静岡旅行ダイジェスト! 1

・・・それは、ふとしたきっかけから始まった―――
1ヵ月程前に、僕がなんとなく口にした、
 
俺 「旅行に行きたいなぁ。
 
という言葉。
この言葉を発した時は友達のシモ君と一緒に遊んでいる時でした。
僕のこの何気ない一言にシモ君は賛同してくれ、
シモ 「俺も旅行に行きたいぜ。おちんちんモミモミ。」
と、意気投合。 シモ君の言葉の後半はウソですごめん。
そんなこんなで「いつか一緒に旅行でも行くかァ」と結論づけてから1ヵ月。
まさか本当に旅行に行くとは誰が思っていたでしょうか。
その後、度重なる会議の末、
僕とシモ君は静岡県への旅行に行くことになったのです。
男二人で。
 
と、いうことで始まりました! 静岡旅行ダイジェスト!
つい一昨日の8月27日に、僕とシモ君で千葉県から静岡県へ、200キロ以上離れた旅をしてきました。
つきましては、その旅の出来事を今日・明日をかけてダイジェストでお届けさせていただきます!
それでは、どうぞ!
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8月27日
当日の朝。 僕は早朝4時に起床しました。
 
いっそ殺せ
大学も夏休みに入り、普段は13時頃に起床していた僕にとって、この時間帯の起床は地獄の苦しみでした。
だって考えてみてくださいよ! 普段よりも8時間も早く起きているんですよ!?
普段21時に寝て7時に起きる人ならば、21時就寝の23時起床ですよ!? 2時間しか寝てない。うたたねか。
 
しかし、旅行も始まっていない頃からくたばっている暇はありません!
僕は、部屋のカーテンと窓を開け、朝の光で目を覚ますことにしました。
確かこの時間帯には、綺麗な朝焼けが見えるはずです。
 
俺 「朝焼けを見るのも久しぶりだなぁ。」
そうして窓を開けて見ると、
 
サァァ・・・
小 雨
小雨でした。朝の光の代わりに雨粒が僕の顔にかかります。
あまりに旅行日和な天気に涙があふれました。
しっかーし! 天候にテンションを左右されるなど、ド素人もいいとこ!
「旅行の日に雨が降る」これも立派な思い出ではないじゃないですか! 素晴らしい!
そんなこんなで僕は、集合場所の千葉県「津田沼駅」に飛んでゆきました。
 
イッエーイ!
 
津田沼駅に着くと、5分くらいしてシモ君が到着。
俺  「よっす!! 最高の天気だな!!!」
シモ 「本当だよ!!!!」
若干ヤケです。
 
今回、僕等は交通費の節約のために「青春18きっぷ」を使用して千葉県から静岡まで行きます。
青春18きっぷ』とは、一日分、電車が乗り放題になる特別なきっぷ。 一日乗り放題が5つ(つまり5日分)ついており、11500円。ただし、新幹線や私鉄では使えない
 
1枚さえ買ってしまえば、2人で共有することもできるので、僕等はこの切符を割り勘で購入。
5回分の内、行きで2回(人)分消費、現地に一泊して、帰りに2回(人)分。計4回分を消費する計算です。
しかし、この切符は新幹線や私鉄が使えないため、ゆっくりと時間をかけて電車を乗り継ぐしかありません。
ですが問題はナッシング! 準備段階に絶大な支持を得る僕は、事前に静岡県までのルートを印刷していたのです!!
 

ジャーーーン!
俺 「ジャーン! 印刷してきちゃいましたー! これで静岡までいけるね!」
シモ「いや、俺、iPhoneで調べられるんだけど。」
 
シモ君
俺 「え」
シモ「iPhoneで調べれば、いちいち印刷しなくても済むじゃん。」
俺 「すなわち紙くずじゃねーか。」

1時間かけて調べた移動経路が、取り出して10秒で必要無くなりました。
 
さて、今回旅行で向かう先は静岡県と書きましたが、さらに細かく僕等の向かう先を書くと、
1日目に、静岡県は「富戸駅」という駅に行き散策。 その後同じく「浜松駅」へ行き、ホテルに一泊。
2日目には、「浜松駅周辺」を散策して、千葉に帰宅という感じです。
 
・・・と、いうことでまずは、千葉県「津田沼駅」から、静岡県「富戸駅」を目指します。
ガタンゴトン
電車内では始めこそ談笑していましたが、早起きのためでしょうか、1時間も電車に揺られる頃には二人とも爆睡していました。
 
また、僕等は普段あまり電車に乗らないため、今回の旅では乗ったことの無い電車にたくさん乗れました。
その代表が、「戸塚駅」で乗ったこの電車。
 
広い窓
せっかくなので広い窓のある一番先頭に乗ろう! と、意気込んでシモ君と先頭車両に座ったのですが、
バックします。
まさかの逆走。 爆笑しました。
僕の隣にはおばさんが座っていたのですが、
俺 「逆走ですねwwwwwwww」
おば「ですねwwwwびっくりしたwww」
俺 「一言でいうと、『斬新』ですね!」
おば「良い思い出だわ〜!」
と、見ず知らずのおばさんと仲良くなれました。 逆走で広げよう友達の輪!
僕等はバックしながら目的地を目指します。
 
景色は素晴らしい
 
 
途中、「伊東駅」という場所に寄り道をしました。
何度途中下車してもOKなのが、青春18きっぷのよいところですね。
いっそのこと、改札口の境目で反復横跳びでもしてやろうかと思う程です。
 
伊東駅で降りた僕等ですが、次に電車が来るのは約1時間後。
僕等は暇を潰すために、伊東駅附近を散策することにしました。
 
案内板
シモ「どこいくー?」
俺 「ジュディ・オング資料館行こうぜ。」

シモ「いや、いかん。」
俺 「その辺歩こう。」
 
真実の口
その辺を歩いていたら「真実の口」がありました。 ローマの名物が伊東駅にあるだなんてお得ですね!
もしくはここはローマだったのでしょうか。 青春18切符でローマに行けるとは素晴らしいです。
 

ムカついたので目を突いておきました。
 
伊東駅を思う存分散策した後、僕等は目的地の富戸駅を目指し、再び電車に乗り込みました。
行くぜ富戸!
 
ちなみにこの電車はかなり長く乗車します。
僕等は暇になってしまい、それぞれのカバンを漁って暇つぶしのできそうな物を探しました。
 
俺 「・・・んー・・・あ!! すごいものがあった!!!」
シモ「何?」
俺 「黒ひげ危機一髪!!!!!」
 


俺 「・・・の、黒ひげだけ。」
 
どうしろ、と
 
 
そんなこんなで数時間後、車窓からの景色はどんどん緑が多くなり、
ついに僕等は第一の目的地、『富戸駅』 に到着しました!
 

実はこの富戸駅は、「ぼくのなつやすみ」というゲームの舞台となった場所なのです。
シモ君はこのゲームの大ファン。 ならば現地に行こうじゃないか! ということでした。
僕もこのゲームは大好きなので、僕等はテンションが馬鹿上がり。
ホームにある案内板を、顔ハメと勘違いしてしまう程でした。
 
本気で間違えた。
俺 「・・・やっぱこれ顔ハメじゃないのかも」
シモ「そりゃそうでしょ!」
俺 「すごい低い位置に穴があって、腰がすごい痛かった。」
観光客の腰を次々と痛めさせる顔ハメだなんて、どこまで残虐な人間が作ったのでしょうか。
 
富戸駅はとても自然の多い場所でした。 田舎好きの僕としては胸が躍ります。

 
駅から少し歩くと、地面にめり込んだヘビがお出迎え。
 

なんと素敵な場所でしょう。 今まででヘビが地面にめり込んでいた駅は初めてです。
 

駅は山の傾斜の中腹にあるような感じでした。
駅を出て左に進めば登り坂、右に進めば下り坂が続いています。
僕等は左に進み、ひたすらの坂道を登ることにしました。
 

さすがは自然の多い場所。 野生の蛙も大きいですね。
 
俺 「結構坂道がキツイなww」
シモ「だね・・・! 」
俺 「アキレス腱に良いね!」
そんな冗談を交えながら僕等はひたすらに登り坂を上ります。
 
 
〜20分後〜
先程の道はまだ整備されていたのですが、そこから先はほとんど整備されていない登り坂。
この果てしない登り坂の先に一体何があるのか。 それさえわからないまま僕等は登り続けます。

しかし僕等はこの坂を登り続けます!! 必ずや、この坂を登りきってみせます! 
 
 
〜1時間後〜

もうだめ。 疲れた。死ぬ。
ひたすらに続く、らせん階段のような坂道。
僕等の足は棒のようになり、オイルの切れたブリキのロボットのように足が悲鳴をあげています。
「あの木まで行ったら、次はあの木まで行てみよう」と、励まし合いながら僕らは進んでゆきました。
するとどうでしょう。 僕等の目の前に一件の喫茶店が現れました。
 
感涙
感動し過ぎて涙が出ました。
砂漠をさまよう旅人が、オアシスを見つけた時はこんな気持ちなのでしょう。
僕等は迷わず喫茶店に駆け寄り、天に感謝し、そしてここに喫茶店を立てた店主に感謝しました。
やー!
 
そして、喫茶店に入店。

 
店員はおばさんが2人。 快く死人同然の僕等を迎えてくれました。
おば 「いらっしゃいませ〜!」
俺  「どうもです! 歩いてここまで来ました!」
おば 「ええ!? ここまで!? 普通車でやっとの道ですよ!?」
俺  「oh・・・」
 
その後、僕等は店員のおばさんに、この坂を登り続けると何があるのか、などを聞いてみました。
すると・・・
 
おば 「この坂を上るとね、でっかいゴジラのオブジェがあるのよ!」
シモ 「・・・!!」
俺  「ゴジラ・・・!?」
なんと、僕等が登っていた険しい坂の上には巨大なゴジラが待ち構えているとのことなのです!!
これは見に行かなくては! 是非見に行かなくては!!
僕等は喫茶店で軽食を済ませた後、意気込んで坂を再び登り始めました・・・
 
〜〜〜〜〜〜 
 
静岡旅行ダイジェスト 2へ続く