こんちは!
開け放った窓から突然カブトムシが飛んできたので、ノーバウンドでキャッチして外に全力投球しました。
ですが一瞬の事でしたので、カブトムシではなくおはぎだったかもしれません。ARuFaです。
野性のおはぎだったのなら、外に投げ返さないでムシャムシャ食べていれば良かったですね。逆は死ねるけど。
さて、そんな僕は中学1年時よりメガネをかけているメガネ男子です。
期間としては約9年間過ごしてきました。つまりは親友です。
その9年間の間には4〜5回メガネを買い変えているんですけどね。
ついこの前は、アスレチックに行った際に水のステージにて落下し、池のモクズとなって消えましたし、
その時の写真
その前のメガネは、森で遊んでいたらレンズがブチ割れましたし、
その前のメガネは、洗濯をしてしまい、太極拳をしている最中のような形になってしまいましたし・・・。
・・・などなど、メガネ愛好家に知れたら確実に撲殺されるような仕打ちをしてしまっていました。
何が親友だ。
さて、そんなメガネ男子の僕は、今日一大決心を致しました。
それは・・・
コンタクトレンズをつける
と、いうことです。
・・・それはつまり、9年間付き合ってきた親友との別れを意味します。
常に一緒に遊び、たまに喧嘩をし、たまにレンズをブチ割ってきた友達との別れは非常に悲しいことです。
というのは嘘で、別にクソ程も悲しくなんてなく、むしろコンタクトレンズは昔から憧れていたのです。
年数で言ってしまえば、中学1年生の時にメガネをかけた瞬間からコンタクトレンズに憧れていましたからね。
キャリアで言えば、コンタクトレンズも9年間も僕の頭の片隅あった訳です。
では何故、コンタクトレンズを9年間も我慢していたのかと言いますと・・・
「怖い」からです。うん。
そう、怖いんですよ! 何ですかあれ! 目の中に!? レンズを!? 馬鹿が!!!
原始的、あまりにも原始的です。見えないからって体内にレンズを埋め込むとか爆笑です。抱腹絶倒です。
言っちゃえばメガネが眼球に入っちゃってる訳ですよね。アグレッシブ過ぎだろ。
・・・では何故、そんな恐怖のコンタクトレンズをつけようと決心したのかと言いますと、
俺 「まあ・・・夏だし。」
と、理由だからであります。言ってしまえば暇だったからです。だってやることないんだもん。
やることが無いならそりゃ、コンタクトレンズも付けますもんね。
さて、コンタクトレンズが付けられるようになるまでの手順としては、
―――――――――
1.眼科で診察
2.医者から「コンタクトレンズ、付けてええんちゃう?」という書類をもらう
3.コンタクトショップでレンズを付ける
4.下痢。
―――――――――
という感じらしいのです。
まずは診察ということで、僕は電車に乗って眼科へ行くことにしました。
せっかくなので家族にもその事を伝えておきましょう。僕がコンタクトにすると言えば驚くはずです。
リビングに行くと長女がテレビを見ていました。 一丁言ってやりましょう。
俺 「コンタクトレンズにしてくるねー! ボッヒョホッフ〜ン!」
長女 「ああ。」
これでもかと言うくらい無気力でした。他人に対する感情は死んだのでしょう。
仕方が無いので飼い猫にその事を伝えても、「ご冗談を」みたいな感じになりましたし、何だか心配になってきました。
ご冗談を
そう、思えばこの辺りから僕は薄れていた恐怖を、再び感じ始めたのです。
「もしかしたら、コンタクトレンズをつけたら失明してしまうのではないか」
・・・そんな事すら考えるようになってしました。
一度そうなってしまうと、不幸な妄想の連鎖は終わらず、頭の中でぐるぐると反復するたびにそれはどんどん恐ろしくなっていきます。
そして、しまいには、
「もしかしたら、コンタクトレンズをつけた瞬間に死ぬかもしれない」
という境地にまで立ってしまいました。ここまでくると僕の心情は死刑宣告を待つ囚人です。
地元の駅のホームには、こんな落書きもありました。
「BN+10N」という落書きです。これはつまり、
B:ブチ殺してやる N:何故コンタクトにするのだ +10N:10回程殴り殺す
という、僕がこれから卒業しようとしているメガネ達からの恨みの落書きでしょう。
つまりは僕は隙あらばメガネに撲殺されてしまう運命。こりゃあ気が抜けません。
しかしこれだけに留まらず、さらに僕の恐怖体験は続きます。
なんと、眼下に行く途中に出会うもの全てが、僕に「コンタクト、失敗するよ」と語りかけてくるのです。
例えば、こちらの可愛らしい子供が写ったパネルは、
「お兄さん、コンタクト失敗するよ!」
と言ってきますし、
さらに、こちらのギャルは、
「そこのあんた、コンタクトレンズが死因だよ。」
とか言ってきます。
もっと言うと、こちらの小学生なんて、
「「「 大 失 敗 」」」
なんて縁起でもない事を大勢で言ってきます。
挙句の果てには、
「俺は下半身が靴だけど、コンタクトレンズにはしたくないな」
と、下半身が靴の人にもコンタクトレンズを非難される始末。
あまりの恐怖におかしくなりそうでした。というか、この時点で結構おかしかったです。
そうこうしている間に眼科に到着してしまいました。
怖いですね。看板のロゴマークもこれ、古代エジプトの壁画に描かれているやつっぽいです。
意を決して眼科に入った僕は、受付を済ませ、アンケート的な物を書きました。
アンケート内容を簡単に説明すると、
「へえ、コンタクトにするんだ? なんで?」
「お前さ、週に何回コンタクトを付ける気なんよ? え?」
「つーか、生年月日いつ? って合コンかよ← 爆ワラ(笑)」
・・・みたいな感じでした。こんなチャラくはないですが、大体こんな感じです。
受付のお姉さんにアンケート用紙を渡すと、待合室で待つように言われました。
待合室では、ソファとテレビの距離が近すぎて笑いました。
テレビは離れて見るものではないのでしょうか。恐ろしいところです。
しばらくすると、視力検査等の検査をされ、身も心もヘロヘロになったところでコンタクトレンズが登場します。
ここからは、コンタクトレンズの付け外しの練習をします。
医者 「では、コンタクトレンズの付け外しの練習をしましょう。」
俺 「はい。こうですか?」
医者 「あ、すごい、まだ何も言ってないのに。」
俺 「え、あ、すみません! 一回取ります!」
医者 「ああ、何も言ってないのに取れちゃった。すごい。説明はいらないですね。」
俺 「え?」
フライングで脱着できちゃいました。チョロイ。コンタクトレンズ、チョロ過ぎる。
付けてみると以外と怖くないもので、多少はゴロゴロするものの死ぬ程ではありませんでした。
何より解放感が凄まじく、眼鏡のフレームがないだけでこんなにもスッキリするとは思いませんでした。
例えるのならば、視界に電線が一本も無い青空を初めて見た時の感動に似ています。
360°全てが細部まで見えるというのはこんなにも素晴らしかったのですね!
あの時の僕は、巣から出たミーアキャットよりもキョロキョロしていたと思います。
その後、僕はコンタクトを購入して家に帰宅。
ちなみにコンタクトレンズは7000円くらいでした。高けぇ。
眼鏡をかけていないと、何だか顔の雰囲気も変わってきます。
こちらが眼鏡をかけたときの僕。
そしてこちらがコンタクトレンズの僕です。
いやぁ、全然違いますね。 これ、写真が逆だったらごめんなさい。
目線のせいで訳がわかりませんが、見えない部分ほど大切とは言いますしね。耐震設計とか。
あ、あと、このコンタクトレンズは1日使い捨てなので、外した後に食べてみました。
・・・?
なんか、少ししょっぱいビニールテープを食べているようで、ご飯のおかずにもなりませんでした。
みなさんもコンタクトレンズは食べない方がいいかもしれませんね。
ともかく、これからは目線の奥ではチラチラとコンタクトな時があるかもしれません。
「あ、この日、コンタクト?」「お、今日は眼鏡じゃね?」「裸眼だ」と、僕の眼球の3変化をお楽しみいただければと思います!
それでは、今日はこのへんで!
ではまた!