兄弟対抗! カエルダンス選手権!

『ダンス』、それは感情の表現。
『ダンス』、それは全世界共通の言葉。
『ダンス』、それは魂のぶつかりあい!
傀儡(くぐつ)の身体に魂込めて、見せてやろうぞカエルの舞!
踊り踊られ踊らされ・・・一夜限りの大祭典が今始まる!
兄弟対抗!『カエルダンス選手権』!!

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さーあ、やってまいりました! 『兄弟対抗カエルダンス選手権』!
この選手権はカエルの人形をいかに上手く踊らせるかを競うという、暇人にしか成し得ない競技。
カエルの人形に命を吹き込み、情熱的かつ繊細であり、なおかつオリジナリティの溢れる踊りをさせるのです。
そして今回、この選手権に参加する暇人の方々は、こちらの我が家の四人兄弟です。
 
長男(ARuFa)
22歳
四人兄弟の長男であり、このブログの管理人。
長男としての誇りを大いに持っており、弟や妹たちを一生懸命悪い方向へと引っ張っていく。
 
長女
18歳
現役女子高生。いわゆる"JK"である。
しかしその怪物的な恐ろしさは、世の男達の持つJKへの理想をことごとく破壊し、心に深い傷を負わせる。
その昔、長男との兄弟喧嘩の際には、若干2歳にして酒瓶を武器として使用するという、生まれながらのデストロイヤーである。
 
次男
15歳
高校1年生にして、家での一人称が『オイラ』という素晴らしい逸材。
一般的には思春期真っ最中の年頃であるが、次男に至っては他人から「おっぱい」と言われて「ウヒヒ」と笑う程度なので非常に心配である。
 
次女
13歳
四人兄弟の末っ子であり、甘えん坊の次女。
中学校ではバドミントン部に所属しているが、室内スポーツの割には何故か肌が焼け過ぎており、背景のドアよりも黒い。
チンコが大好きであり、長男や次男の風呂上り時を見計らって覗いてくるため、注意が必要である。
 
・・・このろくでもない4人が、カエルの人形に命を吹き込みます。
それでは早速、くじ引きで決めた順番で発表してもらいましょう!
はたして、カエルダンス界の頂点に君臨するのはこの中の誰なのか!?
『カエルダンス選手権』スタート!!
 
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【No.1】次男
「静と動のコントラストをご覧ください。」
 

http://www.youtube.com/watch?v=HjDE3osna3U
 
まず1発目は次男のカエルダンス!
基本的にこのカエルダンスはBGMも自分で歌うのだが、次男いわく、
「オイラ歌いながらカエルも動かすなんて、一度に二つのことはできないよ。」
との爆弾発言をされたので、急きょ長男がアドリブでBGMを担当することに。
ダンスに関しては静と動を折り合わせたものであるが、BGMを長男に担当させている時点でオリジナリティという概念は消え、ダンスにもそこまで個性は見当たらなかった。
よって審査員(残りの3人)から与えられた次男の得点は・・・50点!
「一人称がオイラなので50点減点です。」(審査員談)
何とも厳しい判定! カエルダンスは波乱の幕開けだ!!
 
 
【No.2】長女
「ドメスティーニ。ドメスティーニ。」
 

http://www.youtube.com/watch?v=lSjOVYxVoq4

2人目は長女のカエルダンス!
ダンス開始時、登場のポーズの時点で息を飲んだ方もいらっしゃっただろう。
初見の方はあのグリンピースのお化けが、まさかカエルだとは思わない。
直後、謎の呪文「ドメスティーニ」を連呼し、狂気の沙汰のような踊りを乱舞。
しかし、その情熱的で魂を揺さぶるダンスはとても素晴らしく、人間の本能に訴えかけるような動きは感動を生んだ。
審査員から与えられた、長女の得点は・・・80点!
あまりにも素晴らしすぎるダンスに、涙ぐんだ審査員が最後まで踊りを見れなかったのが減点の理由である。
審査員だって人間。そういう時もあるのだ。
 
 
【No.3】次女
「見ている人が楽しくになれるように、元気のいいダンスを目指します。」
 

http://www.youtube.com/watch?v=hr6Y1h9qwR8
 
3人目は次女のカエルダンス!
しかしどうだろう。その画面の大半は突如乱入してきた飼い猫によって支配されてしまった。
観客、もとい審査員の心は飼い猫に奪われ、次女のカエルダンスは一向に頭に入ってこなかったのが現状である。
というか、次女は本当にカエルダンスをしていたのだろうか。それすらも定かではない。
何となく、カエルのパンツを脱がすという小ネタを挟んでいたような気もするが、全て猫に持っていかれてしまっていたのが残念である。
よって、審査員から与えられた次女の得点は・・・0.9点
「猫のせいでやったのか、やっていないのかわからなかった。0.9点をもらえただけでもありがたいと思って欲しい。」(審査員談)
このようなトラブルは、予想のできないカエルダンスの魔物というべきだろう。次女には運がなかったとしか言えない。
 
 
【No.4】長男
「カエルが生まれてから死ぬまでの一生を表現しました。」
 

http://www.youtube.com/watch?v=heKJNkLfonM

最後は長男によるカエルダンス!
土から這い出る形で誕生した生まれたてのカエルが、頑張って立ち上がろうと奮闘する姿は極めて感動的である。
自然界は弱肉強食・・・素早く立ち上がれないカエルは、他の動物から食べられてしまうのだ。
そして無事立ち上がること(二足歩行)に成功したカエルは、順調に育ち、青春を思いっきり楽しむのだ。
しかし思春期のある日、汚い手でチンコを触ったカエルは、チンコが炎症を起こして他界・・・。
まさに生命のはかなさを表した、感動作品といえよう。
よって審査員より与えられた長男の点数は・・・97兆2000億点!
文句無し!! 『カエルダンス選手権』の優勝者は・・・


長男だーーーー!!!
文句無し! まさに文句無し! 無し! 無し文句!!!
これはやはり、他の兄弟よりも長く生きている長男の教養の深さや、人間性がダンスに表れていると言っても過言ではないだろう。
「弟、妹達よ・・・早く俺に追いついて来い。」そんなメッセージをも、彼のダンスからは感じ取ることができた。
競技後、長男は「自分の精一杯の力が出せてよかった。正直長女のダンスが一番面白かった。」とコメントしていた。
 
・・・いかがだっただろうか。
今回はあくまで「カエルダンス選手権」であったが、どんな動物であろうとも人形さえあれば誰でもできるこの競技。
画面の前のあなたも、暇を持て余したら是非とも挑戦してみてはいかがだろうか。
97兆2000億点の世界記録を抜くのは、あなたかもしれない!
それでは、今日はこのへんで!
ではまた!