こんちは!!
突然ですが、皆さんは、ゲームなどでこのような現象を見た事がありませんか?
キャラが炎系のダメージを受け、お尻に火が付いてしまい、そのキャラが走り回る様子を。
ちなみに僕が知っているこの現象は、「スーパーマリオ64」で、マリオが炎に触れた時にこのような立ち振る舞いをしていたのを覚えています。
こんな感じで。
その時、マリオは、
マリオ「ハワワワワワ〜!!!」
と、叫びながら、地面をあり得ないスピードで走り回っていました。
そう、お尻に火がついた状態のマリオは、とてつもないスピードで走りだすのです。
これはマリオに限らず、僕が今まで見てきたアニメキャラやゲームキャラは、
お尻に火がつくと、見た事のないスピードでその場を走り回るのです。
そして今日。 この現象を改めて見た僕は、思いました。
「・・・これ、使えるな。」 と。
昔のことわざには『火事場の馬鹿力』というものがあり、
それは「火事などの追い込まれた状況では、人は驚く程の力を発揮する。」という意味でした。
これを利用すれば、人間の力を驚く程に引きだすことができるのではないでしょうか。
つまり、僕が言いたい事は、
「実際の人間も、お尻に火がついたら走るスピードが上がるのではないか?」
と、いうことです! 理にはかなっているはず!
さあ、思い立ったら即行動な僕は、早速撮影係の友人(ビット君)を呼び、公園へ。
大雨
大雨でした。
僕の普段のおこないが、いかに素晴らしいかがわかりますね。畜生。
今回走るコースは、全長25メートル程のフラットな砂地。
頑張る。
とりあえず、比較用のデータが必要なので、まずは何もないノーマルな形で走ってみましょう。
ビット「・・・位置についてー・・・よーい・・・・」
・・・
ビット「スタート!!!」
バッ!
シュバババ
ババババ
俺 「あ゛ぁ゛あッン゛!!!!」
ゴール!
久しぶりに全力疾走というものをしました。
吐きそう
俺 「・・・タイムは・・・っ?」
ビット「4.09秒です。」
―――――――――――――――
ノーマルタイム:4.09秒
―――――――――――――――
何もないノーマルな状態の僕の全力疾走。
早いのか遅いのかわかりませんが、これが僕の限界です。
どのくらい限界かというと、今の走りのせいで、次の走りまで1時間のインターバルをおいた程です。
死ぬ。
〜1時間後〜
・・・さあー! 完全復活! イエイイエイ!!
早速本題の、『お尻に火をつけた状態』で走ってみたいと思います!
はたして、火事場の馬鹿力はスピードに変換することができるのでしょうか?
ココです。
それでは、いざ、実験開始です!!
ビット「・・・位置についてー!」
・・・
ビット「よーい・・・スタート!!!!!」
ボゥッ
ズダダダダッッ!
お尻に着火と同時に僕はスタート。 お尻にはオイルを染み込ませた布がくくりつけてあります。
俺 「どわぁああアッチャッッチャアアアっチャッっちゃぁあああ!!」
ギャァアアア
炎は予想以上に大きく、僕のお尻はすでに限界を迎えていました。
ぁあああ゛あ゛
俺 「ンギャァッッチャアアアァァア゛アンアンアンン゛!!!!!」
炎はお尻だけにとどまらず、背中にまで達していました。死にます。
んあああ゛ぁ
そして僕の体は地面に接する時間がだんだん少なくなってゆき、
あああ゛あっっ!
ついには地面から飛ぶように走るようになりました。
そして、僕のお尻は何度か爆発を繰り返し、
ボンボボボン!
もう嫌だ
そして、ゴールと同時にお尻の火の玉は落ちました。
俺 「ああーーー!! あぁ゛ーー! あーーー!!!!」
跳ねまわる
あまりの熱さと興奮でゴール後も跳ね続ける僕は、なんだかんだでタイムが気になっていました。
俺 「タイム・・・・タイムは!!!?」
ビット「タイムは・・・・・」
俺 「・・・・・」
ビット「3.05秒です。」
―――――――――――――――
ファイアータイム:3.05秒
(ノーマルタイム:4.09秒)
―――――――――――――――
ノーマルタイムが4.09秒なので、1秒以上もタイムが短縮されました!!
コンマを争う陸上競技の中で、1秒もタイムの差をつけるというのはとんでもないことです!!
俺 「うおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」
嬉しさのあまり雄叫びをあげる僕。
しかし、この雄叫びは、嬉しさだけのものではありませんでした。
死ぬ
お尻のダメージへが思ったよりも高く、僕の鋼鉄のお尻を持ってしてもこの熱さ。
並の人間には到底実用的ではありません。
というか、自分の目から確認できない場所が異常な程に熱いというのは、ここまでの恐怖なのでしょうか。
常に炎の「ボボボウ」という音が付きまとっているなら、そりゃあスピードも上がりますよ!!
少しだけ、マリオ達の気持ちがわかった気がしました。
実験結果
『火事場の馬鹿力はスピードに変換できる!』
しかし、お尻へのダメージも深刻でした。クソくらえです。
足を速くしたい方も、興味本位も方も真似しちゃダメですよ!!
とりあえず僕は、もう一生やりたくありません。
それでは! 今日はこのへんで!
ではまた!