トイレットペーパーからお茶を抽出してみた。

こんにちは、ARuFaです。
突然ですが本日、母からこんなことを聞かれました。
 
母 「・・・これから買い物に行くんだけど、何か欲しい物ある?」
・・・と。
僕の母は買い物に行く際にはよく、家族に「何か欲しい物はあるか?」と聞くクセがあるのです。
で、その時僕はちょうど熱いお茶が無性に飲みたいなぁと思っていたので、
 
俺 「お茶買ってきてお茶! でもただのお茶じゃなくて、お茶を極めたようなお茶を買ってきて!」
と、ただのお茶ではなく、お茶を極めたような高級なお茶を買ってきてくれるよう母に頼み、お金も渡しました。
すると母は「うぃす。」と、男子高校生のような返事をした後、近くのスーパーへと自転車を走らせ・・・
そして数時間後、こんな物を買って帰ってきたのです。
 
 

おい。
 
茶の極み
マジか、おい。
 

俺 「トイレットペーパーじゃねーか!!!!!!!!!!!!」
なんと言う事でしょう、母はトイレットペーパーを買ってきてしまいました。
確かに僕は「お茶を極めたようなお茶」という注文を母にしました。でもだからってこれ、『茶の極み』ってあなた・・・
ジャンプと間違えてサンデーを買ってきちゃうくらいのミスなら、僕だって笑って許しますよ。ですがこの間違いはあまりにアレではないですか。
我慢できなくなった僕が、「え? ほんと? 本当に? 本当にトイレットペーパーを買ってきちゃったの?」と聞くと母は、
 
母 「でも、お茶は極めてるでしょうよ?
と反論してきました。うるせーよ。何でちょっと怒ってんだよ。
しかし、このまま母に怒りをぶつけたところで、トイレットペーパーに消えた僕のお金は戻ってきません。
・・・そう、ここは僕が一旦大人になり、どうにかしてトイレットペーパーを使って喉の渇きを癒す方が現実的でしょう。
と、いうことで本日の記事では、トイレットペーパーからお茶を抽出してみたいと思います。
 

・・・そもそも、たとえトイレットペーパーであろうとも、『茶の極み』という商品名で販売している以上、お茶としても最上級の品質を保っていないといけないはずです。
つまり、僕がこれからしようとしている行為は、決して間違ったことではないということですね。
では、まずはボウルに水を張りましょう。
 

で、そこにトイレットペーパーを怒りをこめてブチ込みます。
 
おら
何故、自分はお茶が飲みたいだけだったのにトイレットペーパーを水に漬けているのか。
そのような怒りや、世の中への疑問をこのトイレットペーパーにぶつけてやりました。
で、しばらくすると、弱ったナメック星人のようにヘニャヘニャになります。
 

笑ってやりましょう。ウハハハハハハハハ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!
ある程度ヘニャヘニャになったら、芯を取ってさらに全体を水に漬けてふやかしましょう。
 
おら
いっそ沈めます。
トイレットペーパーに罪はありませんが、こいつもケツを拭かれて捨てられるよりはお茶になった方がマシでしょう。
そしてどんどんトイレットペーパーに水を吸わせ、最終的にはこんな感じでドロッドロの状態にします。
 

ドロドロです、バクテリアの増え過ぎた池みたいになりました。
この状態になったら、ボウルの中身をひたすらかき混ぜます。
こうすることにより、トイレットペーパーの中に入っているあろう『茶の極み』の成分を水中に溶け出させるのです。
 

ちなみにこのトイレットペーパーには香りがついており、安っぽい偽物の香水の臭いのような香りがします。
雑貨屋を絞ったら出た液体に、100円ショップの洗剤コーナーの香りを混ぜたかのような頭の痛い香りです。
それらの香り、着色料、味、よくわからない成分などを水中に十分に溶け出させましょう。
満足する程ボウル内をかき混ぜた後は、ザルを使ってトイレットペーパーをこします。
 
こす
これにより、トイレットペーパーと水を分けるのです。
そしてこちらが、トイレットペーパーの「茶の極み」成分が溶けだした水・・・
いわば、トイレットペーパーから抽出したお茶ということになります。
全体的に緑がかって白いモヤが沈んでいますが、まあ綾鷹だって「にごりは旨み」とか言っているので大丈夫でしょう。
 

今回は熱いお茶が飲みたかったので、抽出したお茶を鍋に入れて温めました。
温めていく内に変な臭いが部屋中に充満して家族に怒られましたが、
「シャンプー変えたんだ。」
と、言ったら全員が信じてくれたので本当に良かったです。アホばっかで本当に良かった。
良い感じにお茶が温まったら、湯呑に入れましょう。
 

そして、最後の仕上げに茶柱を立てれば完成です!!
 
 
茶柱
こちらがトイレットペーパーから抽出したお茶、名付けて『尻紙茶』です。
名前だけでモンドセレクションがウンコを漏らしながら逃げ出すレベルですが、果たして味の方はどうなのでしょう。
それでは早速飲んでみます。『茶の極み』より抽出した『尻紙茶』・・・期待できますね(嘘だけど)
 

まずは臭いから嗅いでみましょう。お茶は香りが命なのです。
 
クンクン
 
うっわ
俺 「うっわぁ・・・・」
確実に元気のなくなるような香りでした。一度吸っただけでHPが80兆くらい減りました。
だがしかし、最も重要なのは香りよりも味ですからね。
はたして、お茶の香り付きのトイレットペーパーから抽出したお茶は、どんな味がするのでしょうか。
意を決して、飲んでみましょう。
 
俺 「いただきます。」
  
ズズッ・・・
 
・・・
 
・・・
 
!?
何故か口元がゆるみます。一体どうしたのでしょう。
 
ゲラゲラ
俺 「ハハハハハハ!!!!」
そして間髪入れずに大爆笑。ついに頭がおかしくなってしまったのでしょうか。
・・・いいえ、違います。
お茶を飲んだ僕が大爆笑してしまった理由、それは・・・
 
ゲラゲラ
 

俺 「美味い!!!!!!!」
奇跡が起きたのか、予想に反してハチャメチャに美味しいのです。
味としては緑茶よりも紅茶やハーブティーに近く、あのキツい香りも口に入れると何故だか弱まって丁度いい感じです。
・・・驚きです。トイレットペーパーからハーブティーを作り出すことができるだなんて初めて知りました。
感動した僕は、「美味い美味い!」と言って一気に「尻紙茶」を飲み干してしまいました。
 
グエエエエ
飲み干した直後、謎の首のかゆみと歯が異常にツルツルするという副作用が起きましたが、美味しいのでよしとしましょう。
成分的に大丈夫なのかはわかりませんが、美しい花にはトゲがあるくらいですから、美味しいお茶にも副作用があるものなのでしょう。
 
ごちそうさま
俺 「結構なお手前で・・・。」
 
まさか母親が嫌がらせで買ってきたトイレットペーパーから、本当にお茶が抽出できてしまうとは思いませんでした。
母だって、まさか自分の嫌がらせが相手を喜ばせることになるとは思っていないでしょう。
そのため、母を悔しがらせるために「トイレットペーパーのお茶は美味しかったよ。」と、今回の結果を報告してやったのですが、
 
母 「マジキモ。」
と、4文字で非難されたので僕は母を絶対に許しません。
 

今回はお茶の香りがついたトイレットペーパーからお茶を抽出しましたが、
もしかしたら、他の香りつきのトイレットペーパーからもお茶が抽出できるかもしれません。
機会があったら試してみたいと思いますが、成分的にアレかもしれないので皆さんはマネしないようにお願いします。
今回の出来事を受けて、僕は日本人の持つ「なせばなる」の精神を再確認することができました。
皆さんも、たとえどんな事が起きても諦めずに工夫を凝らし、その壁を乗り越えてくださいね!
その壁の先には、きっと首のかゆみとツルッツルの歯が待っているはずですよ。
それでは、今日はこのへんで失礼いたします!
ではまた!