【検証】人は感動した気持ちをひらがな一文字で表せるのか?

こんにちは、ARuFaです。

突然ですが、我々人間には様々な種類の「感情」があります。
それはもはや言葉では説明しきれない程に繊細かつ複雑であり、その時の自分の気持ちを文章で正確に表現するためには多くの文字数が必要です。
恐らく、その時の感情が大きければ大きいほど文章量も多くなるとは思うのですが、そんなある日僕はふと思いました。
 

「ひらがな一文字だけで表せないの?」
・・・そう、自分の気持ちを長々と文章で書くのではなく、意外とひらがな一文字だけでもちゃんと表現できるのではないかと思ったのです。
やはり何だってシンプルな方がいいんですよ。犬だって「ワン」の二文字で何とかやってますし、感情の表現を極限までシンプルにすることは可能だと思うのです。
というわけで本日は・・・
感動的な光景を見て、その時の気持ちをひらがな一文字で表してみたいと思います。
 

 

さあ、そんなわけで感動的な光景を見て、その感想をひらがな一文字で書くことになった僕・・・
今回は感動的な光景として、美しい日の出を見ようと、千葉県の最東端犬吠埼(いぬぼうさき)』まで行ってみることにしました。
 
こちら(昼)
調べたところ、犬吠埼は美しい日の出が見れることで有名な場所らしく、岬には「世界灯台100選」にも選ばれた灯台もあるとか。
また、本州の平地では元旦の初日の出も最も早い時間に見ることができ、日の出ファンの間では外すことのできない必見スポットとのこと・・・
ここに行けば確実に感動できる日の出を見れることは間違いありません。
とはいうものの、僕の家からこの犬吠埼までは130kmも離れているため、今回は友人のビット君の協力のもと、車で現地に向かうことにしました。
  

そんなわけで、深夜1時のコンビニに集合した僕(右)とビット君(左)
ビット君は当日の夜に無理矢理呼び出したため、「もしかしたら殴られるんじゃないか?」とも思っていましたが意外とノリ気なようで安心しました。
 

そして早速僕等は車に乗り込み、犬吠埼へと向かうことにしたのです。
ちなみに運転免許を持っているのはビット君だけなので、これから約3時間…行き帰りで6時間の運転はビット君にお願いします。報酬はじゃがりこです。
 

車の中では、ビット君と一緒にどうでもいい会話をずっとしていました。
中でも、僕が中学生の頃くらいまでメンズの女性版は『マンズ』だと勘違いしていたという話が、ベストオブどうでもいい会話だったと思います。
 

で、そんな会話をしながら2時間程車を走らせていくと・・・
 

段々と道に街灯が無くなってきて・・・
 

ついには、メチャクチャな田舎道になってきました。
灯りは車のヘッドライトだけ。横も後ろも真っ暗闇の細道を、両脇の田んぼに落ちないように進んでいきます。
この時、僕等は「こんなところで車が故障して止まったら確実に終わるな」と面白半分で話していたのですが、
その話をした3分後、
 

止まりました
突然ビット君が「えっ!?」叫んだかと思うと車が失速を始め、最終的には道の真ん中で停車してしまいました。
原因はガス欠。ガソリンが切れてしまったのです。
確かに出発してからしばらくして、全然ガソリンが入っていない事には気付いたのですが、くだらない話に夢中でそのことをスッカリ忘れてしまっていました。
 

これがその時に撮影した写真。
「ガソリンスタンドを探さないとね」と話した後に、「火山口で野糞をしたら楽しそう」というゲボみたいな話に花を咲かせてしまったばっかりに、今回のような事態になってしまったと思われます。
 

たまらず頭を抱えるビット君。股間が光っていますがヘッドライトに照らされているだけなので安心してください。
 

そして絶望のあまり、上半身が闇に溶け始めている僕。
こんな田舎道の真ん中では後続車が来たら終わりですし、何より民家も何もありません。
そこで携帯で対処法を調べると、ガス欠直後なら車を激しく揺らせば少しだけ復活するという情報を発見。
僕等はワラにもすがる思いで、車を揺らしまくりました。
 

深夜の田舎道で車を揺らしまくる若者を想像すると恐怖しか感じませんが、この時は本当に必死だったので許してください。
揺らしてる最中には、「揺らし過ぎて車が田んぼに落ちたらちょっと面白いな」とも思いましたが、ビット君がとても真剣だったので口に出すのはやめました。
そしてしばらく揺らすと、情報通りエンジンが少しだけ復活!
僕等は急いでガソリンスタンドへと向かって事なきを得たのです。
 

ガソリンスタンドを発見した時は、心底助かったと思いました。
皆さんもガス欠にはくれぐれもご注意下さい。
 

さあ、そんなトラブルも何とか乗り切った僕等は、ロスしてしまった時間分を取り戻すために大急ぎで現地へと向かいます。
何がなんでも車の中で日の出を見るという事だけは避けなくてはいけません。
そして、さらに車を走らせること1時間・・・
 

犬吠埼に到着しました。
何とか日の出前に到着することはできましたが、空はもう白んできています。
僕等は急いで日の出の見えるスポットへと急ぎました。
 

・・・果たして、長い道のりやトラブルを経て見る日の出とは、どれほど綺麗なものなのでしょうか。
僕等は薄暗い展望台で、ドキドキしながらその時を待ちます。
 


・・・そして、待つこと30分。
ついにその時がやってきました。
 

 
 

 
 

 
 

 
 

 
 

 
 

 
 

 
 

犬吠埼 感動の日の出
・・・それはそれは、最高に美しい日の出でした。
ここに辿り着くまでに苦労した分、僕等の心は感動で満ち溢れ、目にはこみ上げてくるものもあります。
さあ! あとはこの感動をひらがな一文字で書き表すだけ!
果たして、この美しい日の出を表すひらがなとは!?!?
 

 
 

「こ。」
 

 
 

「ち。」
 


 

 

 

 

無理でした。