川沿いをゆく 〜石を求めて〜

こんちは!
全力で土下座をしてみました。ARuFaです。
 

ここまでして「頭が高い!」と言われたらブラジルまで行くしかないと思います。
さて! 今日僕は、学校帰りにちょっとしたおでかけをしてきました!
とても楽しかったので、今日はその事について書かせて頂きたいと思います!
 
今日10月12日は水曜日。
僕の大学の今の時間割では、毎週水曜日は学校がいつもよりも少し早く終わります。
実は明日、学校の授業で「自然物に絵を描く」という課題がありまして、
「絵を描く自然物はマントルか、河原の小石どちらがいいか」と、先生に聞いたところ、
「頼むから河原の小石にしてくれ。」とのことでしたので、僕は学校帰りに一人で河原へ小石を拾いに行く事にしたのです。
 
マントル
 
僕は、遊ぶならば海よりも断然川派。川へ行くのがとても楽しみでした。
色々な方に関東地方にある川を聞いたところ、「江戸川」が僕の学校から最も手ごろな位置にある川だったので、そこに行く事にしました。
調べて見ると、江戸川へは「北千住」という駅から行けるとの事でしたので、僕は学校帰りに北千住駅へ向かいました。
 
そして学校から約1時間、乗ろうとした電車が全て遅延になるという素晴らしいラッキーに見舞われながらもなんとか北千住駅に到着しました。
 

北千住駅は結構な都会でもありましたが、細い路地などもあり僕好みの駅でした。
 
こういう路地が好き。
 
いつもならば、初めて訪れる場所へ行く時には入念な下調べをするのですが、今回は全くしていません。
とりあえず僕は交番へ行き、北千住から江戸川へ行く道順を聞く事にしました。

 
俺 「すみませーん!」
警察「はい、何でしょう!」
俺 「ここの近くに川がありますよね?」
警察「川とは、水が流れている川ですよねwww」 ←?
俺 「え、何ですか何ですか。」
警察「親父ギャグですよ〜!」
俺 「え!?」
警察「ッアァーフwwwwwww」 ←?
俺 「なにがなんだか!」
頭はあまりよろしくない僕ですが、この人とあまり関わらない方がいいという事はわかりました。
 
俺 「・・・で、石を採集しに川へ行きたいんです。」
警察「川ですね! それだったらそちらの居酒屋の路地をまっすぐ行って・・・」
俺 「はい。」
警察「・・・を右に曲がって・・・・道なりに・・・で、到着できます!」
俺 「ありがとうございます。 水の流れている川に行ってきたいと思います。」
警察「頑張ってくださいね!!」
逆に、水の流れていない川とは何なのでしょう。 溝じゃん。
 
警察の人から教えてもらった道を歩いてゆくと、商店街へ出ました。
僕は集めた石を入れる袋を持っていなかったため、コンビニに行って商品を買うついでにビニール袋をもらいました。
大好き
買った商品はこちら。 このえびせんが大好きなのです。
大好き過ぎて2年に1回くらいのペースで食べています。 正直別に大好きでもないです。
僕はモサモサとえびせんを食べながら、川を目指して商店街を歩きます。
 
しばらく商店街を歩いていると、突然、何だかとてつもない変態を見つけてしまいました。
 
何こいつ
丸出しできるもの全てを丸出しにしています。 お尻プリプリです。
その上この日焼け具合から見て、夏場もずっとここでこうしていたのでしょう。
警察の目をかいくぐり、全裸で岩かげに隠れるそのポリシーは、力強いものを感じます。
良く見るとこの子の視線の先には公園があり、子供達がたくさん遊んでいました。
 

このオブジェはきっと、「仲間に入りたいけれど入れない子供」を表わしたものなのでしょう。
何故この子供は、楽しく遊んでいる子供達の輪に入れないのでしょうか。仲間にいれてもらえないのでしょうか。
服、着てないからじゃないでしょうか。
 
僕はそんな可哀想な変態少年と一緒にえびせんを食い、せめて僕だけは仲間になってあげることにしました。
俺 「人生辛い事だけじゃないよ。さ、えびせんでも食えって!」
 

交渉決裂です。
ケツだけに。
 
 
そんな下らない事をしながら商店街を抜けると、土手に突きあたりました。
ドーン!
 
川の両端には土手があるもの。 つまりこの土手を登れば川があるということです!
僕は高鳴る期待に胸を躍らせつつも、土手の階段を登ります。
 
どきどき!
 
どきどき!!
 
俺 「おお!!」
 
ドーン!
思ったよりもでかい川でした!! これが江戸川!! すばらしい!!
栄えに栄えた江戸の街の名前がついているだけありますね! 江戸川!!
 
おい
なんかちょっと意味のわからない看板がありますが、無視しましょう。
看板は無視しましたが、僕は道を教えてくれた警察を恨みました。
 
ですが、川と土手が大好きな僕にとってこの場所は最高。
僕は少しの間、土手で遊んでいました。
 
俺 「ウワー! 天地がひっくり返った!」
俺 「チンポツールフ!」(フルーツポンチ)

何となく思いついた「天地がひっくり返ったごっこ」をしたり、
 
ヤー!
ゴロッ
ドズンドズン
土手をひたすらに転がって、芝生まみれになったりしていました。20歳です。
しかし、僕がそんな感じで土手を満喫していると・・・
 


なんか来た。
 
おじ 「一人で何やってんのー? すごい転がってたけど危ないよ〜?」
俺  「土手を転がったらどれだけ危ないのかを検証したくて・・・」
おじ 「・・・やってみてどうだった?」
俺  「首もげるかと思いました。」
おじ 「でしょー! やめときなよ〜!」
俺  「はい。」
何か、パトロール隊みたいな人達に心配してもらっちゃいました。 面目ない。
 
パトロールのおじさんと別れた僕は、当初の目的を思い出し、石を探す事にしました。
見つけ出すは河原の丸い石です。
と、いうことで川辺に行って石を探そうと思ったのですが・・・
 
皆無
石なんて一つもありませんでした。
確か、僕の欲しい丸い小石は、河原の下流で取れるもの。
この荒川・・・あ、江戸川のこの付近は下流ではないみたいです。
このままこの川辺を歩いて、下流まで行けばいいのか・・・果たしてどのくらいかかるのか・・・僕の頭に不安がよぎります。
果てしない
 
このままどこまで歩けばいいのかもわからない状態は、精神的にも非常にまいります。
なので僕は、ちょうど近くにいた女子高生3人組に道を尋ねてみることに。
俺  「あのー、すみません。」
女子 「え!? あ、はい。」
俺  「僕、石を拾いにココまで来たんですけども、」
女子2「は?」
俺  「実際に来て見たら全然石がなくて・・・この辺に石が取れるところってあります?」
女子3「あー・・・江戸川だったらあったんだけどな・・・」
警察を恨みました。
俺  「この先、下流の方に行ったら石ってあります・・・?」
女子1「あ、ここをちょっと行ったところに、石が拾えるところがありますよ!」
俺  「本当ですか!? やった! ありがとうございます!」
女子1「ここをちょっとまっすぐ行ったところです。」
僕は女子高生にお礼を言い、言われた通りまっすぐ歩きだしました。
説明よりも女子高生に目が行ってしまってあまり話を聞いていませんでしたが、まっすぐ歩けばあるそうなので安心しました。

えびせんを食いつつ、進みましょう。
 
〜30分後〜
 

・・・とは言ったものの、歩けど歩けど、石が見つかる気配はありません。
ずっと同じような景色が続くだけです。
あまりにも同じ景色ばかりだったので、死んだ魚が上流から流れてきた時はちょっと興奮しました。
唯一の変化が死んだ魚
死んだ魚に喜ぶという心理状態って何なんですかね。
すごい疲れました。
 
〜1時間後〜
 
死にそうです。
しかし、大きな変化がありました!
10分前
先程まで、足元が芝生だけだったのですが、
 

なんと砂利道になったのです!!
これは! 石の気配!! きた!!きましたよ!!
 
〜5分後〜
 
終了
と思いきや、行き止まりになってしまいました。
 

進入禁止の看板もあり、中に入れません。
中に入るとこの男の子のように怪我をしてしまうそうです。
この看板の男の子は、右腕を怪我する中、一体何を思うのでしょうか。
 



「・・・いい女だったなぁ。」
全然反省してない。 左腕も折れろ。
 
前方は進入禁止になっていましたが、一度土手に上がればさらに奥には行けます。
しかし・・・なんというか・・・
 

 
あまりにも
果てしなさ過ぎます。
 
号泣
俺 「勘弁してください。」
僕は川の長さに心が折れてしまいました。
石なんてもう、なんか、その辺に落ちてる物でいいんですよもう。
これでいいよ
これで
俺 「ゲットだぜ!! 帰ろ帰ろ!!!!」
 

そして僕は川から少し歩いたところのバス亭でバスに乗り込み、再び北千住駅に舞い降りました。
 
川からバス亭へ向かう途中、猫がいたのですが、

そいつの顔があまりにも僕の神経を逆なでする顔でした。
俺が何をしたんだよ
ぶつけようの無い怒りに、握りこんだ拳から血がしたたりそうです。
 
乗った電車は全て遅れ、江戸川かと思ったら荒川に行ってしまい、
女子高生に教えてもらった石採集ポイントには行けず、猫には変な顔をされてもう最悪です。
ですが、石を採集するという目的以外では荒川沿いの土手はとても素晴らしいものでした。
 

 
また、別件で是非とも行ってみたいですね!!
それでは僕はこれから石に絵を描いてきます!!
みなさんも是非、川沿いの土手を楽しんでみてください。
では、今日はこのへんで!
ではまた!