映画「おおかみこどもの雨と雪」を観ました。

こんちは!
最近の悩みは、やけにカラスから嫌われていること。どうもARuFaです。
ここのところ一週間で3回も襲われましたからね。僕が何をしたんですか。
そりゃあ、近くに巣があったりすれば怒るのも当然ですが、全然関係ないところで襲われるので困っています。
この前なんて、学校の帰りに食べていた焼き鳥をカラスに奪われましたからね。
「お前を焼いたのがそれですけど。」って教えてあげたかったです。
 
さて、本日は大学がお休みということで、僕は一人で映画を見に行きました。
観た映画のタイトルは「おおかみこどもの雨と雪」です。
この映画は、「時をかける少女」や「サマーウォーズ」で有名な細田守監督の最新作。
細田さんの作品はどれも好きなので、この「おおかみこども」も非常に楽しみにしていました。
僕は、「本当に楽しみな映画は一人で観たい派」なので、今回は単身で映画館へ乗り込むことにした次第です。
 
そんな僕は今日、12時に起床しました。
人が少ないであろう9時50分からの上映を観る予定だったのですが、あいにくタイムマシンを持っていないのでそれは断念。
予定をそっちのけで川に向かって鼻くそを飛ばす夢を見ていた自分を呪いました。
夢の内容が内容なため、悔やんでも悔やみきれません。
 
起床後、映画館のホームページで次に行われる上映時間を確認した僕は、とりあえず風呂に入りました。
好きな作品を見る前はお風呂に入るのが僕なりの礼儀。心も体も清め、最高の状態で見る作品は格別なのです。
 
俺 「最高の気分だ! まるで二人しておみくじの大凶を引いたカップルを遠くから見ているような気分だ!」
例えは最低でした。
 
映画館へは、自転車で30分程かけて向かいました。
僕が家を出た瞬間に「光化学スモッグが出た」という注意放送が流れましたが、構わず映画館へ向かいます。
 
クソ田舎
外はこの夏一番の暑さ、日差しは照り照りのピーカンカンです。
俺 「暑・・・これで体にタレを塗ったら照り焼きになるな。」
しかし、僕は夏が大好きなのでこの暑さは苦ではありません。
この暑さが、田んぼの香りが、入道雲が、全てが夏を表しています。
夏と言えばセミですが、まだシーズンではないか今日は1匹しか見ませんでした。
少し話しはそれますが、もしセミに生まれ変わってもシーズンをフライングだけはしたくないですよね。
だってよく考えてみてくださいよ。 ちょっと目を閉じて想像してみてください。
 
・・・あなたはセミです。暗く、音も無い土の中で7年間も一人ぼっちです。
土の中では地上での交尾のことばかり考えているあなた、7年間もムラムラしっぱなしなのです。
そして長い年月が流れ、ついにムラムラも限界に。いよいよあなたは地上へ出る決心をしました。
地中から地上へ土を掘り進めている間、あなたはこれから始まるめくるめく交尾に胸を躍らせます。
さあ、ついに7年間の総決算だ! さあメスよ! むしろオスでもいい! バッチコイ!
しかし、いざ地上へ行ってみると・・・・誰もいません。
そうしてやっとあなたは気付くのです。「やべ、フライングした。」と。
それからは鳴けど騒げど交尾もできず、小学校の登り棒のように股間を木にこすりつける日々。
そして一週間後・・・7年間の総決算として木に股間をこすりつけたあなたは、再び土へと還るのです。
 
俺 「せつねーよ!!!!!!!!!」
映画館へ行く途中に泣きそうになりました。 セミも大変なんですね。
可哀そうなセミにせめて応援くらいしてあげようと、僕は両手を振り上げてセミを元気付けました。
 

俺 「フレーーーー!!! フレーーーーー!!! セーーーッミ!!」
俺 「頑張れ頑張れセーッミ! 交尾! 交尾! セーッミ!!!」
 
夏の空に僕の甲高い応援が響きます。
遠くで農作業をしていたおじいさんが手を振ってくれたので、きっとおじいさんも交尾をしたいのでしょう。
僕も交尾をしたい気持ちは同じですが、おじいさんとは勘弁願いたいです。
 
 
・・・さあ、そんなこんなで映画館へ到着しました。
僕は早速チケットを購入しようとカウンターへ向かったのですが、
炎天下の中を自転車で爆走したせいか、頭がぼんやりしていました。
このままでは「『おおかみこどもの雨と雪』を1枚。」と言うつもりが、
「『おおかみこどもの天海祐希』を一枚」と言ってしまいそうで怖かったので、深呼吸をしてからチケットを購入しました。
天海祐希を1枚もらったところで、宝塚ですからねそれ。
 
チケットを購入した後は、すぐにスクリーンに入場し、いよいよ上映です。
田舎の映画館なのでスクリーン内には人が10人程しかおらず、非常に静かで最高のシチュエーションでした。
そしてついに「おおかみこどもの雨と雪」が上映されました。
 
〜上映中〜
 
 
 
〜終了〜
 
 
上映が終了しました。
ネタバレは一切しませんが、ともかく素晴らしい映画でした。
多くを語ることができないのが非常に歯がゆいですが、ここはグッと我慢します。
僕自身、この映画のネタバレだけは避けるために、映画を観るまでツイッター等を一切見ないようにしましたからね。
なので僕もネタバレになるようなことは言いません!
みなさん是非見ましょう! 言えるのはこれだけです!!!
非常に優しい気持ちになれる映画だと、僕は思います。
 
なんだこいつ
優しい気持ちなれたので、映画館内に居た怪物にもラリアットをせずに済みました。
僕が映画を観ていなかったら確実にアックスボンバーくらいはしていたので、映画を観ていてよかったです。

 
映画を観終わった後は、独特の多幸感と共に僕はお家に帰りました。
家に帰る途中の道で、田舎道特有のコンクリートに空いた穴に引っ掛かり、自転車ごとネコジャラシ林に突っ込んでしまいました。
 

ですが、そこから見た夕日がとても綺麗だったので、結果オーライでした。
自転車はパンクしました。
 
家に帰ってからは、映画の事を思い返しながら幸せな気分で夜まで過ごし、今に至るという訳です。
思えば、映画館へ行く事自体1年ぶり位なので、今日はとってもいい経験をしたと思います。
きっと今年はもう映画館へは行かないと思いますが、また来年に良い映画に出会えることを楽しみにしています。
重ねがさねになりますが、「おおかみこどもの雨と雪」は非常に素晴らしい映画でした!
みなさんも! 是非!!!!!
では、今日はこのへんで!
ではまた!