本日の悲劇

冬も本番、僕の住んでいる関東地方でも気温が氷点下になる日が増えてきました。
この時期になると木々は葉を落としきりますが、僕の友達は自転車で転んで歯を落としたそうです。
爆笑した
さあ、そんな冬本番の1月28日。みなさんはいかがお過ごしでしょうか。
 
僕はというと、前日から徹夜をして粘土細工をしていました。
 
紙粘土
というのも、実は明日は僕の友達の誕生日でして・・・
良い誕生日プレゼントが思い浮かばなかったので、友達の顔のオブジェを作ることにしたのです。
似顔絵ならぬ「似顔ブジェ」ですね。
友達もいずれさらに歳をとり、おじさんになるでしょう。
そんな時、僕の作った「似顔ブジェ」を見れば、当時の事を思い返せるはずです。
写真見ればいいけども。
 
そんな訳で僕は、深夜3時から友達の顔を粘土で作り始めた訳です。
真剣
この歳(20歳)になると昔に比べて粘土に触れる機会がなかなか無いので、なんだか不思議な気分です。
 
俺 「あいつは・・・もうちょっと・・・目がでかかったな・・・」
俺 「・・・もっと唇は小さいか・・・?」
俺 「・・・・髪の毛は・・・後ででいいや・・・」
・・・などと、僕は独り言を言いながら粘土をいじっていました。
他人にあげる物となると手は抜けません。
一生懸命写真を確認しながら粘土をいじること3時間・・・
早朝6時にやっと、友達の顔のオブジェ、「似顔ブジェ」が完成しました。
その完成系がこちらです。
 
 
 
化け物
文句は受け付けません。
完成度が全てではなく、心のこもった作品こそ真のプレゼントなのですよ。
とはいうものの、結構似てますよ。特に、眉毛とかおでこの辺りが似ています。
自分でも納得のいく作品になり良かったです。友達も喜んでくれるでしょう。
僕はこの紙粘土を乾かすために粘土をこのまま机に置き、布団に入りました。
 
放置
一晩も経てば、かなり乾くはずです。明日はヤスリがけでもして表面を加工しましょう。
僕は、友達の喜ぶ顔を想像しながら眠りにつきました。
 
・・・
・・・・・
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
そう、ここまでは全て思い通りでした。
全て順調かに見えたこの粘土細工・・・。
しかしこの後、僕を悲劇が襲うのです。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 
 
グラ・・・グラグラグラグラグラ・・・!
俺 「・・・ふぁ・・・・うお、地震だ!」

本日1月28日の午前7時過ぎに震度3程の地震があり、僕はそれにより目を覚ましました。 
 
俺 「・・・あ、粘土。乾いてるかな・・・」
まだ1時間程しか眠れておらずかなり眠かったのですが、乾かしていた粘土が気になりました。
僕は、布団から出て、机に置いて乾かしておいた粘土の方へ向かいます。
 
俺 「ギャ!!!

机の前に到着した僕は驚きのあまり叫んでしまいました。
ではそれは何故か。
 
・・・なんか・・・なんていうか・・・ 
 
 

こんなんなってるんですもん。
 
重いセロハンテープの台が僕の作った友達の上に乗っているのです。
恐る恐る、セロハンテープ台の隙間から粘土を覗いてみると・・・
 
ギャ
俺 「ギャーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!」 
見事に潰れていました。
 
10点
  
・・・このセロハンテープ台は、机の上のスペースに置いていたものでして、
多分、先ほどの地震の揺れで粘土の上に落下してしまったのでしょう。
ふざけんなよ
 
ともかく、僕の3時間が・・・徹夜が・・・全てパァです。
 
勇気を出して、セロハンテープ台をどけてみると・・・
 
俺 「ギャァアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!
 

凄まじい。 
 
あそこまで似ていた眉毛とおでこは見事に消滅してしまいました。
正面
僕の友達はこんなおせんべいのような顔なのでしょうか。いいえ、違います。
唯一似ていた眉毛とおでこも消滅した今、もはやこいつは誰なのでしょうか。
 

本当に誰だよ。
 
ともかく、もう時間的にも間に合わないので友達にはこれをあげますが、はたして喜んでもらえるのでしょうか。
僕のようにならないためにも、皆さんは重い物は不安定な所に置くのはやめましょうね。
 

まじで。