夏休み長野旅行ダイジェスト! 3日目

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【前回のあらすじ】

長野旅行2日目、長野の自然と楽しく触れ合うために黒姫山へ登山することになった我々。
しかし、そこに広がっていたのは滑る岩場ぬかるむ足元襲い来る虫などの地獄の山道ステージだった。
 

しかし、片道4時間の悪路に耐え、何とか山頂に到達した我々。
そんな山頂では、謎のメッセージ刻まれた岩が我々を待ち構えていた・・・!
 

「・・・果たして、山頂まで来て岩に名前を彫り込む『正人』とは何者なのか。」
謎を残したままその場を後にした我々だが、そんな我々が下山したのは登山開始から10時間後のことだった。
 

そして宿舎に到着するなり、泥のように眠りについた我々。
果たして、明日に訪れるであろう『筋肉痛』という二次災害に身体は耐えられるのか!?
長野旅行最終日、3日目の朝がやってきました。
 

 
3日目 8月14日

おはようございます。
長野旅行、最終日の朝は原宿さんとの朝食からスタートです。
この日の朝、やはり起床と同時に感じた全身の筋肉痛
痛みに負けじと身体を動かすとバキバキッと関節の悲鳴が聞こえます。
ただでさえ身体が痛いのですが、特に階段を降りる時には激痛に叫び声を上げながら朝食に向かいました。
 

原宿 「あああああああああああああ!!!!」
俺  「ひいいいいいいいいいいいい!!!!」
奇声を上げながら壊れたオモチャのようにギクシャク動く僕等は、恐らくメチャクチャ怖い存在だったと思います。
ちなみに本日の予定は特に無し。完全なる自由行動です。
ということでお腹を満たした僕等は、ゲストハウスの周りを散歩してみることにしました。
 

ゲストハウスの目の前にある野尻湖を眺めながら「地球だねぇ」としみじみしたり、
 

マンホールの上にある謎のピラミッドを発見したり、
 

何故かゲストハウス付近に多数見つかる、この象(?)の看板の謎を解いたりしました。
調べてみると、この野尻湖の近くではナウマンの化石が発掘されたらしく、そのためこのような看板がたくさんあるようです。
さらに、近くには野尻湖ナウマンゾウ博物館」という博物館があるらしく、ちょっと行ってみることにしました。
 

ナウマン象博物館へは現在地から600m程だったので徒歩で向かったのですが、筋肉痛で足が吹っ飛ぶかと思いました。
 

さあ、そんなこんなで600mの道のりをゾンビのように歩いて到着したのが、こちらの博物館。
早速入ると、等身大のナウマン象が僕等をお出迎えしてくれました。
 

とてつもない大きさです。
太古の昔はこのナウマン象を人間が狩っていたそうですが、見た感じ「そりゃ無茶だろ」と思ってしまうほどのパワーを感じます。
この後、僕等はこのナウマン象とどう戦うかについて、徹底討論しました。
 

僕は「罠を仕掛ける派」だったのですが、原宿さんは「アキレス腱を切る! 腱を! 腱を切る! 腱切ったら終わりだから!」と何度も言っていました。
原宿さんの何がそうさせるのかはわかりませんが、腱を切ることに全てをかけている男の目に負けてしまい、
最終的に僕等は、『ナウマン象が復活したら一緒に腱を切ろう』という約束をして落ち着きました。
 

等身大のヘラジカもいました。
体長3mのシカなのですが、これは今でもカナダとかに生息しているらしく、こんな奴に遭遇したらショックで1秒間に300発の脱糞をしてしまうでしょう。
足も早そうなので腱も切れず、「コイツだけは倒せん」という結論に至りました。
 

あとは、可愛い小熊の剥製もありました。
何故か座薬を入れてもらう時の格好をしていました。
 

また、こちらの博物館は上の階もありまして、そこは野尻湖についての博物館になっていました。
中でも僕が好きだったのは、こちらの「未来の野尻湖というイラスト。
 

このように、動物にそれぞれ吹き出しがついており、「小魚が水草にかくれていてなかなか捕まらないよ〜!」と言っているブラックバスや、
 

「暮らしやすくなったね」とコイが言っている中で、
 

「おいしい魚がとれました」と、コイツだけ他人事みたいな台詞を言うアオサギが気に入りました。
しかも食べられている魚が、さっき「暮らしやすくなったね」と言っていたコイなので、さらにじわじわ来ました。
 

そして博物館を楽しんだ僕等は、おみやげとしてアメリカマストドンを買って博物館を後にしました。
ちなみに、アメリカマストドンについての説明は博物館になかったので、コイツが何者なのかは全くわかりません。
 
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

原宿 「痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い!!」
俺  「ああああああああああああああ!!」
そして、ゲストハウスに戻った僕等は、柿次郎さんと一緒に昼食を食べに行きました。
 

柿次郎 「みんな何が食べたいの!?」
原宿  「チョップ!」
俺   「パンツ!」
柿次郎 「腹減り過ぎてIQがゼロになってる。そば? そばでいい!?」
原宿  「チィー!」
俺   「ポン。」
 

そして3日目の昼食はそばになりました。
やはり長野のそばは一味違いますね。何が違うのかはよくわかりませんが、明らかに美味さが段違いです。
 

やはり水が美味しい土地では、こういう料理が美味しいのでしょう。
そば以外にもこの辺ではトウモロコシが美味しいらしく、せっかくなので帰り道にあるトウモロコシ屋に入ってみることにしました。
 
 

初日の頃から、大通りにトウモロコシ屋が軒を連ねているのでちょっと気になっていたんですよね。
店頭では焼トウモロコシを売っており、僕等はそれと購入してかぶりつきました。
 

やはり大々的に売っているだけあって、長野のトウモロコシは異常な程の美味しさでした。
甘さも水分量もレベルが違うだけでなく、『シャキシャキ』というよりも『ザクンザクン』という歯ごたえに驚きを隠せません。
僕等は各々、「うわ!」「甘っ! 何だこれ!」「フレッシュさが全然違う!!」「助けてくれ!」と大声を上げながらトウモロコシを味わいました。
この時、僕はサイダーをこっそり購入して、他の人に見せつけるように飲んでいたのですが、
調子に乗ってビー玉を口に入れて遊んでいたら、ビー玉を飲み込んでしまって少し落ち込みました。
 

さらに、同時におっぱいの怪物みたいな野菜も発見してしまい、何だか怖くもなってきました。
とんでもない形の野菜ですよね。名前は「プルーン」というそうですが、調べても出てこないので怖くて仕方ありません。
もしかしたら本当に長野に潜む怪物の乳房を狩り取ってきたのかもしれませんしね。
神殺しの罪をかぶりたくないので、この実の前では親指を隠していました。
 
〜〜〜〜〜〜〜〜〜

さあ、お腹がいっぱいになった後には、腹ごなしにゲストハウスにあるカヤックに乗ってみることにしました。
野尻湖を制するものが長野を制す。水上の貴公子となって長野美人を魅了するのです。
 

で、実際にリバーカヤックに乗ってみたのですが、これがメチャクチャ難しかったです。
ボートは左右同時にオールを漕ぎますが、カヤックは左右片方ずつ漕ぐため、まっすぐ進むことができないのです。
 

あと、乗った後に気付いたのですが僕達筋肉痛でした。
原宿さんは早くもカヤックを乗りこなし、モンキーターンなどをしていたのですが僕はなかなか慣れなれず、
最終的には、
 

落ちました。
「あそこまで競争しよう!」となって、興奮して漕ぎ過ぎて10秒で落ちました。
そして、落ちた拍子に、
 

メガネを失くしました。
モザイクがかかっているので、皆さんにおかれましては何ら変わっていないと思いますが、僕の視界はぼやけたままです。
普段からコンタクトレンズとメガネを併用しており、今回も後でコンタクトを付けたので事なきを得ましたが、僕のメガネは何万年後かに『古代人の装飾品』として出土することでしょう。
 

そして、メガネを失くしたあとは温泉で汗を流し、ついに僕と原宿さんは東京に帰る時間になってしまいました。
ちなみに言い忘れていましたが、ヨッピーさん、リュウイチさん、リトル田中君はすでに帰っています。柿次郎さんはあと2日程泊まるそうです。
 

思い返せば短い期間といえど、とても中身が凝縮された3日間でした。
初めて見るものや、経験したことのない事にたくさんチャレンジできたので、この3日間で僕はかなり成長できたのかもしれません。
 

そして成長したからには、たくさんの物を食べなくてはいけません。
僕はお酒を飲み、おつまみを完璧に購入して最高の気分で東京に帰ったのです。
 
・・・3日間に及ぶ長野旅行、それは僕に最高の夏休みをプレゼントしてくれました!
自然が豊かで、水が美味しく、山が本当にキツい土地、長野。
もし時間があれば、是非ともまた遊びに行きたいです!!
 

ありがとう長野!!
 
 

ちなみに、でかけるまえにブレーカーを切ってしまった冷蔵庫は、完璧に終わりました。