『推理クイズ ガム』で推理をしよう!

 こんちは!
僕は小さいころからお菓子が好きで、今でもお菓子が大好きです。
その好きさたるや、毎日の三食がお菓子でも全く構わないと・・・いや、さすがにそれは勘弁してほしいです。
 
そんなお菓子好きの僕が今日もスーパーのお菓子売り場をうろついていると、とても素敵なお菓子を見つけました。

 
その名も『推理クイズ ガム』!!
袋を開けるとこんな感じになっていました。
 

袋の中には、何かしらの謎事件の内容が書いてあるカードと、ガムが入っていました。
このカードに書いている謎を推理して解けばいいみたいです。
それにしてもなぜ急にガムなのか。 推理クイズと一緒に同封されたガムも気が気でないはずです。
 
これは少し昔の話になりますが、僕の小学校の時の夢は「探偵になること」でした。
ちなみに幼稚園時代の将来の夢は「ペンギンになること」です。
さて、小学生と言えども一度は探偵を目指した僕にとって、この推理クイズガムは素敵なお菓子に違いありません!
 

ということで、調子に乗って4つも買っちゃいました。
今日の記事では、この4つの『探偵クイズ ガム』の中に入ったミステリーを、探偵ARuFaがスラスラと解決してみせましょう!
 
 
探偵ARuFa
本当はもっと探偵っぽい服を着たかったのですが、あいにく持ち合わせていませんでした。
でも、いかにも探偵っぽい格好をしていたらすぐに探偵だとバレてしまいますからね!
「忍者は、名が知られていないほど、優秀である」とも言いますし、いかにもな格好をしてしまってはいけないと僕は思うのです!
 
ちなみに、探偵クイズは次男に読んでもらうことにしました。
 
それでは、まずは第一問目から! 行ってみましょう!
 
 
【運の悪い強盗】
 

次男「宝石屋のMは・・・」
 


―――――――――――
宝石屋のMは仕事をおえて自宅でくつろいでいた。
すると電話がなった。親友のTからのひさしぶりの電話だった。
Tは、ちかぢか結婚することになったので相手の女性にプレゼントするダイヤの指輪を買いたい、という話だった。
「それはおめでとう。すばらしいダイヤの指輪をさがすよ」
と、Mはいった。ふたりはその話でもりあがり、長電話になった。
話の途中で、Mの家のベルがなった。
Mが玄関のドアをあけると、ふく面をした男が家にはいってきて、ピストルをMにむけてこういった。
「おれは強盗だ。死にたくなかったら、金庫にしまっている宝石をのこらずよこせ」
「いったいなんのことだ。うちに金庫なんてない」
とMはいいかえした。
「とぼけるな! おまえが金庫に宝石をしまっていることはわかっているんだ。いうことをきかないと撃つぞ」
「わかった。撃たないでくれ! まだ死にたくない」
Mは強盗のいうとおりにした。金庫をあけたとたん、うしろからあたまをなぐられてMは気ぜつしてしまった。
その強盗は金庫に入っている宝石をすべて自分のかばんにいれ、Mの家をさっさとでていった。
しかし、Mが気がついたことには、その強盗はすでに警察につかまっていた。

なぜ強盗は、あっというまに警察につかまったのだろう?
―――――――――――
 
若干長い事はさておき、僕は考えます。 何故強盗はあんな簡単に捕まったのか・・!
 
うーむ
そして考える事3分。 僕はひらめきました!!!!
 
!!!
俺 「わかったぞ! 自首したんだ!!!!
 
 

「違います」
 
俺 「ぐ・・・ならば・・・」
 

俺 「宝石が50トンあって、持ち運べなかった所を警察に捕まったんだ!
 

「違います」
 
俺 「これも違うのか・・・これは一体・・・」
結局この後も色々考えたのですが、僕はわからずじまい。
しょうがなく次男に答えを見せてもらいました。
 
答えはこうでした。
 

―――――――――――
Mは親友Tとの電話中のまま、玄関のドアをあけたのだ。
したかって、強盗とMの会話は受話器をとおしてTにきこえていたのだ。
TはすぐにMの家に強盗がはいったことを警察に通報した。

―――――――――――
 
普通か。
いたって普通でした。 てっきりもっとひねってくるかと思っていました。
いや、でもこれって事件の謎でもなんでもないですよね。 犯人捕まってるし。
犯人が捕まってるのに首を突っ込むだなんて、首が甲羅に突っ込んでるカメでもしませんよ。
つまりアレですよアレ! この事件は事件ではなかったと!
つまり僕は謎を解けなかった訳ではないのです! 本当ですよ! まじで!
あ、あと、
 

顔がすごいムカつくんですよ。 何ですかこの顔。 どっちが犯罪者ですかもう。
 
 
さてさて! 一問目から色々ありましたが、気を取り直して第二問目です!
どうぞ!
 
 
【残された遺書】
 

次男「事件の第一発見者であるジャックは・・・」
 


―――――――――――
事件の第一発見者であるジャックは刑事にこう話した。
「約束した時間にロバート教授の部屋をノックすると、ドアのむこうで銃声がしました。
あわててドアをあけると、部屋のおくで教授があたまから血を流してたおれていたので、すぐ警察に連絡しました」
ロバート教授は手に拳銃をにぎり、あたまを撃ってゆかにたおれていた。
教授の机のうえには、
「人生につかれたので、死ぬことにする」
と書かれた、紙きれ1枚の遺書がおかれていた。
机のうえのほかの書類はきれいにひとつにまとめられ、文ちんがのせられていた。
ほぼ自殺とみてまちがいなさそうだった。
ところが刑事は、教授の死体のしたにあった扇風機のコードにめをつけた。
コンセントは教授がたおれたときにぬけたようだった。
コンセントをさしこむと扇風機がまわりだし、机の上の遺書だけがふきとばされた。
そのあと、刑事はジャックにむかってこういった。
「教授は自殺じゃない。ジャック、きみが殺したんだ」
刑事はなぜ、ジャックを犯人だとかんがえたのだろうか。

―――――――――――
 
だから長いって。
もっと簡潔にまとめてほしいですよね。「教授、自殺かも。」で済むじゃないですかもう。8文字ですよ8文字。

しかし探偵としては、持ってこられた仕事は全てこなさなくては!
僕は、考えをめぐらせました。 何故ジャックが犯人なのか・・・
 
・・・
 
そして考える事10分。 ついに答えが出ました!
 
 

俺 「案外、自殺だったんだよ!!
 

「ちがいます」
 
違いました。 それではこの推理はどうだ!?
 

俺 「刑事が個人的に、ジャックのことを嫌いだったんだ!
 

「ちがいます」
 

俺 「ジャックは教授とデキていた!!」
 

「ちがいます」
 
 
・・・ダメでした。 このクイズは僕には難しすぎます。
ギブアップをし、次男に答えを見せてもらいました。
この事件の答えはこんな感じです。
 

―――――――――――
扇風機は教授がたおれたときにコードがひっぱられてコンセントがぬけてとまっていたのだから、教授が死ぬまえは扇風機がまわっていたことになる。
だから机のうえの書類はふきとばされないように文ちんでおさえられていた。
つまり遺書は、扇風機がとまってから誰かが机においたのだ。
したがって他殺となる。
そして「ドアのむこうで銃声がしました」と、自殺のようにいったジャックはウソをついていることになる。

―――――――――――
 
ややこしいわ。
ややこしいわ。 もう一回言わせてもらいます。 ややこしいわ。
どうしてこんな事するんですかもう。 みんながみんな悪いことをしなければこんなクイズも生まれないんですよ!
しかも教授とジャックがデキていない証拠だって無いじゃないですか! 何が「違います」だよもう!
あとやっぱり顔がムカつくんですよ!
 

なんだよこの顔! 怖いよ! ホラークイズじゃないんだよ!
 
・・・・・・・
・・・あっ、すみません。 ちょっと熱くなってしまいました。冷静に冷静に。
 
あ、あと、「推理クイズ ガム」は4つ買って、これは2つ目なのですが、
 

まさかのダブりで1つ分を余計に消化してしまいました。 教授は二度死ぬ。
 
と、いうことで次が最後の問題です! 次は絶対に正解してみせますよ!!
では、どうぞ!
 
 
【ひきにげの車をさがせ】
 

次男「新聞配達をしているケンジくんは・・・」 
 


―――――――――――
新聞配達をしているケンジくんは、ある朝新聞をくばっているときにうしろから走ってきた車にはねられた。
ケンジくんの体は空中になげとばされ、宙返りしてから地面におちた。
車はそのままにげさっていったが、ケンジくんははねられたときにその車のナンバーをしっかりみていた。
「ひきにげした車は赤色で、ナンバーは 61-89 です。まちがいありません」
大ケガをして病院にはこばれたケンジくんは、警察にそういった。
警察はそのナンバーの車をすぐにしらべたが、61-89ナンバーの車には事件当時、ほかの場所を走っていたアリバイがあった。
それに赤色ではなく白色の車だった。

ケンジくんはナンバーをみまちがえたのだろうか。
それからひとりの刑事がこの謎をとき、赤い車のひきにげ犯をつかまえることができた。
さて、その刑事が気づいた謎とはなんだろう。
―――――――――――
 
これはなかなか難しい問題ですね・・・、実に最後にふさわしい!
しかし!!! 名探偵である僕はこの謎の正体に気付いてしまいました!
これが、その答えです!!
 
 

俺 「全てケンジくんの夢だった!!
 

「ちがいます」
 
残念、違いました。
僕はもう一度考え直します。 こういう時こそ冷静が大事です。
 

20分程考えた所で、この事件の真相を発見することができました!
 

俺 「ケンジくんはただ自転車から宙返りして落ちただけなのに、車のせいにした!
 

「ちがいます」
 

俺 「車の色を変えてワープした!
 

「ちがいます」
 

俺 「刑事がひいた!
 

「ちがいます」
 

俺 「ケンジくんなんて最初から存在しなかった!
 




「ちがいます」
 
!!?
ドーーーン!!
 
グシャアア
はい、グシャグシャーー!! かーらーのー
  

ドーン! 
 

がはは!! グシャグシャ!!! はは!!! 
 
 

卵を割りーのー・・・
 

混ぜーのーーーー・・・・
 
 

ドーン!!!!
 

そんでもって
 

ドーーーン!!!
 

ガハハ!!! グシャグシャ!!! はは!!!
 
 
やったーー!
完成!! やったーー!!!!
 
わああ!!
美味しそーう!!!
そんじゃま、いただきまーす!!!

 

ドーン!!!! 
 

  

美味し〜い!!!
 
 
 
・・・・
・・・・・
 
・・・僕には、探偵は向いていない。
そう思えただけでも、僕は幸せだと思いました。
 
 
ちなみに全部食いました。クイズも。


今日からは、僕自身がミステリーな存在となることでしょう。
とりあえず僕は、めちゃくちゃ腹が痛いので、その謎を考えていただけないでしょうか。
では、今日はこのへんで!
ではまた!
 
 
 
 
【おまけ】
ちなみにケンジくんの謎は、
ケンジくんが宙返りをしてナンバープレートを上下さかさまに読んじゃったので、
実際の「68-19」が「61-89」に見えちゃったそうです。

クソどうでもいい。