僕は、約3年以上前から愛用している携帯電話があります。
この携帯電話とは様々な場所へ一緒に行き、共にその3年間を過ごしてきました。
苦しい時も、楽しい時も、高い壁も共に乗り越え、深い密林も共に切り抜けました。
そんな僕の相棒、携帯電話くん。
それが今日、ほぼ真っ二つになってしまいました。
ほぼ
1年くらい前から連結部に小さな亀裂が発生し、それがだんだん大きくなって、この状態に至るという訳です。
少しでも開こうとすると、今にも完全なる真っ二つになりそうな勢いです。
亀裂
昨日の夜の時点では、まだまだ全然繋がっている状態だったのですが、
今日の朝、目覚めると携帯が僕のお尻の下にありまして、それが決め手になったのだと思います。
僕は以前も、買って一週間くらいの携帯を尻でぶち割ったことがあるので、これが僕のお尻の2人目の犠牲者という訳ですね。
1人目の犠牲者
まさに人食い尻。 僕の尻は人間兵器にまでなってしまいました。その内アメリカから兵器としてのオファーが来るでしょう。
さて、携帯電話が壊れてしまっては修理に出さなくてはいけません。
僕の家の近くには、携帯ショップがありそこに修理を頼めるのですが、ただ修理を頼むのも何だか物足りません。
そんな中、「ショップのお姉さんにも修理を楽しんでもらいたい!」という僕のサービス精神が爆発し、
僕は、ショップのお姉さんをできるだけ笑わせてみることにしました。
ならばやることは一つ。
僕は、携帯の待ち受け画面を、去年の大晦日の「ウツドン」のコスプレに設定しました。
これ
これを、
こうしました。
では、準備も万端。 近所の携帯ショップへ参りましょう。
ドーン
ドーン
武器を持ったところで自信もたっぷり、僕はショップに入店しました。
店 「いらっしゃいませ〜」
明るい店内に、明るい店員さんの声が響き渡ります。
店内はお客さんが5〜6人おり、それぞれの客がそれぞれの店員さんにカウンターで相手をされていました。
俺 「あの、携帯の修理をして頂きたくて来たのですが・・・」
店長「では、こちらの整理券を持ってお待ちください。」
俺 「はい。」
見るからに店長らしき男性が、「整理券あんだから取れよカスうんこぶりぶり」と言いたげな目で、僕に優しく接してくれました。
整理券の番号は「1番」。 なら必要ねーだろ。
僕が整理券を取るか取らないかのタイミングで、店員さんがこちらに来てくれました。
店員「こんばんは、故障でしょうか?」
俺 「はい、ここのつなぎ目が割れてしまって、ハーフ&ハーフになりそうなんです。」
店員「こちらにお掛けください。」
俺 「はい。」
僕は、カウンターに腰かけ、自分の携帯を畳んだまま店員さんに差し出しました。
店員「ありがとうございます。どこを修理なさるのでしょうか。」
俺 「あの、携帯が真っ二つ寸前でして、開こうとすると今にも割れそうなんです。」
店員「なるほど・・・あ、一応画面が映るかを見たいので、開いてみていいですか?」
俺 「はい! あ、気を付けてくださいね! そっと開けてください!!」
店員「はい。」
そう言って店員さんは、ゆっくりゆっくり僕の携帯を開きました。そこにウツドンがいるとも知らずに。
そして、やっと画面がギリギリ見えるくらいの開き具合になった時、店員さんはほんの少し開いた隙間から画面をのぞき込みました。
で、ほんの軽い気持ちで、店員さんは僕の待ち受け画面を見ようとするじゃないですか。
そうしたら、目に入るのがこの画像なわけじゃないですか。
再現
なんだよこれ
店員「んぉ゛っ! んん゛っ! おっぼ!! ・・・ごっほ!!ゴッホ!」
当たり前のようですが、店員さんは突然セキ込み始めました。
明らかに肩が震え、表情が引きつり、言葉が切れ切れです。
しかし、僕はあえて気付かないふりをします。
俺 「どうでしょうか。」
店員「画面は・・・・う・・・ゴホッ! 映るみたいです・・・」
俺 「どんな画面でした? 変な表示のされ方はしていませんでしたか?」
店員「ん゛っ! いえ、大丈夫でしたよ!」
俺 「一応、もう一回見て頂けませんか?」
店員「はい・・・・」
店員「ボォウッ!!」
俺 「どうですか?」
店員「・・・・・・・(深呼吸)。 大丈夫です! ゴブッ!」
俺 「そうですか。よかったー!」
その後は、修理の手続きなどです。
この辺は事務的な説明なため、店員さんも慣れているのか、冷静でした。
店員「〜〜〜で〜〜〜なので、〜〜〜の手続きのために、ここにサインを。」
俺 「はい」(カキカキ)
店員「これで修理の手続きはできました。」
俺 「ありがとうございます。」
店員「それでは、こちらが代用機です。修理の間、お使いください。」
僕の携帯が修理に出されている間、代わりに使う携帯を店員さんが貸してくれました。
これ
俺 「おお、かっこいい。」
店員「こちらの方、万が一お客様が壊してしまった場合は、5250円頂きます。」
俺 「そうなんですか・・・。」
店員「はい、他のお客様も使いますので。」
俺 「質問なのですが、その『壊れる』という範囲はどのあたりまでを指すのですか?」
店員「そうですね・・・・明らかに『故障している』と判断できる場合ですかね。」
俺 「真っ二つになるとかですか?」
店員「はい、あとは、画面が割れてしまったりですとか、」
俺 「ボタンが一つ残らず爆発するとか。」
店員「もちろんです! あとは、水没してしまったりとか。」
俺 「あ、じゃあ、ウツドンに食べられたりしてもだめですね。」
店員「ッッそうですね・・・・!! ゥッホン゛!!」
地道に攻めます。
しかし、店員さんを爆笑させて腹筋を64個に割らせることはできませんでした。
その後、話はデータ移動の話に。
修理に出す僕の携帯の画像データなどを、代用機に引き継ぐのかという話です。
僕の携帯には、それはそれは色々なデータがあるので、引き継ぐのは当然お願いしました。
店員「それでは、データ移動に30分程かかりますので、お待ちください。」
俺 「あ、じゃあ僕、その辺で買い物してます。」
店員「わかりました。」
〜30分後〜
そして30分後、スーパーの袋を下げて入店した僕を迎えてくれたのは、先程とは別の店員さんでした。
一体、先程まで僕の相手をしてくれた店員さんはどうなってしまったのでしょうか。
しかも新しい店員さんは、何かもう始めから爆笑していました。
店員「こちらwwww重要な書類となっておりますwwwwwww」
俺 「ありがとうございます。わざわざすみません。」
店員「そしてwwwwこちらがwwww代用機ですwwwwwwwww」
俺 「大爆笑じゃないですか!!!」
店員「いやwwwwwあのwwwwwww」
俺 「見たんですか?」
店員「何をwwwwwwwwwwwwっですかwwwwwwwww」」
絶対見てんじゃねーか。
そして僕は、代用機と書類を受け取り、お家にに帰りました。
間接的ではありましたが、店員さんを笑わせることができてよかったです!
店員さんの間で僕は、「ウツドンの男」として語り継がれる事でしょう。
みなさんも、携帯ショップに行く際は、待ち受け画面を少し変えてみてはいかがでしょうか!
とりあえず僕は、この代用機を、修理が終わるまでお尻で潰さないように気をつけます!
では、今日はこのへんで!
ではまた!