夏の天敵といえばそう、『蚊』。
特に、部屋の中に入り込んだ蚊はなかなかやっかいなもの。
どうせなら今すぐにでも叩き潰したい! はやくやっつけたい!
そんなあなたにオススメなのが、この「おとり作戦」です。
部屋の中心に裸の生贄をささげ、その生贄にたかる蚊を直接潰すという、画期的な方法です。
本末転倒
蚊をおびきよせるため窓は全開。 それでは早速、おとり作戦開始です。
潰す役は、最近腕力が出てきた次男に頼むことに。
蚊は、このスリッパで思い切り叩いて潰します。 思い切り。
俺 「プ〜〜〜〜ン」
次男「まだまだ・・・」
俺 「プ〜〜〜〜〜〜〜〜ン」
次男「まだまだ・・・」
俺 「プ〜〜〜〜〜ン」
次男「お・・・来たぞ・・・・」
俺 「プ〜〜〜〜〜ン!!!」
次男「よし!! 背中に止まった!!!」
ダダッ
グワッ
俺 「プ〜〜〜―――
次男「ダァラッシャッ!!!!!!!!!!!!!!」
パァンッ!!
俺 「あ゛ぁ゛ッン゛!!!!!!!!」
死
俺 「やったか!!?」
次男「だめだ逃げた・・・」
俺 「くっ・・・」
審議の結果、スリッパは蚊を潰す面積が広くて蚊を風圧で飛ばしてしまうということになりました。
と、いうことで、次からはこの布団叩きで思い切り叩く事にしました。
叩くのが本職
俺 「では、頼む。 プ〜〜〜〜〜〜〜〜ン」
次男「うむ。」
ていうかなんだよこれ。
俺 「プ〜〜〜〜〜〜〜〜ン」
次男「あ! さっそくいっぱい背中にいるよ!! すごい!!」
俺 「思い切りいけプ〜〜〜〜〜ン!!!」
ス・・・
次男「チェリャァアアアアアアアッ!!!」
シパァアンッ!!
浮いた
俺 「ンヅァッッ!!!!!!!!!!!!」
死
俺 「・・・・・・潰せた・・・・?」
次男「穴を擦りぬけて飛んで行った。」
俺 「・・・・・・。」
そしてさらなる審議の結果、穴の小さいテニスラケットで蚊を叩き潰すことになりました。
これで
次男「あっ!! すごい!! お尻にもう2匹止まってる!!!!」
俺 「は、早く叩き潰すんだ!! 思い切りいけ!!!」
次男「ガッテン!!」
ズワッ!!
次男「ダリャァアアアアアアアア!!!!!」
ボギャーーン!!
俺 「お゛イ゛ッッッ!!!!!!!」
死ぬ
ズコー
俺 「痛い痛い!! 首が痛い!!!」
次男「蚊がとんでも無いトコロに止まってるよ!!!!!」
俺 「え!!!!!!???」
スッ
ズドッ
俺 「うわ!!!!!!!」
たまや
そうして、僕は動かなくなってしまいました。
・・・この方法には欠陥があります。 考え直さなくてはいけません。
この後1時間ほど次男と討論をした結果、部屋にベープを置く事になりました。
今、すごい勢いで蚊が死んでいます。
別に、全裸で部屋の中央にうずくまり、その裸体を実の弟に叩かせなくてもよかったみたいです。
なんていうか、
僕も死にそうです。