秘密兵器『たまご爆弾』を作ってみた。

こんにちは、ARuFaです。
突然ですが、皆さんは「たまご爆弾」というものをご存知でしょうか。
・・・僕は知りません。
僕が何故こんな事を突然切り出したのかと言うと、今日僕が電車に乗っている際に隣にいたおじさん2人組が、こんな会話をしていたのです。
 
おじさんA 「・・・なあ、『たまご爆弾』って作ったことある?」
おじさんB 「懐かしいですね! 小さい頃に秘密兵器として持っていましたよ!」
おじさんA 「な! でも結局使わずに持ってただけだったなぁ。」
おじさんB 「あ、私もです。今考えたら恐ろしい武器ですよねあれ。」
・・・と。
で、この会話を聞いた僕は「たまご爆弾って何よ?」と疑問に思い、しばらくおじさん達の話を盗み聞きしたのですが、
その結果、わかったことは以下のようなことでした。
 
1.たまご爆弾とは、卵の中身を抜き、そこにコショウを入れた秘密兵器であること。
2.たまご爆弾は、相手にぶつけて使うものであるということ。
3.たまご爆弾はあまりに非人道的な兵器であるため、誰も使ったところは見たことがないということ。
・・・以上この3点。何と魅力的な話なのでしょう。
おじさん達の話を聞き、たまご爆弾について興味が沸いてしまった僕は、家に帰るなり早速その魅惑の秘密兵器を作ってみることに。
ということで本日の記事では、そんなたまご爆弾の作り方と、その威力について書かせていただきたいと思います。
 
【秘密兵器たまご爆弾を作る】

おじさん達の話を聞く限り、たまご爆弾の仕組みというものは非常にシンプル。
卵の中身を抜き、そこにコショウを入れるだけという、子猿にでも作れそうなメカニズムです。
ということで、早速卵を用意しまして・・・
 

殻にキリで穴を開けて中身を抜きました。
卵の殻に穴を開ける際は、安全ピンなどで小さい穴を開けてからその穴を広げるようにすると綺麗な穴が開くはずですが、僕は失敗しました。
 

さあ、卵の中身を空っぽにしたら水で卵の中身を洗います。
この時、手に力を入れ過ぎてしまうと卵の殻が割れてしまうので気を付けてくださいね。
この時点で殻が割れると、「わざわざ卵の中身を抜いた後に殻を割る人」として、まるで変な性癖の持ち主のようになってしまいます。
あなたがもし「わざわざ卵の中身を抜いた後に殻を割る人」ではない場合は、細心の注意を払ってください。
 

そして、無事に殻を割らずに中身を水洗いできたら、今度はドライヤーで卵の内側を乾燥させましょう。
乾かしていると卵の殻が馬鹿みたいに熱くなるため、タオルで卵を包みながら乾かすことをオススメします。なんとなく母性も湧きますしね。
で、卵の内側を乾かし終えたら、今度は卵の中に入れる物を用意しましょう。
 
コショウ
おじさん達の話では、卵の中にはコショウを入れるそうです。
しかしコショウだけではダメージが少ないと思うので、今回はオリジナル要素として唐辛子も入れてみることにしました。
 
プラス唐辛子
分量などは気にせずに家にある分だけ入れてみました。と同時に我が家から唐辛子が消えた訳ですが秘密兵器のためとあらば仕方ありません。
どうせならダメージの大きな秘密兵器を作りたいですしね。唐辛子ならきっとその期待にも応えてくれると思うのです。
そしてやはり、コショウや唐辛子の粒子はできるだけ細かい方が皮膚に入り込みやすいので、それらをすり潰して細かくしました。
 
ゴリゴリ
すり鉢でゴリゴリとすり潰したのですが、その瞬間からとんでもなく刺激的な臭いがするので注意してくださいね。
また、別に触っていもいないのに手の平がヒリヒリと痛くなるので、それも注意してください。
ちなみに、撮影係の弟は逃げました。
 

まあ、懸命だと思います。僕も逃げたいですもん。
そしてすり潰すこと10分・・・コショウと唐辛子はこんな感じになりました。
 

写真ではわかりにくいですが、確実に細かくなっています。そして確実にくっさい。
そうしましたら、このコショウと唐辛子の混合物を卵に入れまして・・・
 
サラサラ
そして穴をテープでふさぎ、完成したものがこちらです!
 

『たまご爆弾』完成
見た目は普通の卵ですが、この中には地獄の苦しみを濃縮還元したような凶悪な粉末が入っております。
それでは、たまご爆弾も完成したことですし、早速これがどれ程の威力を持っているか試してみましょう!
 
【威力を検証してみる】

一応、家族の前で「たまご爆弾をやられたい人いるー?」と聞いたのですが、そんな奴は一人もいなかったのでこの身を持って検証します。
方法は至ってシンプル。たまご爆弾を顔面に思い切りぶつけてもらい、そのダメージを皆さんにお伝えするだけです。
とは言っても、所詮は食品を組み合わせただけですからね。食べて平気なものにダメージもクソもないでしょう。大丈夫です。大丈夫。
 

ちなみに、たまご爆弾を投げてくれるのは長女さん。
長女には常日頃からちょっかいを出しているので、きっと殺す気で投げつけてくれるはずです。
さあ! それではいよいよ、たまご爆弾の威力を検証してみましょう!
 

俺  「こいや!!!!」
長女 「くたばれ!!!!!!!!!!!」
 

 

 
 
ボゴォッ
あっ
 

あー
 

なるほどね。
 

はいはい
 

ですよね
 
やっぱそうだよ
「痛゛っでぇえ゛えあああああーーーッ!!」
死ぬほど痛かったです。
痛いというか熱い。いや、熱いっていうかもはや焼けてる
顔中が燃えるようでいて、目、鼻、口には電撃のような痛みが走ります。もはや息も満足にできません。
 
バタバタ
さらに言えば時間が経過するごとにそれらの痛みは加速していき、今にも顔が爆発しそうな勢いです。
時間が経つにつれて目からは涙が、鼻からは鼻水が、口からがよだれが滝のように流れます。
 
見えない
「水!!!! 水!!! どこ!!!? 水どこ!!!?」
事前に用意していた水を探すも、当然目は開けられないので手探りです。
これ程までの苦しみはなかなか味わえないと思います。僕が何か悪いことをしたというのでしょうか。
 
バババババ
何とか水にありつけてからは、しばらくずっと顔に流水を当て続けていました。
コショウや唐辛子の粒子を細かくすり潰してしまったせいでそれらが毛穴に入り、常に冷やしていないとどんどん顔が熱くなるのです。地獄です。
と、いうことで、「たまご爆弾」の威力はまさに秘密兵器の名に恥じないものでした。これはダメです。
 
結果:たまご爆弾はヤバい。
こんな爆弾を常日頃から作っていたなんて、電車のおじさん達が恐ろしくてたまりません。
そして、こんな地獄を味わうのは後にも先にも僕だけで十分なので、くれぐれも皆さんは真似をしないようにしてくださいね。

さもなくばこんな顔になります。ダメ、絶対。
・・・それでは、また一つやってはいけない事を学んだところで、今日はこのへんで失礼いたしますね。
もう寝ます。
ではまた!
 
 
【おまけ】

卵の中身はケーキになりました。