一生懸命バイト日記!

こんちは!
我が家の飼い猫が、日に日に臭くなっていくARuFaです。
飼い猫
だんだんお酢に漬けた甘栗みたいな臭いになってきています。
もしかしたら僕が今まで可愛がっていたのは、お酢に漬けた甘栗だったのかもしれません。
お酢に漬けた甘栗に毎日エサをあげ、お酢に漬けた甘栗を抱いて眠っていたのでしょう。
超怖いですね。
そして、これ以上臭くなっても嫌なので、明日お風呂に入れたいと思います。
 
さて、そんな僕は本日、早朝6時に起床しました。
本日は、教科書バイトがあるのです。
ではまずはここで、僕が春休みの期間だけしている教科書バイトの説明をさせていただきます。
 
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【教科書バイト】(ARuFaのワクワクアルバイト辞典より)
小、中、高校で新学期から使用する教科書を運搬、積み込み、輸送、販売する仕事。
必要なのは時速400kmのスピードで教科書を運ぶパワー! そして瞬間的に冊数を計算する明晰な頭脳!
そんなパワーとインテリさを兼ね備えた、眼鏡をかけた山賊のような人間が集まるバイト。それが教科書バイトです。
常人は半日で足腰が爆発し、「上下逆の方が楽ですよね〜」と言いながら逆立ちで帰宅する者もいた程。
それが約1ヶ月間続き、給料は乾いたパンとコップ一杯の水のみです。
そんな過酷な状況下で、なんと僕は3年もバイトをやり続けているベテラン勢。
職場でのコードネームは「舞王子【ダンシング・プリンス】」です。いやはや。
 

得意技は教科書を10km先の学校まで遠投する「速達空中運搬【エアメール】」ですね。
 
―――――――
 
・・・と、こんな感じです。正しい情報は最初の1行目だけです。。
ともかく、頑張って教科書を縦横無尽に運搬するバイトと思って頂ければ幸いです。
さてさて、そんなダンシングプリンスは、バイトのスタート時にお腹を壊してしまいました。
事務所から数キロ離れた作業倉庫までは、社長の運転する車での移動なのですが、本日は人数が多いというで2回に分けて人を運ぶことになったのです。
なので僕は後輩さんと2人きりで事務所に一時待機となったのですが、その時に僕は突然腹痛に襲われたのです。
レベルで言えば「腹痛」というより「腹スリー」。急を要する案件を突然抱えてしまったのです。
事務所(販売店)の入り口で待機していた僕ですが、このままでは店頭にとんでもない落し物をしてしまうと思い、近くのコンビニのトイレに行くことに。
その際の僕の機転を利かせた行動により、僕は何とか事なきを得ました。
しかし、気合い十分で臨んだバイトの開始直後に腹を壊した僕は出鼻をくじかれ、
そして何かのリズムが崩れたのでしょうか、そのせいでその後の作業でも、いくつもの失敗をしてしまいました。
 
〜〜〜〜〜〜〜
 

配達先の学校に到着しました。桜が綺麗ですね。
本日のお仕事の内容は以下の通りです。
 
1.学校へ教科書を運ぶ ↓
2.学校に教科書を降ろし、集計 ↓
3.倉庫に戻り、次の学校に持っていく教科書の数をキッチリ数えてトラックに積む ↓
4.学校へ教科書を運ぶ ※2〜4の繰り返し
 
こんな感じです。そして今は「1.」の学校に教科書を運ぶ段階という訳ですね。
僕、社長さん、後輩さん2人でチームを組み、一緒に教科書をトラックから降ろします。
この時、教科書の数は必ずや注文された数を守らなくてはいけません。
そう・・・たとえ教科書1冊でも、増減していてはいけないのです。
この段階で数が合わなくなると言う事は、倉庫から教科書をトラックに積み込む際にミスがあったということなのですが、
この教科書をミスをすることは我々の中では御法度とされ、失敗した者は八つ裂きにされてカラスの餌となります。
で、何故僕が急にそんなことを言い出したのかと言いますと、僕がミスをしたからです。
教科書を学校で数えている際に、
 
後輩 「5年生の社会科の教科書が15冊足りません〜」
後輩2 「こっちの6年生の社会も15冊足りません〜」
社長 「何だと・・・!? 社会科の教科書を出したの誰だっけ? ミスってるぞ。」
俺  「なんと3年目の僕です。」
社長 「頼むよぉ〜!」
俺  「すみません・・・」
怒られてしまいました。
また、「書写」の教科書も足りず、これは後輩さんのミスなのですが、後輩さんも怒られてしまいました。
 
そんな僕と後輩さんは、学校から倉庫へ帰る車の中で反省会をしました。
反省
 
俺  「やっちまいましたね・・・」
後輩 「ですね・・・まさかこんな失敗をするとは。」
俺  「そうだね・・・今後気をつけないと。」
後輩 「ですね・・・・」
俺  「・・・・」
後輩 「・・・・」
俺  「あれ・・・?」
後輩 「どうしたんですか?」
俺  「そもそも、僕達は失敗をしたのか・・・?
後輩 「え?」
 
僕の言い分はこうです。
俺  「・・・確かに今、僕達は教科書の数を間違えた。」
後輩 「はい。」
俺  「でも、この失敗があったことによって、次は失敗をしないよう気をつけることになる。」
後輩 「そうですね。次は失敗しなくなります。」
俺  「つまり、これは『次につながる失敗』ってことだよね?」
俺  「『次につながる失敗』ってことは、自分の糧になっている訳だから、これはある意味成功では!?」
後輩 「!?」
俺  「人間が失敗を積み重ねて成功を勝ち取る生物というのなら、その『失敗』すらも、長いスパンで見ると成功への道なんだ!」
後輩 「つまり・・・今回の件は成功だったということですね! なるほど!」
俺  「そう! つまりパーフェクトだったってことだ!」
後輩 「やったー! パーフェクトですね!!!!!!」
俺  「やったー! ノーミス! パーフェクト!! さすが3年目だぜイエーイ!」
この結果を社長に報告したところ、「んなわけねーだろ。」と瞬殺されました。
反省無きものに成功無し。今後はきちんと自分の非を認め、精進致します。すみませんでした。
で、その後は車の中で皆でなぞなぞをしながら倉庫に戻りました。
 
後輩 「じゃあARuFaさん。なぞなぞを出しますね。」
俺  「よしきた。IQが7万の僕が完璧に答えます。」
後輩 「『シャンデリア』って10回言って下さい。」
俺  「シャンデリア、シャンデリア、シャンデリア・・・・・・・・はい!」
後輩 「毒りんごを食べたのは誰?」
俺  「嫁。
俺  「・・・あ、シンデレラだ!!」
後輩 「ブッブー、毒りんごを食べたのは白雪姫でしたー!」
俺  「グワーやられたー!」
社長 「いや、『嫁』って何なんだよ!!!!」
俺  「こう・・・火サス的な・・・?」
俺  「っていうか、そもそもこれはなぞなぞじゃねーだろ。ふざけんな。」
みたいな感じで、わいわい話しながら倉庫に戻りました。みんなの仲が良いのがこのバイトの自慢です。
 

倉庫に戻った後は、教科書をトラックに詰めては学校に運搬の繰り返しです。
文字数の関係で省略はしますが、この運搬だけで僕はミスを連発。
教室でコケたり、かがんで頭をぶつけたり、必要のない箱を持ってきたり・・・
挙句の果てには、社長を教室に閉じ込めてしまうという土下座モノのミスもしてしまいました。
しかし、そんな僕を笑って許してくれる社長さんは本当に優しいと思います。
僕が社長の立場ならは、そんなバイトは地中に生き埋めにしてから一旦掘り出し、そして再び生き埋めにするでしょう。
 
そんなこんなでそれからさらに数時間後、バイトが終わり解散。
僕はあまりにも腹が減ったので、同じ方面の後輩さんと一緒に夕食を食べて家に帰りました。
後輩さん
「スタ丼」というアホみたいにボリューム満点の丼を食べましたが、完食してもまだ物足りませんでした。
・・・それだけ身体を動かしたということなのでしょう。
しかし、そのクセ失敗ばっかりするのでその様はまさに「てんやわんや王子【ダンジング・プリンス】」と言ったところでしょうか。
本日はアルバイトをとても頑張った1日でした!
現在進行中の学生のみなさん! 教科書は大事にしてくれよな!
あなたの使っている教科書は、ダンシング・プリンスが一生懸命運んだものかもしれません。
では、今日はこのへんで失礼致します!
ではまた!