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カップラーメンを褒めて伸ばす。

こんにちは、ARuFaです。

皆さんは、昔から教育現場などで使われている、「褒めて伸ばす」という言葉をご存知でしょうか。
子供を叱るのではなく、褒めることにより能力を伸ばすという意味の言葉です。
きっとこの記事を読んでいる方の中にも、叱られるよりも褒められたほうがヤル気の出る方がいるのではないでしょうか。
・・・しかし最近、僕はこの言葉に関してある疑問を持ち始めるようになってきました。
そう、「褒めて伸びるのは人間だけなのか?」という疑問です。
なにぶん地球上には人間の他にも様々な生物やモノが存在しますからね、なにも褒めて伸びるのは人間だけではないと僕は思うのです。
人間以外のモノを褒めて伸ばした時、一体何が起きるのか気になりませんか? 僕は気になります。
と、いうわけで本日は、こちらのカップラーメンを褒めて伸ばしてみたいと思います。
 
カップヌードル
そもそもカップラーメンは、熱湯を入れて3分以上経過するとどんどん伸びていくモノ。
しかし今回はただ麺を伸ばすだけでなく、ひたすらに褒めながら伸ばすので、もしかしたら何か不思議なことが起きるかもしれません。
そうですね、例えば褒められてヤル気を出した麺がスパゲッティ仕様になったり、スープがケチャップ味になる可能性もあり得ます。
まあ、そうなると完全にナポリタンなので困ってしまうのですが、ともかく褒められることによりカップラーメンに何か変化が現れるかもしれません。
そう! これはカップラーメンの歴史を塗り替える、全く新たな前人未到のチャレンジなのです。
・・・それでは、前置きはこのくらいにして早速参りましょう!
 

 
 

・・・さあ、歴史的な検証がついにスタートしました。
まずは熱湯をカップラーメンの中に注いでいきましょう。
 
ダバー
 
拍手
お湯を注ぐ際、ポットをワンプッシュするたびにカップラーメンを褒めてあげましょう。
「いいよ!」や「頑張ってるねぇ!」などの普通の褒め言葉から、「良いかやくしてるねぇ〜」などのカップラーメンの内面を褒めるといいと思われます。
カップラーメンにしても、熱いお湯に耐えている訳ですからね。むしろ今まで褒めてこれなかったのが申し訳ないくらいです。
 

さあ、そして、無事に内側のラインまでお湯を注ぐことができたらフタを閉じます。
この時も、カップラーメンへの声掛けを忘れてはいけません。
 

・・・いくよ? 閉じるよ!? ・・・はい閉じた! 閉じた閉じた! 大丈夫!? いけそう!? 頑張って!!
そうそう! 力みすぎないでね! 閉じてる閉じてる!! いい!? 手離すよ!! 離すからね!? ・・・はい離した!!!
 
ぱっ
閉じた〜〜〜〜〜!!!!!
 
感涙
「よく頑張ったね・・・ッ!!」
無事にフタを閉じることができたら、カップラーメンを思い切り抱きしめてやりましょう。
時には感情的に涙を見せて褒めてやるくらいが、カップラーメンとの信頼関係を結ぶことができるのです。
これならば、どれだけグレたカップラーメンでも心を開いてくれるはずですね。フタは閉じてるけど。
 

さあ、お湯を入れてフタを閉じたら、いよいよここから本格的にカップラーメンを褒めて伸ばしていきます。
様々な方法で、カップラーメンを褒めて褒めて褒めまくるのです。
 

「いやぁ〜、なんてスレンダーなボディなんだ!!『ボンッキュッボン』なんて目じゃない、『スッスッス』ですね!」
まずは外見を褒めます。長年変わらないそのフォルムは、カップヌードルにとってのベストプロポーションなのでしょう。ベタ褒めします。
 

「それにしても、パッケージのセンスたるや・・・くぅ〜! 痺れまんがな〜〜〜〜〜!!!!」
そして、長年変わらないと言えばこのパッケージですよね。
パッケージと言えばいわばカップラーメン達の服装。服装を褒められて気分が悪くなる人はいませんので、ここぞとばかりに褒めます。


飴もあげるといいでしょう。
 

手作りクッキーもあれば完璧です。
 

また、褒める際にスキンシップは必ず行います。
やはりお互いのふれあいも大切ですからね。言葉だけで褒めるのではなく、人の温かみに触れさせることが重要なのです。
ちなみにカップラーメンのフタは人の体温よりも高温でした。温かみっていうか、70℃くらいでしたね。
 

「うう〜ん、お美しい!! 最高のモデルですなぁ!!!」
さらにカップラーメンを褒めちぎるため、似顔絵を描いてあげることにしました。
似顔絵というのはその人の良いところを見つけて絵に描き表すものです。カップラーメンの良いところを見つけ出し、褒めながら描いていきます。
「お若いですね〜! 失礼ですがおいくつ・・・? え? 生まれて3分!? 素晴らしい若さですね〜!」
「おやおや良い香りが・・・その香水は醤油の香りですかンヌ〜〜〜〜???」
「目の前にベッピンさんがいるだけで、ぼかぁ幸せだなぁ・・・かぁええなぁ・・・ほんま・・・」
 

たくさん褒められて照れてしまったのでしょうか。カップラーメンの奴、フタの隙間から湯気を出してやがりました。いい流れです。
・・・そして、この後も僕は流れを止めずにどんどん褒めちぎり、最終的にはカップラーメンの血圧を褒めるというよくわからない感じになりました。
 

「それじゃあ測りますよ〜〜〜!! 楽にして下さいマドモアゼル・・・」
 

「ああ、締め付けられてるマドモアゼルも・・・素敵モアゼルです・・・」
「さあ、結果が出たモアゼルですよ!!」
 

「0モアゼル〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」
 

「死にモアゼル〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」
 

「トムソンガゼル〜〜〜〜〜〜〜〜〜」
なんだこれ。
 
〜2時間後〜


 
 

・・・さあ、そんな感じでいつの間にかトムソンガゼルを褒めていたりなどはしましたが、自分にできる限界までカップラーメンを褒めました。
普段は3分で完成のカップラーメンですが、2時間経った今、そろそろ伸びきっているはずです。
早速開けてみましょう。
 
お!
わぁ〜お!! 意外と美味しそうではなりませんか!!
完全にスープは無くなっており、しっかりと伸びきってはいるものの、ビジュアルは最高です!
 

「さぁーっすが、カップヌードルさんは違うわぁ〜! んんぽ〜〜〜素晴らしい!!」
食べる直前にまで褒めちぎり、最後のとどめを刺しました。
・・・それでは、長かった準備も整ったところでいよいよ食べてみましょう!!
果たして、2時間褒めて伸ばしたカップヌードルは美味しくなっているのか!?
 

「うう〜〜〜いただきまァーっす!!!」
 
ゾモモッ
  

「まっず」
 
・・・
「・・・・・・」
 

「まっず・・・・・・」
 
まだこんなに
 

「・・・・・・」
 

「・・・・・」
 
ヌヌッ
「・・・・・・・」
 

「うわぁ・・・・・・」
 
まだこんなに
 

 

 

 

 

 

 

「・・・・・・・」
 
ズズッ
 

「地獄だ。」
・・・最悪でした。悪夢でした。
歯応えやノド越しはまるでなく、悪い意味で舌の上で溶けますし、生温かくてとても不快です。
しかもなんとなく生臭い気もし、スープを吸って量も多くなっているので今までで食べたラーメンの中で一番不味かったです。
2時間も褒めてやったというのにこれじゃあんまりですよね。まあそのせいでもあるんですけど。
 
一応食べたけど
・・・さあ、ということで本日の検証結果はこんな感じです。
『カップラーメンは、褒めても味は伸びない』
よくよく考えれば・・・いや、よく考えなくてもわかることだったのです。褒めて美味しくなるワケねぇだろ。
皆さんは、褒めるとかはどうでもいいので、とにかく3分でカップラーメンを食べるようにしましょう。
そうすれば確実に美味しいラーメンを食べることができます。それが何よりの魔法のようなものです。
それでは、また一つ痛い目を見たところで今日はこの辺で失礼いたします。
ではまた!