【検証】自分の写真を貼った凧を空に上げたら「無茶しやがって…」っぽくなるのか?

こんにちは、ARuFaです。

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突然ですが皆さんには、「生きている間にこれだけはやりたい!」という『人生のやりたいことリスト』はありますか?

「スカイダイビング」や「世界一周」など、人によってやりたいことは様々ですが、かくいう僕も、最近また新しく『やりたいこと』が増えてしまいました。

……それはズバリ、

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こちらです。

とはいえ、画面の前の皆さんにおかれましては「あ然」の一言だと思うので、図を使って説明すると……

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これの!


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コイツになりたい!
そう、アニメや漫画などでよくある、「無茶をして死んだ仲間が空に浮かぶ」というこのアツい演出。皆さんも一度は憧れたことがあるのではないでしょうか?

本来これをするには大爆発とかして死ぬ必要があるため、どうしても実行を躊躇していたのですが、最近になってふと「工夫次第ではこれを再現できるのでは…?」と思ってきたんですよね。

そこで今回は、 生きながらに大空に浮かんで「無茶しやがって…」と思われるために……

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自分の写真を貼りつけた凧を大空に上げてみたいと思います!
……よくよく考えると「無茶しやがって」の構造は、『大空に人が浮かび上がっている』というシンプルなもの。ならば、自分の写真を貼り付けた凧を大空に上げれば、それが再現できるかもしれませんよね。

それでは、さっそく自分の写真を貼り付けた、オリジナル凧を作ってみましょう!

 

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そんなわけで用意したのは、こちらの「手作り凧キット」

和紙、竹ひご、ヒモだけで作る、昔ながらの本格派です。

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ただ、こちらは本格派とはいえ、子ども用のキット。

そのため、「さぞ説明書も丁寧にわかりやすく書いてあるだろう」と、たかをくくっていたのですが、いざ説明書を見てみると……
 
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????

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「????????」
思ったよりもハードモードでした。

大きさや角度の寸法が書かれてないだけでなく、伝統技術みたいなヒモの結び方が図のみで紹介されていたりと、完全に凧好きのジジイにしか解読できないような文法で説明書が構成されていたのです。

恐らく、大半の小学生はここで脱落し、ドッヂボールをし始めることでしょう。

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しかし、僕は大人なのでもっと頑張ります。

説明書をよく見ると、寸法は無くとも比率が書いてあったので、それをヒントにして大きさを求めたり、「六角形の内角の和は必ず720°」という中学校で習う懐かしい公式を駆使して、正確な形を和紙から切り出しました。


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そして、切り出せたのがこちらです。この時点で1時間半が経過しています。

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ちなみに、あの「伝統技術みたいなヒモの結び方」は、本当に意味がわからなかくて気が狂いそうになったので、全部無視してガチガチに固結びしました。

このせいで凧が飛ばなくなったら非常に残念ですが、気が狂うよりはマシだと判断したからです。


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そしてその後も、情報不足な説明書を少しずつ解読しながら、製作を続け……

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ついに凧の大枠が完成する頃には、

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朝になってしまいました。

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おはようございます。ARuFaです。

大丈夫です。気が狂ったわけではありません。これは凧に貼りつける写真としてパイロットっぽい恰好で撮影しただけです。

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あとは、これを凧の大きさに合わせて印刷し、凧に貼り付ければ……

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『無茶しやがって凧』完成!
いかがでしょうか。製作開始から9時間を経て、何とか「無茶しやがって凧」を完成させることができました。

途中で普通にゲームとかしちゃったので頑張ればもっと早く完成させられたでしょうが、苦労したことには変わりないので、達成感がすごいです。

 

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さあ! あとはこの凧を大空へと飛ばすだけ!

それでは早速、凧を飛ばせる広い場所へと向かいたいと思います。

……はたして、素人が手作りした凧は、無事に大空へ舞うのでしょうか?

 

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さて、そんなわけで、近くの河川敷へとやってきました。

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ここならば広々としていますし、電線も近くに無いので凧を飛ばしても大丈夫そうです。気温も時期にしては暖かく、絶好の凧上げ日和です(撮影日は4/16)

……ちなみに、凧は誰かに持っていてもらわないと飛ばすことができなさそうなので、今回は友人のビット君に手伝ってもらうことにしました。

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前日に電話で、「自分を凧にして上げて、無茶して死んだ感じにしたいんだ」という支離滅裂な誘い方をしたにも関わらず、駆けつけてくれた彼には感謝しかありません。

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……それでは全ての準備が整ったところで、さっそく凧を上げてみたいと思います。

はたして、僕の写真が貼りつけられた凧は無事に上がるのか? そして、上がった凧は憧れの「無茶しやがって…」に見えるのか!?

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それでは、人がいないことを確認して……

いくぞいくぞいくぞいくぞ~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!


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おらぁぁぁぁぁぁぁーーーッ!!!

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ギャーーーーーーンッ!!!

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上がった。
メチャクチャすんなり上がっちゃった。たのし~。

そして、空に浮かぶ自分の姿をよく見てみると……


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あっ!!!

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無茶してる~~~~~ッ!!!
ご覧ください。大空に浮かびながら敬礼するその姿は、まさに憧れだった"あの光景"そのもの。

誰がどう見ても、確実にコイツは無茶をしていますし、そしてもうこの世にはいないのでしょう。

ならば改めて言わせてください。『無茶しやがって…』と。

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ちなみに、隅に人間を添えると、さらにそれっぽく見えることもわかりました。

いやはや、本来生きている限り決して見ることができない自分自身の勇姿を、まさかこの目で見ることができる日が来るとは……感激です。

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……しかし、幸せな時間はいつか終わるもの。

この写真を撮影した直後、春特有の突風が吹き荒れ、事態は一変することに。

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ビュオッ!!(突風)

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あああああああああーーーーッ!!!

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あああああああああああ!!!

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自分~~~~~~~ッ!!!!
  
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思いっきり墜落した。


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急いで墜落地点へと駆け寄り、無事かどうかを確認してみると、

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全体的に歪んでゴリラみたいな顔になっていました。

まさか、自らを凧にして飛ばした結果、墜落してゴリラになってしまうとは……。まるで悪い夢を見ているかのようです。

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……そして、ゴリラを大空に飛ばしても仕方ないので、この凧は現役引退となりました。

家に持ち帰っても邪魔なので、実家に郵送しておきましょう。


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……いかがでしたでしょうか。

「無茶しやがって…」を再現するために自分自身を大空に上げてはみましたが、結果として本当に無茶をして死んでしまったかのようになってしまいました。

『無茶なんてするもんじゃないな…』、そう心から思った次第です。

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あと、全然関係ないですがリハーサルの時にメチャクチャ転んで手首を「ヤった」ので、皆さんは凧を上げる時には十分注意してください。 

それでは、さようなら。


【告知】本が出ます!
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