アルバイトの面接へ!

こんちは!
昨日、僕と次男の2人で、1つの「スーパーカップ(アイス)」を分けることになりました。
そこで僕が、小さいスプーンを用意した後に、
俺「俺は、1すくい分だけでいい?」
と、聞くと、次男は大喜びでOKしてくれました。
なので僕はそのスプーンを次男に渡し、台所から持って来たオタマでアイスを根こそぎすくわせて頂きました。
そしたらブチ切れられました。 ARuFaです。
 
何ですかね。 別に「『スプーン』で1すくい」とは言っていないんですけどね。
何もそこまで、そこまで僕のひざを噛まなくたっていいでしょう。弟よ。
 
さて、そんな僕は今日、長女と二人でアルバイトの面接を受けに行ってきました!
突然ですがクイズです!
僕が今日面接受けたバイトは、何のバイトでしょうか!?
 
え? マグロ漁? いえ、そんな遠洋漁業はしません。
へ? カジキマグロ漁? いえいえ、そんな遠洋漁業はしません。
え? ふかわりょう? いえ、あんなにデヴィ夫人と仲良くなれません。
 
何ですか!? 当てる気あるんですか!? ひざを嫌という程噛みますよ!
答えは「郵便局での年末短期バイト」でした。 当たるか。
そう、僕は年末の郵便局でバイトをするべく、その面接を受けることにしたのです。
年末の郵便局のバイトというのは、年末年始に郵便局に行き、郵便物を仕分けたり郵便物を配るアレです。
実は、長女宛てに「郵便局でバイトせえへん? なあ、せえへん?」という内容の手紙が届いていまして・・・。
この手紙は、僕等4人兄弟の中で長女だけに届いた手紙、つまり残りの3人は対象外ということです。
長女は前々からバイトしたがっていたので、当たり前のように応募用紙に記入していました。
しかし、僕はめざとくも応募用紙欄の「お友達紹介欄」を発見。
そこに自分の名前を滑り込みで書きこみ、ダメ元で長女と一緒に応募してみました。
すると、何と僕にも「面接けえへん? なあ、けえへん?」という手紙が届き、
それにより、僕は今日、長女と二人で郵便局バイトの面接へ行ったという訳です。
なので、今日はその事について書かせて頂きます。
 
午前10時半。 僕等は目的の郵便局前にいました。
俺 「何で学校の制服を着てるの?」
長女「高校生は、面接を受ける時は制服らしい。」
俺 「面接官の趣味とかでなく?」
長女「知らんけど。あ、お兄ちゃんウンコ踏んだ。
俺 「ぅわァ・・・・・・・・」
幸先の良すぎるスタートに僕等は驚きを隠せません。
ウンコは靴の溝に入り込み、地面にこすりつけても少量は残ってしまいました。
結局僕は、靴にウンコを付けながら面接会場に行くハメになりました。
 
俺 「会場は郵便局のどこなの?」
長女「3階、らしい。」
俺 「持ち物確認するから読みあげて。」
長女「はい。 面接用紙、印鑑、学生書です。」
俺 「ウンコは?」
長女「ウンコは無い。」
無いらしいです。
ですが、もしかしたら面接官の方がウンコ好きの方かもしれませんので、最後まで望みは捨てません。
面接官「ほお! 君! 靴にウンコを付けているね!? どれ、見せなさい!」
俺  「はい! どうぞ!」
面接官「ほぉお! シブいウンコをつけとるなぁー! 君とは趣味があう!」
俺  「ありがとうございます!」
みたいな! そんな職場で絶対働きたくないですけどね。
 
局員の方に案内され、僕等は3階の待合室に通されました。
待合室は郵便局の食堂。 店は畳まれていますが、食堂という雰囲気が僕等の腹を空かせます。
待合室にはすでに、6人程の面接待ちの人々と、1人の全然関係ない掃除のおばちゃんがいました。
あるものはニヤリと笑みを浮かべており、あるものは机に突っ伏し、関係無いおばちゃんは食堂のテレビでワイドショーを見ています。本当に。
 
俺 「すでに戦いは始まっている・・・気を引き締めろよ?」
長女「足にウンコついてるのにね。」
 
6人のライバルは一言もしゃべりません。
沈黙の食堂に漂う空気とおばちゃんの見ているワイドショーの音が混ざりあい、室内はおかしな雰囲気に。
 
俺 「しかも俺のウンコがなかなか臭い」
長女「本当勘弁して。」
 
沈黙と、ワイドショーと、ウンコの香りの化学反応。 今にも時空が歪んで郵便局もろとも吹き飛びそうです。
ちなみに僕の受付番号は76番。 それはすなわち応募人数を意味します。
果たして76人の中で、面接直後にウンコを踏み、それを少なからず室内に持ち込んだ人間がいるでしょうか。
いいえ、きっと居ません。
 
俺 「つまり受かる・・・!」
76分の1の人材となれば、郵便局側もよだれを流して僕を取り合うでしょう。
 
局員「受付番号75番〜77番の方、こちらへ」
長女「はい。」
俺 「はい!」
おば「はい。」
俺 「・・・・!!?」
なんと、先程のワイドショーを悠々と見ていたおばちゃんは、面接志望者だったのです。
あまりにくつろいでいたので社員さんかと思いきや、バイト希望者だったとは・・・
 
俺 「最悪だ・・・」
長女「どうしたの?」
俺 「あのおばちゃん・・・多分、リピーターだ・・・」
長女「・・・!?」
 
待合室の張りつめた空気の中、あそこまでくつろげるのは、何度もこの仕事をしているから。と考えられます。
つまり、あのおばちゃんは合格することが確実なリピーター。
これにより、僕等76人の椅子取りゲームの一つの席が、あのおばちゃんに決まってしまいました。
果たしてウンコを会場に持参した男が受かるのか。 始めから嵐のようだった雲行きがさらに悪くなり、ついには竜巻を生みだした気分です。
 
僕、長女、おばちゃんが案内されたのは、面接会場の前の廊下。
ここで自分の番まで待機するそうです。
そこで面接形式の説明をされたのですが、今回の面接は、自分1人に対して面接官が2人の面接だそうです。
それを聞いて、長女が安心したような顔をしていました。
 
長女「ほぉ〜 2人か〜 よかったー。」
俺 「どうしたの?」
長女「いや、面接官が2人以上いたら嫌だなって思ってたから。」
俺 「・・・300人とか?」
長女「裁判じゃん」
 
そんな会話もしつつ待機すること十数分。 長女の番号が呼ばれました。
局員「75番さん〜」
長女「はい」
俺 「終わったら、郵便局の前で発煙筒焚いて待ってて。」
長女「うん。」
 
そして長女は会場の中へ。 僕もその後すぐに番号を呼ばれました。
面接会場に入ると、中は仕切りで分けられており、4つの部屋がありました。
 
局員「あなたは4番の部屋へ入ってください。」
俺 「はい!」
 
4番の部屋に入ると、まずは2つの椅子が置いてあるのが目に入りました。
そしてその奥には、長椅子にひじをついた面接官が2人います。
 
俺 「宜しくお願い致します!」
面1「はい、よろしく。」
面接開始です。 僕はウンコをお土産として持ってきてしまった身。
臭いが広がる前に、早い決着を望みます。
 
面1「ではまず、何故このバイトを希望なされたんですか?」
俺 「学校が遠く、短期バイトしかできない中、送って頂いた手紙を見て応募させていただきました。」
面1「なるほど。」
本当は「遊ぶ金欲しさ」です。 どこぞの犯行動機と同じです。
 
面1「この仕事は立ち仕事ですが、大丈夫ですか? 腰とか。」
俺 「腰ならビックリするぐらい丈夫なので、大丈夫です!」
面1「と、いうと?」
俺 「昔、色々あってお尻からガラスに突っ込んだ事があったのですが、」
面1「はい。」
俺 「無傷。」
面1「それは腰ではなく、お尻ではwwww」
俺 「近いじゃないですか! 同じようなものです!」
面1「部活はスポーツ系とかだったんですか?」
俺 「はい。」
面1「なら大丈夫ですね。」
それにしても、2人いる面接官の内1人しか喋りません。
面接官2は何を考え、そして何のタイミングを狙っているのでしょうか。
 
面1「何か趣味はありますか?」
俺 「え、はい。 趣味は作曲と、絵を書く事と、あと文章を書く事が好きです。」
面1「おおすごい! 作曲はどんな曲を!?」
俺 「え!? えぇーっと・・・あの・・・・」
面1「言いにくい曲ですか?」
俺 「あの・・・エビピラフの・・・・歌・・・とか、です。」
面1「え。」
 

 
すると、ついに2人目の面接官さんが口を開きました。 一体何を言ってくるのでしょう!
 
面2「僕もピラフ好きだよ。」
どうでもいいわ。
 
そしてそこから数分で面接は終了。
最後の方は面接官の方々が異様に顔をしかめていましたが、まさかウンコがバレたということはないでしょう。
帰りには、長女と一緒にレストランで飯を食って帰りました。

 
俺 「発煙筒焚いて無かったね。」
長女「持ってねーよ。」
俺 「こうやって2人でいると、カップルに見られちゃうね。」
長女「くまなく死ね。」
長女には散々の悪口を言われた挙句、飯題をおごらされました。
この出費により僕は、明日から1日200円以内の生活を余儀なくされました。遠足のオヤツの方が良いもの買えますよ。
 
今回の面接は、結果の合否に関わらず、11月の中旬に通知が来るようです。
今からその日が待ち通しいですが、多分2日間くらいで忘れるので通知が届いた時に思いだすでしょう。記憶のコールドスリープです。
合格した場合は、僕の年末年始はズタボロになりますが、それも人生経験!頑張ってきます!
では、今日はこのへんで!
ではまた!