50音小説

こんちは!
今日は、50音小説に挑戦したいと思います!
50音小説とは → 50行からなりたつ小説で、上から「あ〜ん」の順の文頭で始める。(セリフの「」はOKとする。)
これを完成させることにより、頭の働きを良くし、多分異性にモテモテになれるという小説。

つまり、
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、マンモスだ!
いマンモスだなぁ・・・
お、こっちにきた!
、ちょ、マンモスこっち見てる!マンモス俺見てる!
となしくしてくんろー! 僕を食べないでけんろー!
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こういう感じで、小説を書いていくのです。
正直「ん」から始まる文で終わらせる小説だなんて、書ける気がしませんが、モテるために挑戦してみたいと思います。
では、頑張って挑戦してみたいと思います!
 
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「あんな体毛は反則だよな!」
急ぎ足で学校へと続く道を行く友達、ボブは、突然言い放った。
「うーん、あれは反則だわな!」
笑顔で返した僕だったが、何のことだかさっぱりわからず、その場の雰囲気に合わせただけだった。
幼い頃から仲の良かったボブは、アメリカからの留学生で、
かなり昔に日本に来たそうで、日本語は得意だったが、顔立ちは完璧にアメリカのそれだった。
脚力が人種的に日本人とは違うボブは、僕のペースに合わせて走ってくれた。ボブはとても優しい。
「くそー・・・ボブは全然疲れてなさそうだな!」
毛で全身を1m以上深く覆われているボブは、その毛をいかし、坂を転がりながら加速している。
こうなったら僕も、気が進まないがフォルムチェンジをするしかないようだ。
「サテライトマナグラフュージョン!!!」
瞬間、僕の身体は光に包まれた。 フォルムチェンジの始まりだ。
素肌からは、大量の体毛が生え、まるで僕は体長1.5m以上の巨大マリモだ。僕はボブを追い抜かした。
「せっけー! マジせっけぇし! まじフォルムチェンジとかズルだし! つかキャラかぶってるし!」
そんな僕の姿を見て、ボブがいじけてしまった。これはまずい。
ただでさえ、あの体毛のボブが、さらにフォルムチェンジをしたら一体どうなることかわかったものではない。
「チンチンチーン!」
ついにボブがフォルムチェンジの掛け声を始めてしまった。
手からは燃え盛る炎に包まれた体毛が飛び出し、足からは雷をまとった毛が生え始めた。
「と・・・とんでもねぇ!!!」
なすすべのないボブのフォルムチェンジに僕は言葉を失った。 炎と雷のマリモと、ただでかいだけのマリモの勝負。
にんじんが嫌いな子供でも、どちらが勝つかだなんて、目に見えている勝負だった。 が、その瞬間、
抜かれてゆく。僕は、一度追い抜いたボブにまた追い抜かれてしまった。
『ねぇ、知ってる? 髪の毛を爪ではさんで引っ張ると、想像以上にグルルルルン!って、なるのよ。』
脳内に、昔生き別れた妹の声が突然はっきりと聞こえた。 俺はまだ負けられない!!!!
「はぁぁぁぁぁぁぴゃあああああああああ!!!!」
光に僕は包まれた。最初のフォルムチェンジの光とは比べようも無いくらい強い光だ。
「フォルム!!セカンドチェンジ!!!」
「へ!?」
ほとんど勝ちパターンだったボブは、僕の2度目のフォルムチェンジに心底驚いていた。
マリモだった僕の体から体毛の翼が生え、僕は空を飛んだ。
ミャーオ!ミャーオ! 猫が鳴いていた。かわいい。
「無謀だ! 体毛で空を飛ぶだなんて!!!」
めいいっぱいの大声で、ボブが転がりながら僕に叫んでいた。
もうだめだ。奴には勝てない。と、ボブがたかをくくって僕を地面を下ろそうとしているのだろう。
「やーだよ! 俺はこのまま鳥になるんだ!! ヒョイヒョーイ!」
友人の助言を無視し、僕は空を飛び続けた。 が、その時だった。
欲に溺れ、調子に乗った僕は、空中で1回転をしてしまったのだ。 ノリで出来るかと思った宙返りは失敗に終わり、
落下して行く俺。 そしてそこで僕は気を失った。 3日は目覚めなかったらしい。
陸上に叩きつけられた俺は、頭を打ったらしく、フォルムチェンジも解除されてしまったらしい。 家の電話の
留守番電話には、ボブからのメッセージが残っていた。
「連帯責任だって俺も怒られちゃったよ。
労することを面倒くさがり、自分の体毛に頼った己の精神を反省した僕は、フォルムチェンジを封印した。
「忘れれものはない!?」 数日後、僕等はいつものように学校へと走っていた。 走りながら息
を切らしたボブが言う。  「あんな体毛は反則だよな!」
「んー? なにが?」 僕は、何のことだかさっぱりわからないフリをして、ボブと笑った。
 
おわり
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奇跡的に上手くまとまってしまいました。 なんということでしょうwww
正直「く」のところまでは真剣に書いていたのですが、話が広がらず好き勝手にやらせてもらいました。
これでもう僕はモテモテ間違い無しですね! バレンタインデーが楽しみですよウッヒョー!
みなさんも、もし時間がありましたら挑戦してみてはいかがでしょうか!
では、今日はこのへんで!
ではまた!