも、ちゃんと幼少期はありました。今日僕にラリアットをかましてきた長女にもです。
 
その頃の僕は、今と比べると大人しい方でしたが、十分にヤンチャBOY。
母親の怒鳴り声なぞ、CHA-RAヘッチャラ。母には Sparking! ではなく、スパンキングをされる毎日です。
長女はというと、今からは想像できないくらいの泣き虫で、僕は毎日のようにチョッカイを出して泣かしていました。そして母親からSparking!!の毎日です。
そんな僕等でした。
 
僕等家族は現在、千葉県に住んでいるのですが、この頃は東京都に住んでいました。
東京の家は、家自体は狭かったものの、何故かお風呂だけは馬鹿みたいに大きかったのを覚えています。
 

上手くやればお風呂場で側転くらいなら出来てしまう程です。 上手くできた試しはありませんでしたけどね。
さて、そんな家の敷地の3分の2を占めていたんじゃないか、という大きなお風呂。
この日、僕は一人でお風呂に入っていました。
 

 
これはこの話に関係無いのですが、
当時は何故か、お風呂に入った瞬間にオシッコがしたくなってしまいまして、条件反射のように尿意を感じていました。
 
しかし僕も小学5年生。 さすがにお風呂でオシッコなぞしません。
 

 
ほぅ
たまにしていました。
 
 
・・・話を戻しましょう。 
当時、僕は風呂場の扉を閉め忘れる事がたびたびありました。
しかし、一度浴槽に浸かってしまうと、風呂場が広いため扉を閉めにいくのが面倒なのです。
 
こんな感じ。
 
こういう時は、扉を閉めさせるために長女を呼ぶのが当たり前でした。
 
俺 「長女ー・・・長女ー! ・・・長女!!! 長女!!!!!!!!」
長女「なにー?」
 
長女
 
俺 「扉閉めて〜」
長女「いいよ〜」 ガチャリ
俺 「あっ! ちょっと待って!! 開けて開けて!!
 
ここでこの話を話す上で重要なことが一つ。
長女が扉を閉めた瞬間、何故か僕は猛烈にオナラをしたくなったのです。
 
・・・オナラというのは突然したくなるもの。 「え!? 今ですか?」という程に突然です。
特に冠婚葬祭中や、満員電車内では、何故かいつもの数十倍の確率でオナラをしたくなるものですよね。
オナラをしたくなった僕は、「普通にオナラをしたのではつまらないな」と思いまして、
少しの間考えた結果、『長女にオナラの音を聞かせよう』という結論が出たのです。人間としてどうなのか。
 
しかし、馬鹿正直に「今からオナラをします」と言ってからオナラをしたのでは面白くも何ともありません。
「オナラにはサプライズを。」それが僕のモットーだったのです。
そんな僕は、少々考え、
一発ギャグを長女に見せた後、オチとしてオナラをする。
と、いう結論に達しました。
 
長女を呼びとめてから、この計画を考えるまではわずか2秒。素晴らしい計画でした。
とりあえず僕は、まず長女に一発ギャグを披露することにしました。
 
長女「お兄ちゃん、何か用?」
俺 「見てろよ〜? ・・・シンクロナイズドスイミング!!!」
 
僕は浴槽に頭から潜り、お尻をお湯から出しました。
 
ドン!
これが小5の僕にできる精一杯でした。
水に顔を突っ込んでいるのでわかりませんが、きっと長女も笑っているはず!
そう確信した僕は、お腹に力を入れて、思い切りオナラをしました。
 
「ボッッ」
オナラの音は、水中の僕でさえ聴こえるほどに大きく、僕は大満足。
さぞかし長女も笑っているだろうと思い、僕は水面から顔を出しました。
そして、長女の顔をうかがってみると、
 
 
号泣
大泣きです。
オナラで人を泣かせることなんて、生涯初だった僕は戸惑いを隠せません。
しかし! 長女は、悲しくて泣いていたわけではなく・・・
 
長女 「ヒィーッヒッヒwwwwwwwお゛ぇっwwwwwwwww
笑い泣きだったのです。
 
まさか自分のオナラで長女が、泣くほど笑ってくれるとは。 僕は嬉しい気持ちでいっぱいでした。
しかし、長女の様子が変です。 何かを指さして笑っています。
 
長女 「うwwwwwうんwwwwwwwヒィーwwww飛んwwwww」
俺  「え!? え!?」
長女 「オナラwwwwwwwうんwwwww飛んでwwwww跳ねてww」
俺  「は!? 何が!?」
 
長女は何かを指差しながら、切れ切れに言葉を言っています。
訳のわからない僕は、長女の指さす方向を見てみると、そこには茶色い何かがありました。
 
BEN
それは小さくて丸く、固そうな、うんこでした。
しかしなぜ、お風呂場に小さいコロコロうんこが落ちているのでしょう。
 
長女 「うんこwwwwwwwwwwwwオナラでwwwwwwwww」
俺  「ねえ!! 何でうんこが! ねえ!!!」
長女 「オナラwwwwwwwwうんwwwwwwww飛んwwwwww」
 
その後、泣きながら爆笑する長女をなだめ、一体何があったのかを聞いてみました。
 
以下は、長女から話を聞いてわかった、長女の視点でのお話です。
 
まず、僕は「シンクロナイズドスイミング!」の掛け声で、水中からお尻を出しました。
 

長女が言うには、ここまではまだ大丈夫だったそうです。 僕にはすでにアウトな気もします。
しかし問題はここから。
長女が僕のお尻をまじまじと見ていると、僕はオナラを思い切り発射しました。
その時の様子を長女が言うには、
 
・・・
 
プルプル
 
ボッッ!
 
爆音のオナラと同時に、
 
ボッッ!!
何かが飛び出たそうです。
 
そして、その何かは、
 

 
ボッッ!
 
ギュァアッ!
!!?
天井と床に跳ね返り、こちらに迫ってきたそうです。
 
察しのいい皆さんならおわかりでしょう。 「何か」とかうんこです。
そう、僕は自分のお尻から、うんこをロケットのように発射してしまったのです。
それはつまり、長女から言わせてもらえば、
「急に兄に風呂場に呼び出され、兄が急に風呂に潜ってお尻を水面から出したと思ったら、
突然、爆音と共にうんこがロケットのようにお尻から発射された。」
と、いう事になってしまいます。 何だよそれ。
さらに言えばそのロケットは、天井に、壁に、床を乱反射して、こちらに向かってきたのだから恐怖ですよね。
しかし、そんな突然お尻ロケットが発射される状況を目の当たりにしたら、さすがに僕も笑い泣くでしょう。
 
長女
長女の気持ちが痛いほどわかります。
 
その後、僕は、その状況が見れなかった事を心の底から後悔しました。
だって見たいじゃないですか! お尻から飛び出て乱反射する姿を!
なので、ビデオカメラを風呂場にセットし、浴槽からお尻を出してオナラをする自分の姿を録画するなど、色々と努力したのですが、
結果的には、死ぬほど低俗なビデオが完成しただけでした。
 
 
・・・小学5年生が起こした奇跡。
今日、長女と昔の思い出について話していた時に思い出したお話でした。
人は人生に一度は奇跡を経験するもの。 僕の場合はこの事だったのでしょう。悲しすぎます。
しかし、長女と僕は、この事を一生忘れないでしょう。
いつか、長女が結婚式を開いた際、僕はこの事をスピーチしてあげる予定です。ははは!
みなさんは、お風呂でオナラがしたくなった時には、普通に泡を立ててした方が無難だと思います。
間違っても兄弟を呼びつけて、うんこを爆音と共に発射するような事だけはやめてあげてくださいね。
 
では、今日はこのへんで!
ではまた!