空き缶は、ごみ箱に。

20XX年・・・人類は繁栄し、その数を増やしてきた。
しかし、数が増えるということは、人間の種類も多種多様になるということ。
全ての人間が、清らかで美しい心という訳ではなく、悪い心を持つ人間も、繁栄してしまったのだ。
 
ほら、ここにも空き缶をポイ捨てする、悪い心を持つ人間が一人・・・
 
ゴクゴク
悪 「・・・ップハァ! うめぇー・・・おろ? もう無くなっちゃったか。」
 
ポーイ
悪 「んじゃ、捨てるか。 また新しいジュースでも買ってこよーっと!」
 
テクテク・・・
 
平気で空き缶をポイ捨てしてしまう程、心が黒く染まってしまった人間。
このような悪人が、この世には何千何万と存在するのです。
 
しかし皆さんは、悪い人間をこらしめる妖怪がいることをご存じでしょうか。
悪人をこらしめ、その黒く染まった心を改心させる圧倒的存在。
そう、妖怪と人間の姿を持つ、妖怪人間を・・・!
 
悪 「さーて、近くにコンビニか自動販売機はあるかなぁ〜」

 
「待ちな!! ポイ捨ては許さないよ!!」
 
・・・!?
あぁ?
悪 「誰だぁ!!?」
 
 
バッ
 

「あたしは妖怪人間のボラだよ!!」
 
ギャーン!
 
悪 「・・・なっ!? 消えただと!!?」
 
「こっちだよ!」
 
 

 

 

 
ストッ
 
ギャーン
『空き缶はポイ捨て禁止! 拾いな!!』
 
グワグワグワグワ
悪 「ひ、拾います!! 拾いますぅ!! ひええええええーーーー!!」
 
・・・こうして男は缶を拾い、一目散に逃げて行った。
 
ボラ「・・・ったく! わかればいいんだよ、わかれば。」

 
・・・妖怪人間ボラは、今流行りの「早く人間になりたい系女子」。
しかし、悪い事をしている人間を見過ごすことはできないのだ。
そして、これを見ているあなた。
もしもあなたが空き缶のポイ捨てをしてしまった時、そこには妖怪人間ボラが現れることだろう。
どうか、お気をつけて。
 
 

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空き缶は、ごみ箱に。 
 
 
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〜背景と経緯〜
先日、街を歩いていたら、目の前を歩く男性が平然と空き缶をポイ捨てしていたので、
俺 「落としましたよ。これ。」
と注意したら、逆に怒られてしまいました。
そこで「これは妖怪人間の出番だな」と思い、長女にお願いしたところ、快く引き受けてくれたのです。
 
 
【元ネタ】妖怪人間 ベラ

【長女】

目は隠れていますが、目にも本格的なメイクがしてあり、かなりの再現度です。
なので目隠しはしたくなかったのですが、長女の意向で仕方なく目隠しをしました。
  
あまりにもメイクが怖いため、撮影後、家の中でもかなりの恐怖でした。
テレビ見てる
めっちゃ笑ってる
ちびった。
妖怪人間ではなく、もはや純粋な妖怪です。
 
こんな妖怪に出くわしたくない方は、空き缶はゴミ箱に捨てましょうね。
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