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ワクワク! 誕生日にはプレゼントをもらおう!

どうもこんにちは、ARuFaです。
 
ニヤニヤ
ポカポカと暖かい春も本番、みなさんいかがお過ごしでしょうか。
さて、なぜ冒頭から僕が気持ちの悪い笑顔をしているのかといいますと、その答えはとても簡単!
 
なんと、本日4月21日は、僕の誕生日だからです!
 
バァァン!
Happy Birthday to me!!!!
 
ありがたいことに、本日をもちまして僕は22歳になりました。いやぁ、めでたいですね!
ここまで育ててくれた両親には感謝してもしきれません。
 
ウフフ
・・・さてさて、誕生日と言えば何よりも楽しみがあります。
それはズバリ、誕生日プレゼントです。
誕生日プレゼントとは、誕生日を迎えた人に渡すプレゼントのこと。
それは誕生日のメインであり、最重要事項であり、そして全てであります。
そう、本日の僕は誕生日プレゼントをもらえることが楽しみで仕方なかったのです。そりゃ顔もニヤけます。
ゲーム機パソコンバッグ新しい洋服CD・・・など、欲しい物はたくさんありますからね。
思い返せば、家族からも「欲しい物ある?」と数日前から聞かれていましたし、プレゼントは大いに期待できるはずです。
・・・そして、プレゼントをもらうということは、それに見合ったリアクションを返すのがマナーです。
と、いうことで本日の僕は、とても嬉しい誕生日プレゼントをもらった時のために、こんなものを用意しておりました。
 
手作りおめめ
『嬉しさのあまり目が飛び出しちゃった』的なアイテムです。トイレットペーパーの芯で作りました。
前々から欲しかった物を誕生日プレゼントとしてもらった際にこれを使えば、相手にウケることは確実です。
  
こうなります
もらった僕も嬉しい、あげた相手も嬉しい。まさに幸福の永久機関と言えましょう。
やはりこの辺の気遣いがデキる男のポイントです。この飛び出す眼球アイテムを存分に使ってやりましょう。
 
さあ、そんなことを話していたら我が弟、次男が出かけ先から帰ってきました。
 
次男
次男 「お兄ちゃん、今日誕生日でしょ?」
俺  「そうだよ。」
次男 「そうだと思って、プレゼントを買って来ましたよ。」
俺  「えっ! 本当に!? ありがとう!!」
 
キタ! 早速来ました! 次男が僕に誕生日プレゼントをくれるそうです。
「ちょっと待ってて」と言いながら、次男は自分のバッグをゴソゴソしております。
僕は飛び出す眼球を用意して、次男のプレゼントを待ちました。
 
ゴソゴソ・・・
バッグの大きさからすると、オシャレな小物や文房具などでしょうか!?
 
次男 「はい、プレゼント!
俺  「うおお!」
  

次男 「おみくじだよ。」
 
 

えっ
 

次男 「しかも小吉だったよ!」
 

えっ
 
次男 「お兄ちゃんの運勢を占ってあげようと、神社まで行って買ってきました。」
俺  「・・・・?」
次男 「結果は小吉でした! どんまい!」
俺  「・・・・????」
まさか、おみくじをもらうとは。
しかも、おみくじって自分で引く物ですよね。何で次男が引いちゃってるの?
知らない間に他人に自分の運勢を引かれて、そんでもって小吉とは酷すぎます。
むしろ次男の運の悪さを僕になすりつけられたかのような気分です。
予想していなかったプレゼントだったので、目も飛びださせることができませんでした。
 
・・・ですがまあ、これはあくまでイレギュラーな事態。そうそう起こることじゃありません。
次男は昔から天然なところがありますからね。次男らしいといえば次男らしいプレゼントでした。
次です。次のプレゼントに期待しましょう。
 
さあ、そう心を落ち着けていると、妹である次女がやってきました。
 
次女
次女 「お兄ちゃん、誕生日おめでとう! はい!」
 

次女 「プレゼントです!」
 
うっひょーーー!! 箱キタ! 箱が来ました!!
箱に入ったプレゼントということは、豪華なものに間違いありません!
ゲーム機、靴、バッグ、洋服・・・一体どれをくれたのでしょうか!?
 
俺  「わああ! ありがとう!」
次女 「あまり期待しないでね。開けてみて。」
俺  「おう!!」
僕は目を飛び出させる準備をしつつ、箱を開封しました。
 
ウオオオ!
 
 
パカッ
 
!?
 
「す」
 

次女 「『す』だよ!」
 

えっ
 
 

俺  「『す』ってなに?」
 

次女 「『す』は、『す』だよ!」
 

俺  「・・・・ひらがなの『す』?」
 

次女 「そう、『す』。」
 

俺  「す?」
 

次女 「す。」
 
 
パゴォッ
す!!!!!!!!!! 
なーーーーーんだよ『す』って!!! いらねーよ!!!!
大体いつ使うんだよ!!! 用途がねーよ!!!!!
アレか!? テストの最終問題の答えがアトランティスだとわかっていながらもペンのインクが切れちゃって、
どうしても『アトランティ』までしか書けなかった時に、これを貼りつけて『アトランティす』にするのか!?
 

なかなかねーよ!!!!
なかなかねーよ!! そんなシチュエーションなかなかねーよ!!
そんでもって多分不正解だよ!! テストでそんなイレギュラーな事をしてくる奴は多分不正解だよ!!
じゃあ結局どう使うんだよ!? っていうか次女はどう使ってほしいんだよ!!
 
・・・
俺 「・・・これ、どうやって使えばいいの?」
 

次女 「知らん。」
 

ノープランかよ!!!!
なんも考えちゃいなかったのかよ! その場のノリでくれたのかよ!!
むしろ色々想像しちゃって恥ずかしいわ! なんだよ「アトランティす」って!
・・・ですがまあ、これも誕生日プレゼントに変わりない事は事実です。
たとえ使い道がわからなくとも、これは次女が僕にくれた大事な贈り物。大切しなくてはいけませんね。
僕は次女にお礼を言い、『す』をポケットに入れました。
次に期待しましょう。そろそろ目も飛びださせたいですからね。
 
 
・・・さあ、そんな事を考えていると、こちらも妹である長女が声をかけてきました。
 

長女 「・・・誕生日おめでとう。」
俺  「ありがとう。」
我が家の長女は、家族の中でも非常に怖いことで有名です。
しかし、プレゼントを選ぶセンスは非常に良く、今までも様々な人の誕生日を盛り上げて来ました。
言わば、『誕生日プレゼントの神』と言っても過言ではないでしょう。
そんな神は何をくれるのでしょうか。
 
長女 「・・・はい、これあげる。」
 

長女 「みかんのネット。」
 
 
パゴォッ
神ッ!!!!!!!!
おい神!! 神おい! おい神おい、神おい!!!!!
なんだなんだ!? え!? どうするんだよ!! どう使えってんだよ!!
これどうすんだよ!? なあどうすんだよ!!!!?
こうするのか!? やっぱりこうするのか!!?
 

こうするのか!?!?!?
出荷されろってか!! え? 出荷されろってか!!?
大自然に囲まれてすくすく育ち、寒い冬に耐えながら美味しい実をつけろってか!!?
・・・ほぉ〜っ、ばあさんや、今年は良い実がなりましたなぁ、こら高く売れるでぇ。
そうですねじいさん、それもこれも自然の恵みのおかげ。いつまでも自然と仲良く過ごさんとねぇ。
その通りじゃなばあさん。これからも夫婦仲よく、そしてこの大自然とも仲良くに生きて行こうや・・・。
 

やかましいわ!!!
こちとら誕生日なんですよ。僕という人間が母親の身体からこの世界に出荷された日なんですよ。
そんなおめでたい日なんだから、もっといい物があるでしょう。
それを何すか、みかんのネットって。 どういうお考えなのでしょうか。
 

俺  「ねえ、なんでみかんのネットなの? どういう意味を込めてこれをくれたの?」
 

長女 「うっせぇ。
 

怖いな!!!!!!!!
ビックリした。すごくビックリした。なんか知らんけど怒られた。
これ以上関わるといよいよ肉弾戦になりそうな気がするので、長女からは離れた方が良さそうです。
何で僕の兄妹はこんなにも変なプレゼントしかくれないのでしょう・・・
 
・・・あ、そうだ、にもらいましょうに。
両親からすれば僕は可愛い息子ですからね。プレゼントも素敵な物をくれるはずです。
リビングにはさっきから父親がいるので、早速聞いてみましょう。
 

俺 「ねえ、今日誕生日なんだけど、プレゼントをくれてもいいんだよ?」
父 「あ。」
 

父 「すっかり忘れてた。
 

 
 

俺 「・・・あっ、じ、じゃあ、お母さんからもらおうっと。お母さんはどこにいるの?」
父 「お母さんは、友達と映画を見に行ったよ。
 

両親は僕の誕生日を忘れていました。
 
あ、ありえねぇ!!! どうなってんだこの家は!!!! 狂ってやがる!!!
この家には、家族の誕生日を祝うという気持ちがありゃしねぇ!!!!
もう駄目だ!!! この家はもう終わりだ!!!
 
ピンポーン♪
 
・・・すると突然家のインターホンが鳴りました。お客さんのようです。
 
ビット君
玄関の扉を開けると、僕の後輩であるビット君が現れました。何の用でしょう。
 
ビット「こんにちは。」
俺  「・・・何の用? 今すっごい落ち込んでるから、今日は遊べないよ。」
ビット「先輩、今日誕生日ですよね? だから誕生日プレゼント持って来たんです。
俺  「え?」
ビット「誕生日プレゼントを持ってきました。
 

うおおおおおおおおおおおお

おおおおおおおおおおおお

お゛おおぁああーーーッス!!!
キタ! キました!! ここで救世主が現れました!!!
やはり持つべきものは後輩、もとい友達ですよね!!
しかもビット君は若干引く程のリアル金持ちなので、こりゃあ期待しかできません。
ブランド用品はもちろん、高級な車をプレゼントされる可能性だった存分にあります!
 
俺  「なに!? 何をくれるの!?」
ビット「ふふふ、それはこちらの〜・・・」
俺  「うんうん!!! うんうん!!」
 
ゴソゴソ
 
 

ビット「ピクルス。」
 
ああああああああああああ

いらねぇええええええええ

いらねぇええええええええ

いらねぇええええええええ

いらねぇええええええええ
 
ピクルスて!! ピクルスって!! ピクルスって!!!!!!!!!!!
これにはさすがの僕も怒り爆発です!!!
俺  「おい!!! どういうことだよ!! ピクルスっておい!!! お前!!!」
ビット「あ、ちょっとまって。」
  

ビット 「う゛んッ! ん゛ン・・・ゴホゴホッ・・・う゛っん!!!
 

ベッ
 

ビット「いります?
 

 

いらねぇええええええええ

いらねいらねいらねいらね

いらねいらねいらねいらね

いらねいらねいらねいらね

ビット「いります?
 

ツバ!!!!!!!!

ツバツバツバツバツバ!!

ツバツバツバツバツバ!!

ツバツバツバツバツバ!!

ツバァァァァァァァ!!!!
 
落ち込みが限界突破して死にたくなってきました。
・・・それにしても何故、こんなにもみんな僕に冷たいのでしょう。
純粋に気になったので、ビット君に理由を聞いてみました。
 
俺 「ねえ、何でみんなこんなプレゼントしかくれないの?」
 
ビット
ビット 「だって先輩、僕の誕生日の時には木の枝しかくれなかったじゃないですか。」
 

えっ
 
次男
次男 「僕の時には軍手だったよ。」
 
次女
次女 「私には紙袋2枚。」
 
長女
長女 「私には砂利だった。」
 

父 「お父さんとお母さんはもらっていません。」
 
ビット
ビット「人にろくでもない物しかあげてないと、ろくでもない物しか返ってきませんよ。
 
 
 

良い事も悪い事も、他人にしたことは自分に返ってくる。因果応報とはこのことでした。
僕のようにならないよう、みなさんは他人の誕生日にも心を込めてお祝いしてあげましょう。
22歳の誕生日。僕は社会の仕組みを知り、少し大人になった気がしました。
  
ではまた。