あらゆるものを問答無用で終わらせる装置を作ってみた

こんにちは、ARuFaです。
突然ですがみなさんは、漫画やアニメのオチでこんなシーンを観たことはありますか?
 

「もう◎◎はこりごりだ〜〜!」
 

これです。
お話のラストに対象者の周りを黒い背景が取り囲み、右下には「おわり」の文字が現れるこの演出・・・
漫画やアニメなどのお話を終わらせる際に多様される演出なため、恐らく皆さんも一度は観たことがあると思います。
今ではお約束の演出とされてきていますが、実は僕、この演出が大好きなんですよね。
そんな僕は今回、好きが講じてこんな物を作ってみました。
 

 

 

現実世界で「おわり」ができる装置です。
イラスト描いて厚紙に貼り、そこに穴を開けただけなので装置というのもアレなのですが、現実世界で「おわり」ができる装置を作ってみました。
使い方は至って簡単。この穴から見える視界に「終わらせたい物」を入れれば、日常生活のありとあらゆる物を問答無用で終わらせることができるのです。
 

例えば、こちらのハンバーガー。
何の変哲もないただのハンバーガーですが、先程の装置をかざして見ると・・・

 

 

終わります。
いかがでしょう。見事な終わりっぷりだと思いませんか?
先程まではただのハンバーガーだったはずですが、この装置をかざすことにより、何だか「おわり」に至るまでのストーリーがあったかのようにさえ思えてきます。
 

もちろん、それを食べている様子でさえ終わらせることができます。
「オチがハンバーガーを食べる話って何なんだ」とは思いますが、これを使えば現実世界の全てを終わらせることが出来るのです。
本日の記事では、この装置の素晴らしさを皆さんにもご紹介させて下さい。
 
 
【便利な使い方】

例えば友人との食事の際、テーブルの上に食べ物が一つだけ残ってしまうと「これ自分が食べていいのかな?」という空気になり、変な感じになるじゃないですか。
たとえ自分が食べたくても、友人達も食べたそうにしていると、箸を伸ばし辛いですよね。
ですが、この装置を使えば・・・
 

「な〜んだ、終わってる唐揚げか〜」となり、全く食べたくなりません。
終わっている唐揚げなんて食べたくないですからね。自分からちゃんと納得をした上で遠慮ができ、友人に唐揚げを譲ることができるのです。
逆に唐揚げを自分が食べたい時には、友人にこの装置を使わせて相手の食欲を終わらせるといいでしょう。
 

・・・また、このように大好物の食べ物を地面に落としてしまった場合にも、
 

こうすれば諦めがつくため、無理に拾って食べてお腹を壊すこともありません。
物事を終わらせるということは、自分の身を守ったり、相手に気を遣うことにも利用できるのです。
 
 
【日常的に使うと楽しい】

さあ、先程も言ったのですが、この装置を通して景色を見ると、その前後のストーリーを想像することができてとても楽しいんです。
 

例えばこちら。
左に写っている足は僕の会社の先輩が昼寝をしているものであり、この写真は横にあるスリッパを撮影したものなのですが、
このスリッパでさえ、あの装置を通してみてみると・・・
 

一気に切なくなるんです。
この持ち主、絶対死んでますよね。しかもなんか、最愛の人からもらった大切なスリッパだから、最後の力を振り絞ってきちんと揃えた感がありませんか?
物語になるとしたら、タイトルは『戦場のスリッパ』とかでしょうか。
 

再び装置を外してみると、最初とは全く印象の違う写真に見えます。昼寝をしているはずの先輩が、僕の中では死にました。
 

また、こちらの写真。
ただの「関係者以外立ち入り禁止」なのですが、装置越しに見てみると・・・
 

仲間を集めて魔王の城に乗り込もうとしたのに、「関係者以外立ち入り禁止」だった物語っぽくなります。
悪の魔王を倒すためにモンスターを倒してレベルを上げたり、村の用心棒を説得して仲間にしたのに、魔王の城にこの看板があったらパーティ内がすごい嫌な空気になりそうですよね。
「入っちゃう? でもまあ、一応勇者だし…」みたいな会話をしている内に、どんどん日が暮れてきて焦った勇者が、
「一旦宿で休まない!? ね、風邪ひくから! ここにずっと居てもしょうがないし、宿で作戦会議しよっ!」
とか言って、全員で会話もないままゾロゾロと宿に行くも、
 

 

宿の駐車場が一杯で入れず、そのまま変な感じになってパーティ解散っていう話っぽいですよね。
・・・普段過ごしているだけでは、立入禁止の看板や満車の表示だけでここまでの物語を想像することはできないので、楽しい日々を過ごせること間違いなし!
ただ、他人から見ると、変な板を持ってニヤニヤしている奴でしかないので、周りの目には気を付けましょう。自分が終わってしまっては元も子もありません。
 
 
【理由はわからんけど面白い物】

先程も言いました通り、この装置を使えばどんな物でも「オチ」にすることができます。
それ故か、中には理由がよくわからないのに何故か面白いものも存在するんです。
例えば・・・
 

会社の棚に飾られているこの人形。
 

装置をかざした瞬間、「どういうことだよ」とツッコんでしまいました。
どういうストーリー展開をしたら、こんな巨大フクロウの前で全裸になるというオチになるのでしょうか。
ちゃんとオチているのかすらわかりませんが、正直ちょっと笑ってしまって悔しかったです。
 

また、道端に貼ってあったこちらの集合写真に装置をかざすと・・・
 

物凄いハッピーエンド感が出て涙が出そうになりました。
この方々が何かしらの困難を乗り越え、仕事が大成功したストーリーが一瞬で脳内補完されました。
最初は社員同士のすれ違いやキツい労働ばかりだったのに、そこから全員をまとめられるなんて、野村リーダーは本当にすごいと思います。想像だけど。
 

ちなみに、こちらの装置、文字にも使えます。
この「昼間は95%も電気をカット? えーっ!95%!?」という自動販売機の文字も、
 

よくわかりませんが、じわじわ来る感じになりました。
 

また、意外とポスターとは相性が良いようで、
 

「わが街を みんなで守ろう 年の暮れ」
 

最高じゃないですかこれ。頭のなかでエンディングテーマが流れた気がします。
・・・さあ、それでは、この装置の素晴らしさを皆さんにも十分お伝えすることができたところで、
最後は、この装置が最もしっくり来た写真をご紹介したいと思います。
 
 

インド料理店にあった、サイババの写真。
 

完璧です。
「もうお手上げ感」が完全にマッチしているのですが、本人が笑顔なので恐らくスケベなオチであることは間違いありません。
これは近所のインド料理店で見つけたサイババの写真なのですが、インド料理店でこの装置を持っていたところ、インド人の店員さんに「ソレナニ?」と尋ねられるも上手く説明できず、
「ジャパニーズ 七五三ですね」とよくわからない嘘をつきました。
 
 

はい、いかがでしたでしょうか。
あらゆるものを問答無用で終わらせるこの装置。
記事の最後には、この装置の画像をご用意したので、是非印刷して遊んでみてくださいね!
この時期ですと、お正月の初日の出を終わらせてみるのもオツなものかもしれませんよ。
それでは、今日はこのへんで失礼致します。
ではまた!
 
装置の画像のダウンロードはこちら