こんにちは、ARuFaです。
紙で作った飛行機を大空へ飛ばす紙飛行機。みなさんも夢中になった遊びの一つだと思います。
紙の折り方や機体の形により飛距離や軌道が変わる紙飛行機は、まさに子供から大人までもをアホみたいに魅了する素敵な遊び道具です。
素敵
そしてそれは僕も例外ではなく、幼稚園児の頃に紙飛行機の魅力に取りつかれた僕は、22歳の現在まで暇な時間さえあれば紙飛行機で遊んでいます。
作った飛行機がどこまで飛ぶのかというスリル、遠くまで飛んだ時の嬉しさ、紙一枚でできるお手軽さ。それらの素敵な要素が僕の少年の心を刺激するのです。
うひょほーい!
見てくださいこの笑顔。まさに小学生のように純真ムクムクな表情ではありませんか。
空に向かって飛びゆく紙飛行機を見ていると、幼かった少年時代の自分を思い出すことができるのです。
こんな母性本能をくすぐるような笑顔を見せられたら、牧場のホルスタインの出す母乳の量もさぞ増えることでしょうね。世界を平和に、そして乳牛を元気にする笑顔です。
・・・さて、そんな紙飛行機が大好きな僕ですが、少年時代の頃の僕は紙飛行機に関連するこんな夢を持っていました。
『紙飛行機に乗って空を飛びたい!』
・・・そう、小学生時代の僕は空を飛ぶことに強く憧れており、「いつか紙飛行機に乗って空を飛びたい!」という夢を描いていたのです。
当時担任だった先生は、「大人になったらできるかもね!」と僕に言ってくれ、僕はそれがとても嬉しかったことを覚えています。
そしてあれから12年経ち、22歳という立派な"大人"になった僕は、そんな子供の頃からの夢を叶えるべく、本日こんなものを用意しました。
超特大サイズの『ビッグ紙飛行機』です。
普通のサイズの紙飛行機に比べ、何十倍もの大きさの紙飛行機を作ってみました。
これほどまでの大きさならば、僕が上に乗ってもお構いなしに大空を飛行してくれること間違い無しです。
飛行機の素材に使用した紙は、今日のために注文した特注品。非常に頑丈な作りとなっております。
でけぇ
こちらの注文した巨大な紙を・・・
ゴリッゴリッ
ハサミを2つオシャカにしながらも切っていき・・・・
組み立て
そして、現地で組み立てて完成させました。
この大きさ、そしてこの頑丈さはまさに規格外。やってくれそうな雰囲気をビリビリと感じますし、期待せざるを得ません。
ただ、遠くから見るとオニギリにしか見えず、腹を空かせた近隣住人の方々に襲われる可能性も考えられるため、そこら辺は気をつけることにしました。
それではまずは、このビッグ紙飛行機の単体での性能を確認するため、普通に投げてみましょう。
果たして、このビッグ紙飛行機の単体でも性能はいかがなものなのでしょうか。
もしも残念な結果だった場合、切り刻んでトイレットペーパーにリサイクルするつもりですが果たして!?
「・・・せーっの!」
らッ
「っせい!!!」
!?
マジか。
なんか、予想以上に飛んじゃいました。
上手く風に乗ったということもありますが、あまりにも飛び過ぎて、若干引きました。
・・・
いや、別にいいんですけどね。飛べば飛ぶほど成功ですからね。うん別に、いいんですけど。
でもまあ、ここまで飛ばれるとやっぱりビックリするじゃないですか。
応援するつもりで「頑張って!」と言ったら、相手が予想以上に頑張っちゃったみたいな。100mを7秒で駆け抜けちゃったみたいな。
「あ、そこまでやっちゃう?まあいいけど?」的な。まあ、ともかく驚いたってことです。
さてさて、それでは予想以上のフライトに驚いたところで、いよいよ本題に入っていきましょう!
そう、紙飛行機に乗って空を飛び、少年時代の夢を叶えると共に人類史に名を深々と刻むのです。
・・・
そして、そんな僕が今回夢を叶えるためにやってきた場所はこちら!
川です。
・・・ええ、紙飛行機に乗って空を飛び、川の対岸まで渡ってみたいと思います。
その川幅は約100mくらいに見えますが、普通の大きさの紙飛行機でも10m以上を飛ぶものはザラにありますし、
ならば、その何十倍も大きいこの紙飛行機が、100mの飛距離を飛ぶのもなんら不思議なことではないですよね。
「男ってのは自由(ソラ)に憧れちまう動物なのさ・・・」
「なら、その本能に従うべきダロ・・・?」
とりあえずカッコイイことを言ってみました。これで思い残すことはもうありません。
それでは早速、紙飛行機に乗って夢のフライトへと洒落込みましょう。
配置図
今回は、こんな感じで紙飛行機に搭乗します。
まず、僕が全力で助走を付けて紙飛行機に向かって走り、待機している紙飛行機に飛び乗ります。
そして勢い付いた僕と共に紙飛行機は大空へ離陸。僕は空の散歩を楽しんだ後、対岸へ優雅に着地。完璧ですね。
・・・それでは参りましょう。夢のドリームエアライン、出航です!
「行きます!!!」
ダダッ
「うおおおおおおおおおおおおおおおおーーーーッ!」
大声を挙げながら土手を駆け下りる僕。眼前には紙飛行機が迫ってきます。
ダダダッ
そして、タイミングを見計らって思いっきり踏み切り・・・
ダンッ!
そんでもって思い切り・・・
グッ
「いっけええええええええええええええ!!!!!」
飛びます!!!
飛びます!!!!
「(・・・・・・・・・!!?)」
「(俺・・・・飛んでる!?・・・・飛んでる!!!!)」
「(飛んでるぞ!!! やった!!! やったんだ! 夢が叶ったんだ!!!)」
「(子供の頃からの夢が・・・・夢が叶ったんだーーー!!!)」
あ
「(・・・あ、いや)」
「(落ちてるわ、これ。)」
「誰か助けt
おボgぼべごおごjごrじゃブg!!!!」
「男ってのは自由(ソラ)に憧れちまう動物なのさ・・・」
「なら、その本能に従うべきダロ・・・?」
なんつーか、普通に落ちました。
動かなくなってしまいました。
〜10分後〜
・・・結局、僕は紙飛行機で空を飛ぶことはできませんでした。
少年の頃からの夢はあっけなく重力と引力の前に破れ、そこに残ったのはズブ濡れになって震えている大人と、夢と共に敗れた紙飛行機だけです。
ズブ濡れの大人は言います。「水がコンクリートのようだった」と・・・そして「アバラをやった」と。
そしてズブ濡れの大人は学びました。「夢を叶えるにはリスクを負う覚悟が必要である」・・・と。
皆さんは、小さいの頃の夢を覚えていますか?
もし、その夢を大人になっても忘れていないのなら、是非とも挑戦してみてはいかがでしょうか。
僕はもう、当分の間は大丈夫です。
それでは、今日はこのへんで失礼致します。
ではまた。