滋賀・京都旅行ダイジェスト! 2日目 前編

1日目はこちら
 
〜前回までのあらすじ〜
漫画原作の大人気アニメ「けいおん!」、
素敵な小説「夜は短し歩けよ乙女」
・・・の、舞台を訪問するべく滋賀・京都へ旅行をすることになった僕とシモ君。
初日は、「けいおん!」の主人公達が通う高校のモデル校へ突撃。とても楽しむことができました!
アニメ
 
写真
 
しかし! 僕のクソみたいな方向感覚と適当過ぎる道案内により、数えきれないほどに道に迷う事僕等!
挙句の果てには僕が電車のホームを間違え、寒空の下で30分もだんごを食べるハメに!
2日目の今日、僕のうっかりスキルを封印できたのか!?
激動の「滋賀・京都旅行ダイジェスト! 2日目」!!
  
〜〜〜〜〜〜〜〜
 
3月29日 旅行2日目
 
えー、みなさんおはようございます。どうも、死人です。

ただいまの時刻は午前7時30分。ペンションの朝食が8時からということで、この時間帯に起きました。
 
パァァ・・・
お空はピーカン照り照り晴天テン。小春日和のポカポカプゥです。
しかし僕等は低血圧、頭の中では大嵐が吹き荒れています。
 
シモ
シモ君は先ほどから布団の中で「さむーい!」としか言いません。そういうロボなのでしょうか。
しかし、この眠気は低血圧のせいだけでなく、昨日の夜にも色々な事件があったからでして・・・
それは何かと言いますと・・・
 
〜回想〜
 
それは1日目の夜、今日から宿泊することになったペンションのフロントでのことでした・・・
夜に飲むお酒やお菓子を買いに、僕等はペンションの近くのコンビニへ行くことになったのです。
コンビニの場所はフロントのお姉さんにお聞きし、そこへ向かったのですが、
僕が1本道を間違えてしまい、とても暗い路地へ入ってしまいました。
あまりの暗さに数メートル先の様子もわからない中、恐る恐る前へ進むと、一本の蛍光灯が何かを照らしています。
俺 「何だあれ・・・」
シモ「・・・・・?」
 
それは遠目から見ると黒い塊でしたが、僕等が近付くにつれてその正体あらわにしました。
 
俺 「ぬおゎっ!!!!!」
それは、複数首の無いお地蔵さんでした。
 
俺 「引き返しましょう。まじで。」
シモ「こわ〜!」
僕等はいつの間にか付近のお寺の周辺に居たらしく、お地蔵さんの集団に出くわしてしまったようです。
 
で、コンビニに行った後、僕がフロントの人にお地蔵さんの件を話したのですが、
 
俺   「あのあの! コンビニに行く途中に道に迷っちゃって!!」
フロント「あら、そうだったんですか。」
俺 「その後、首の無いお地蔵さんがいっぱい居る所に行っちゃって、怖かったです・・・」
フロ「へ? お地蔵さん? なんですかそれ?
俺 「いや、だからあそこの角を曲がった所のお地蔵さんですよ!!!」
フロ「私、その辺に住んでいるんですけど、お地蔵さんなんてありませんよ?
俺 「(^O^)」
フロ「一体何を見たんですか・・・?」
俺 「(^_^)/~」
 
僕等はあの夜道で一体何を見たのか!? まさか本当に見てはいけないものを見てしまったのか!?
 
フロ「・・・なーんて、怖がらせちゃってすみません☆ 嘘ですよ!」
 
と、思ったらフロントの人の粋なジョークでした。張っ倒すぞ。
この時、僕はあまりの恐怖に結構ガチで放心状態でした。
 
俺 「お地蔵さん・・・無いて・・・おいシモ・・お地蔵さん無いらしいぞ!」
シモ「だからー、フロントの人が嘘だって行ってたじゃんか。」
フロントの人があまりに自然に言うもんですから本気で信じてしまいました。
多分、今までも何人もの人がこのイタズラに引っ掛かっているのでしょう。畜生!
張り倒すぞ!! 張り倒して起こしたのちに再び張り倒すぞ!!!
 

あまりに怖かったので、プリキュアの歯ブラシで歯を磨いて寝ちゃいました。
 
 
〜回想終わり〜
 
・・・みたいなことがありまして、精神的にもボロボロだったのです。
普通の道を歩いていたら突然地蔵が現れる京都も京都ですが、一番悪いのはフロントのお姉さんです。確実にな!
ですが、それもまた良き思い出。ある意味感謝ですね(白目)。
 
朝食
朝食は洋食。朝の体に嬉しい優しい味でした。
京都だけに朝食として八つ橋を20kgくらいどっさり持ってこられたらどうしようかと思いましたが、心配しただけ無駄でしたね。
 
僕等が朝食に舌づつみを打っていると、フロントの方(昨日とは違う人)が話しかけてきました。
 
フロント「今日は、どこに行きはるんですか?」
俺   「今日はですね〜、うーん・・・何と言いますか・・・」
シモ  「・・・ブラブラしてきます!!
フロント「そうでしたか。お気をつけて!」
 
フロントの人にどこに行くか? と聞かれても
「はい、けいおん!聖地巡礼です。」
・・・と言ったところで通じないので、非常に返答に困りました。
それにしてもシモ君の「ブラブラしてきます」は、タチの悪い露出狂みたいですね。
京都に来てまでナニをブラブラさせてんのみたいな。
 
朝食後、僕等は9時頃にペンションを出ました。
出発間際、部屋の鍵を僕が無くしてしまい一騒動ありましたが、
 

ポケットに入れていたという最悪の結末の末に、この騒動は無事解決しました。
 
イエーイ!
ちなみに昨日の夜に歩いた道はこの道です。ここをまっすぐ行くと・・・
 

昨日のお地蔵さんが。昼はこんな感じですが、夜中の雰囲気たるや半端じゃないです。
 
シモ君
しかしまあ今日は素晴らしいお天気です。
僕とシモ君のコンビで旅行をして晴れた日は数える程しかないというのに、恐るべし京都!
 
ちなみに本日2日目は、アニメ「けいおん!」だけでなく、
小説「夜は短し歩けよ乙女」の舞台訪問もありますので、小説を読んだことがある方はお楽しみに!
 
まず僕等は、「嵐山」へ行きます!
移動の様子は省略しますが、疾走感を感じる僕の写真で移動した気になってください。
 
時を加速させるポーズ
 
 
到着
はい、嵐山に到着しました。
編集の力は偉大ですね。リアルタイムで移動した僕等はこの時点で色々あり過ぎてヘロヘロです。
んで、なぜ嵐山かと言いますと、けいおん!の作中にも主人公達が嵐山に行くシーンがあるのです。
 
作中
アングルが全然違うのでアレですが、同じ嵐山です。
アニメではこの後、近くにある「嵐山モンキーパーク」という猿山に登るので、僕等も同じようにモンキーパークへ向かいました。
  
渡月橋
モンキーパークへ行く途中、渡月橋(とげつきょう)という橋を渡るのですが、こちらもアニメで完璧に再現されています。
 
作中
 
この写真は、アングル的にも良い感じですね。
橋からの眺めはこんな感じに綺麗です。
キラキラ
水も綺麗で、太陽が反射して水面がキラキラと光っています。
ちなみにこの川の名前は「かつらがわ(おおいがわ)」というそうです。
 

俺 「『かつらがわ』でさらに(おおいがわ)って、皮肉もいいとこだな。」
シモ「その発想は無かったわ。」
俺 「しかも水面ピッカピカだしな。3拍子だよ3拍子。」
 
川の名前はアレですが、渡月橋は有名な橋らしいので記念写真を撮ってみました。

こんな知的でクールなポーズをしていますが、実はすげーウンコがしたくて仕方なかったです。(後でしました)
 
そんなこんなで渡月橋を渡り、「嵐山モンキーパーク」の入り口へ到着。

看板の横には小さく「いわたやま」と書かれているように、モンキーパークは山の山頂にあるため、山を登る必要があります。
 

山の入り口にも鳥居がありました。京都は隙あらばどこにでも鳥居がある気がします。
鳥居をくぐるとそこには小さい神社があり、そこには絵馬がたくさんかけられていました。
 
どーん
俺 「おお・・・絵馬がしゃもじ型だ・・・」
 

「ご飯を『すくう』」と「人を『救う』」をかけているのでしょうか。知らんけど。
 
「うまくいきますように」
俺 「ざっくりし過ぎだろ。」
シモ「俺もそれ言おうと思った。」
 

せっかくなので、近くにあったおみくじもやってみました。
 

俺 「引いた!? 引いた!? じゃあ、同時に見ようぜ!! ・・・せーの!!」
 

シモ「俺、中吉。」
 

俺 「俺、小吉。」
シモ「・・・・。」
俺 「リアクション取りづらっ」
2人ともリアクションの取り辛さが半端じゃなかったので、実質大凶みたいなもんでした。
 
なにそれ
俺 「"英語の復習が足りない。"って書いてあるんだけど。どういうことYANEN。」
おみくじに勉強不足を指摘されるとは最高にクールなベリーサプライズでした。
 
それでは、おみくじも引いたところで、早速モンキーパークの山登りと行きましょう!
レトロな券売機にて入場チケットを購入し、入口の係員さんに渡します。
俺  「大人2人でお願いしますー」
入り口「はい。では、注意事項を申し上げます。」
俺  「あっ、はい!」
・・・そう、このモンキーパークには様々な注意事項があるそうなのです。
係員さんのいう注意事項は全部で3つ。それは以下の通り。
 

1.食べ物をあげない。
2.目を合わせない。
3.触らない。

 
この3つだそうです。
「この3つが守れねぇモンキー野郎が見るのはデスorヘル、生半可な気持ちじゃあ猿も見れねェぜ…」みたいな鋭い眼光で説明されたのでかなり注意が必要なのでしょう。
と、いうことで以上の事を英語の復習が足りないオツムに叩き込み、いざ山頂のモンキーパークを目指します。
 

入り口を抜けた僕等がまず見たのは、果てしなく続く階段でした。
シモ「これ登るの!?」
俺 「そうだぜ!! 登るんだぜ!!」
なんだかんだでお猿が楽しみな僕は、テンションがうなぎ登りでしたが、
うおおお
同じく階段の角度もうなぎ登りでした。死ぬ。
しかも、道の脇は崖のようになっており、常に緊張感を持っていないと今にでも落ちそうな気さえしてきます。
 
WOW!
シモ「落ちてきたら?」
俺 「馬鹿じゃないの。」
 
登山開始から10分程すると階段は足元から消え、舗装された坂になります。
俺 「っていうかさ、この山には普通に猿が野生で生息してるってことなのかな?」
シモ「それは無いんじゃない?」
俺 「あ、山頂のオリの中に何匹かいる感じかもね。」
シモ「多分そうだよ。」
しかし! そんな僕等の目の前に、何やらうごめく動物を発見!!
 
!!?
 
ああっ!
あああ!!!
猿だ!!! なんか小石食ってる!!!
 

キャー! 目を合わせないで!! 目を隠して!! ほらほら! 餌もあげちゃダメダメ!
え!? 何この感情・・・アタシ、猿に恋してる!? 目が・・・目が合っちゃう!!!
一期一会!! 一期一会なのぉおおおーーーーーーーー!!!!
 
俺 「・・・ありがとう、気が済んだ。」
シモ「おう。」
俺 「早く上に行こう。」
シモ「うん。」
何やってんだか自分でもわかっていませんでした。今のクダりは全て忘れていただいて結構です。
 
ぜいぜい
さあさあ、山もだんだん高くなってきました。
山も高くなると人間のテンションも高くなるのかはわかりませんが、
先程、「どっちが早く登れるかー!?」みたいな競争をしたせいで2人とも息も切れ切れです。
俺 「まだー? 頂上まだー!?」
シモ「ゴンドラがあったら千円出してでも乗るわ。」
そんな感じで自分のモヤシ男っぷりを好き勝手に言っていると、今度は本当に猿が現れました。
 

俺 「う、お、お・・・・猿だ!! 猿だ!!! 野生だよ!!」
シモ「本当だ。」
俺 「そんでもって、何かめっちゃ落ち込んでる!!!」
 

何か、ありえないくらいヘコんでました。
しかし、この猿の悩みを聞いてあげたいところですが、僕等は猿と目を合わすことすら禁じられています。
ちょうど、ヘコんでいる猿の真下には注意書きの看板もありましたしね。
 

俺 「これとかもう、路上のチンピラの横を通る時のアレじゃん。」
シモ「確かに・・・」
僕等はヘコみ猿を後に、山頂を目指しました。
 
そして5分後・・・やっとの思いで山頂のモンキーパークに到着しました。
 

俺 「おおー、アニメの小屋と一緒だ・・・」
 
作中
小屋の形だけでなく、全体図は本当にこんな感じになっています。
本当はこのシーンと同じアングルで写真を撮りたかったのですが、ヘリをチャーターする他ないため諦めました。
俺 「猿に餌あげよう! 餌!」
シモ「おう!」
 
小屋の中ではお猿に餌をあげることができるのです。

休憩所の中はこんな感じでした。 こちらもアニメとほとんど一緒です。
 
作中
同じく
動物園ではお猿が柵の中に入っていますが、ここでは僕等が柵の中。
お猿からしてみれば人間の方を観察しているのかもしれませんね。
という哲学じみた事はどうでもよくて、僕はお猿に餌をあげたくて仕方が無いのであげます。
 
どりゃ!
お猿の餌は落花生。 柵の前に差し出すと手を伸ばして取ってきます。
こちらが僕目線の様子です。
 
うおー!

俺 「乳首すごっ!」
アポロチョコみたいになってます。
 
シモ君もチャレンジ。
シモ「・・・うおっ!」
俺 「怖がらなくても平気だよ!」(裏声
シモ「・・・・!」
 
成功
シモ「できたァ!」
よかったよかった。シモ君の猿のほうが乳首が凄かったのでうらやましかったです。
ちなみにこちらのモンキーパーク山頂。苦労して山を登っただけあり、景色は最高です。
 

俺 「すごーい! これ全部京都〜!?」(裏声
 
せっかくなので、係の人に記念写真を撮ってもらう事に。
 
イエー!!
「友情! 努力! 猿!」みたいな写真ですね。ジャンプの3本柱みたいな。
プロゴルファー猿しか連載してなさそう。
 

お猿を満喫した僕等は、山を下りることに。
 
滑り台
下山の順路に滑り台があった事に驚きましたが、実際に滑ると摩擦MAXでした。
 
うんともすんとも
 
ちなみに、アニメ内に出てくるこちらの立て看板・・・
作中
 
こちらもちゃんとありました。
写真
俺 「楽しかった・・」
シモ「疲れたー!」
お猿の楽園「嵐山モンキーパーク」、嵐山に行った際は是非!!!
 
 
さてさて、これまではアニメ「けいおん!」の舞台を回ってきたわけですが、
ここからは小説「夜は短し恋せよ乙女」の舞台を一緒に回りましょう!

こちらの作品は、京都を舞台にしたひねくれ青春小説なのですが、これがまた面白いのです!
作者の「森見 登美彦」さんの作品のほとんどは京都が舞台となっており、まさにファンとしては興奮ものです。
京都を舞台にしているだけあって、実在する場所も多数あるため、そこをめぐる予定です。
今日のために、必死にルートを調べた特製地図を用意しましたからね!! 準備は完璧です!
 
俺 「まずは嵐山から京都に行こう!!」
シモ「だな。」
しかし、そこで事件は起こりました。
 

俺 「着いたー! 何アレ!? 大根ー!?」
シモ「で、どこにいくの?」
俺 「まかせてください! 頑張って作った地図があるから!!
シモ「おお」
俺 「・・・えーっと、どこしまったっけ・・・」
  
〜5分後〜
 
俺 「・・・・どうしよう、シモさん。」
シモ「・・・?」
 
  
俺 「地図、落としちゃった・・・・
 
地図 紛失
 
 
滋賀・京都旅行ダイジェスト! 2日目 後編に続く