お腹が空いたら危険なあいつを

【ご注意】
今回の記事には「虫」が、それはもうドアップで写っていたりします。
虫系の苦手な方は閲覧をご遠慮頂き、
こちらのリンク先で心を落ち着けて頂ければ幸いです。
つまり、後から文句を言っても無駄だぞ!ってことです。
 
 
こんちは!
学校から帰る電車内で喪服の集団に囲まれ、何か自分だけ礼儀知らずみたいな感じになったARuFaです。
配置的には完全に囲まれていたので、囲碁なら取られていましたね。
さて、そんな僕ですが、僕の家のベランダには最近スズメバチが飛びまわっています。
スズメバチ 
スズメバチと言えば大変凶暴で、毒針を持っているのが特徴です。
その毒はかなり強力らしく、毒針に刺された後にハンマーで殴られると高確率で命を落とすみたいです。怖いですね。
で、その原因を探るべく僕は、
「そんな危険なスズメバチが何故ベランダにいるんだ! 巣でもあるのか!?」
と、昨日の午後を使ってベランダを隅から隅まで調べ上げました。
するとぴったしカンカン、案の定スズメバチの巣を発見したのです。
 

発見っていうか、なんか、取っちゃった。
何か、あの、勢いでオラァーって行ったら、アレ、取れました。
と、いうことで、今僕の手の中には蜂の巣がある訳ですが、こちらの巣の中をのぞいた僕はビックリ。
 
俺 「ヒィッ!!!!!!
 
何と、巣の中にはたくさんの蜂の幼虫がいたのです。(ここから虫登場)
 
 
イヤアアア
つまようじで引っ張り出すと幼虫が出るわ出るわ。もうポロンポロンです。
 

まんまるに太った幼虫は全部で8匹。これが全部スズメバチになったと思うと恐ろしいです。
さて、こちらの幼虫ですが、何だか美味しそうですよね。
岐阜県あたりでは、蜂の幼虫を食べる習慣があるとか無いとか。
以前テレビで蜂の幼虫を食べているのを見てから、僕も蜂の幼虫を食べたくて仕方なかったんです。
どうせこのまま殺虫剤で殺してしまうならば、せっかくですし僕の血となり肉となってもらいましょう。
 

ということでタッパーに入れて、暗い所で1日おいて糞出しをさせることにしました。
糞出し→野性の虫などを食べる際に、絶食させて体内の糞を出させること。
蜂の幼虫がフンをするのかすらわかりませんが、一応やっておいて損はないでしょう。
 

〜一日後〜

一日経って見てみましたが、特にフンはしていなかったのでこのまま調理することにしました。 
時間は夕食時・・・。 家族は美味しそうな固焼きそばを食べています。

しかし僕はこの固焼きそばを断り、幼虫たちに全てを捧げることにしました。
これが男と男の約束というものなのです。もはや僕達に種族の壁はありません。
同じ星に生まれた同じ生物・・・違いがどこにあるのでしょうか!?
そう、僕等は仲間! 僕等は友達なのです!!
 
うおおお!!
ララァーッ!!!
ということで調理を開始します。
調理法は特に決めておりませんが、この世の食べ物は甘辛くすれば大体美味しくなります。
そのため、今日は「ハチノコの甘辛炒め」を作りましょう。
 
コロコロ
箸を使用すると体を傷つけてしまいそうなので、フライパンを揺らしてコロコロと転がしながら炒めます。
するとだんだん香ばしい香りが漂い、非常にお腹が減ります。
しかしこの時に油断をすると、熱々の幼虫の身が跳ねて大変危険なので気を付けてください。
死ぬかと思った
こうなります。
 

良い感じに炒まったら、醤油と砂糖を混ぜた物をほんの少しくわえて味付け。
軽く味をからめたらすぐに火を止めて、盛りつければ完成です!
 
 

「ハチノコの甘辛炒め」
 
少ない
8匹なのでアホみたいに少ないですが、我慢します。
では、早速冷めないうちにいただいてみましょう!!
 
ドキドキ
蜂の幼虫を食べるのはもちろん生まれて初めて。胸がドキドキです。
それでは、一番大きいのを一匹取りまして・・・ 
 

俺 「いただきます!!」
 
あーん
 
パクリ
覚悟を決めて奥歯で噛みしめてみると・・・
 
モグ・・・
 
「プチリ」
 
OH
素敵な音と共に、何かが口の中に広がりました。初めての衝撃です。
僕はその"何か"を舌の上で転がします。
 
・・・
・・・
・・・ンフッ
これは・・・
  
ンフフフフ
これは・・・!!
 
爆笑
これは!!!!!!
 
うおおお!!
めちゃくちゃ美味い!!!
 
口に入れた瞬間、砂糖醤油の甘辛い味が口に広がり、鼻からは香ばしい香りが抜けていきます。
そして身を噛んでみるとクリーミーな味が口に広がり、甘辛い味と調和するのです!
白飯!!
ご飯も進むススム!! 何杯でも行けてしまいます。
 
これはやばい
気が付けば、二口目に箸が伸びていました。
 
爆笑
イエイ!
そして、あっという間に食べきってしまいました。 これは驚きです。
 
今までセミヤモリも食ってきましたが、その中でもこれが一番美味しいかもしれませんね。
しかも、調べてみたところ蜂の幼虫にはかなりの栄養素が含まれているとか!
まさに「逆・泣き面に蜂」! 良いこと尽くしですね。
これからは、蜂の巣を見たらヨダレが止まらなくなってしまいそうです。
みなさんも、どこかで食べる機会があれば是非食べてみては!?
では、今日はこのへんで失礼します!
ではまた!
 
 
 
 
断然
固焼きそばの方が美味かった。