―― 2008年 4月中旬 千葉県某所 ――
そこに、ある「夢」を持った男達がいた。
ARuFa、コビ
男達の夢。それは「自由に空を飛ぶこと」・・・・・
誰もが鼻で笑うような夢に、男達は真剣に向き合っていた。
この物語は、そんな男達の物語である・・・・。
コ「一体どうすれば・・・空を・・・」
AR「人類の夢・・・・どうしてもかなえたいな・・・」
ちょっと笑ってる。
AR「何か、道具を使えば何とかなるかもな・・・・何を使うか・・・」
コ「道具か・・・・・ん?・・もしかして・・・」
AR「まさか、何かいい案が思い浮かんだのか!?」
コ「あ・・・ひらめい・・・・キターーーーーーーーーーーーーー」
AR「そ・・・そりは一体・・・ヴぇへ・・・ヴぇげげげげげ
キチガイ
コ「それは・・・とても・・・ロマンのあるものだよ・・・」
AR「も・・・。もしかして、それって柔らかくて、ふわふわの・・・おっぱい!?おっぱひぃいん」
実際に触ったこと無し。
コ「いや・・・これだ!」
AR「っえ゛え゛ぇ゛っべぇ゛!? 花火ですか!?」
コ「ああ、それが一番、空を飛ぶのに適しているだろう・・・・」
AR「でも・・・なぜ?」
コ「打ち上げ花火って知ってるだろ? あれは空に打ちあがる・・・」
AR「あー!わかった!・・・空に打ちあがるから、人間も・・・だろ!?」
コ「そう。打ちあがるんだ・・・空にな。」
AR「お前・・・なんて思考だ・・・素晴らしいぞ!」
ほんとにな。
コ「ちなみに、この花火は、ジェットエンジンとして使用する。」
AR「おお。」
コ「と、いうことは、飛び立つための台と、その台まで滑走する車輪が必要だな。」
AR「うーん・・・何かちょうどいいものは・・・」
コ「!! ・・・お前の家にこれ以上ないものがあるじゃないか・・・」
AR「!?」
コ「この『手で押せば物を楽に運べるカー』だよ。」
AR「そんなもの車輪に使うなんて!・・・なんて斬新なんだ・・・」
コ「ふふふ・・・凄いだろ?」
AR「お前の頭は一体どうなっているんだ!? 素晴らしすぎるぞ!」
ほんとにな。
AR「じゃあ、さっそく、準備をして、公園に行こうぜ!」
コ「ああそうだな! 空を飛んで見せるぜ!
ここら辺でここをクリックしてください。
そして、夢を持つ男達は、胸に期待と不安という手土産を持ち、近くの公園へと向かった。
ついに、空を飛ぶ日が来たのだ。
楽。
そして公園へ着いた男達。
コ「空を飛ぶ手順はこうだ。」
AR「おう、教えてくれ。」
コ「まず、ARuFaの尻にジェットエンジン(花火)を付け、台車に乗ってもらう。」
AR「ほうほう。」
コ「そうしたら点火し、公園の壁をジャンプ台にして、大空にはばたくんだ!」
こういうこと。
AR「それなら絶対に空を飛べるな!!」
コ「ああ、だが危険もともなう・・・できるか?」
AR「できるさ!!まかせてくれ!」
コ「じゃあ、準備をしてくれ!」
楽しみ
空を飛ぶにはいかに「軽くなるか」が重要。そのため、服は取り去った。
コ「気分だどうだ?」
AR「最高のフライト日和だぜ! まかせろってんだ!」
コ「よし、じゃあ点火!!!!」
シュウゥゥ
コ「ごくり・・・」
AR「・・・・・」
ボゥ!
コ「おお!!」
AR「じゃあ、行ってくるぜ! 大空へな!!」
ボボボボ
コ「おう!行ってきな!!」
ボボボボボボ
ボボボボボボ
ボボボボボボ
AR「・・・・・・」
コ「・・・・・・・・・」
動かない。
ぼぼぼぼおっぼおお
コ「・・・・・・・・・・・」
AR「・・・・・・・」
全く動かない
バボ・・・ば・・ボ・・
鎮火
!!?
AR「ぶわっちゃああう!」
コ「・・・・・・・・・・」
AR「・・・・・・・・」
コ「・・・・・・・・・・・・」
失敗
まだ熱い
・・・こうして、男達の挑戦は終わった。
〜この物語は大体フィクションです〜