それは昨日のこと・・・
僕は自室のホットカーペットの上で寝転がり、昼寝をしようとしていました。
ホットカーペットは先人の残した偉大な発明ですよね。温かいということは素晴らしい事です。
しかし、ふと僕は自分のヒザの下に違和感を感じました。ホットカーペットが少し盛り上がっているのです。
気になったのでホットカーペットをめくってみると、そこからは大量の学校の宿題が発掘されました。
なんてこった
見てみるとそれは、締切間近の宿題でした。しかもその量は、普段の僕なら1週間かけてやり切れる量です。
「・・・・完全に忘れてた。」
ホットカーペットは人類の偉大な発明であると同時に、人類の敵でもあったのです。
ドガガガガガ
その発見をしてからというもの、僕は徹夜をして宿題をやっつけることに専念しました。
土日休日は完全に潰れ、僕はただひたすらキーボードを打ち込むマシーンとなったのです。
地獄。地獄の2日間でした。
しかし！ 夜は必ず朝となり、冬は必ず春となるもの！
そして一夜明けた本日！ 僕はついに宿題地獄も終わりを迎えたのです！
・・・やっと。
俺 「・・・終わった！！！！！！！」
俺 「いやほーーーーー！！！ ホアホアホアホエホエホエーーーー！！！！」
俺 「終わったーーーーー！！ギャボボオギャーオビャーー！！！！」
やっとの思いで宿題を終わらせた僕はそれはもう大興奮。
それは何故かと申しますと、宿題を終わらせたという達成感ももちろんあるのですが、
実際のところ、宿題を終わらせた後の「楽しみ」があったからであります。
それは・・・
お風呂です。
仕事（宿題）をやり終えた後に、熱々のお風呂に入る！ これが何と気持ちの良いことか！！
今までの疲れがスポーンと吹き飛びますからね。
では早速、宿題をしながら楽しみにしていたお風呂に入りましょう！
ドドドド
「うおおおおおおおおおおおおお！！！！！」
ババババ
バッ！
ビャッ
ズボーーー
「ひゃほほほーーーーーーい！！！！」
ふぅ〜
いやぁ〜！ 最高ですね！！ 疲れや嫌なことが全て吹き飛びましたよ！
長い苦しみをグッとこらえていた分だけ、その喜びも大きいですね。
お風呂から上がりました。気持ち良かったです。
しかーし！ 僕にはまだ楽しみがあるのです。むしろこちらが本命と言っても過言ではありません。
それはそう！ 『風呂上がりの牛乳』でございます。
冷蔵庫
風呂上がりの牛乳こそ、風呂の醍醐味！！
火照った体に冷たい牛乳を流し込むあの感覚！ たまりませんよね！
ということで、僕は冷蔵庫を開けてお目当ての牛乳を探したのですが、
ガバッ
・・・？
「・・・あれ？」
パタン
ガバッ
・・・
・・・・
「・・・無い」
！！！！
牛乳が無い！！！！
そう、牛乳が切れていたのです。
なんということでしょう。世界が終わります。一体僕は何のために宿題をしていたのでしょうか。
あり得ません。僕としたことが牛乳を確認しないままお風呂に入ってしまったのです。
・・・すると、騒ぎを聞きつけた次男が登場しました。
次男「ジュースならあるよ。飲めば？」
やだ！！！！！
ザポーン
やーーーだーーー！！！！
やーーーだーーーもん！！！
それ見たことか、駄々をこねちゃいましたよ。
何がジュースですか、ふざけているんですか？ 何なんですか。
お風呂の後には冷たい牛乳と相場が決まってるんですよ！！ アホ！！
そんでもってまた勢いでお風呂に入ってしまったので、余計牛乳が飲みたくなってしまいました。
これは最悪全裸でコンビニへ行くしかない、などと血迷った事を考えていると、こんなものを見つけました。
コーヒーミルク
コーヒーミルクです。
盲点、盲点でした。何故もっと早く気付けなかったのでしょう。
曲がりなりにもこれはミルクではありませんか！
これです、これしかありません。今の僕にはこれを飲むしか道が残されていないのです！
と、いうことで僕はお風呂上がりに、コーヒーミルクを飲むことにしました。
そうと決まれば湯冷めしてしまう前に、飲んでしまいましょう。
現在2012/11/25
ちなみに賞味期限は1ヶ月以上過ぎてますけどね。
・・・まあ、その分熟成されて深みのある味になっていることでしょう。
と、いうことで僕は牛乳の空き瓶を用意し、
デロー
コーヒーミルクを1カップずつ、牛乳瓶の中に入れていきました。
これで牛乳瓶をいっぱいにすれば、完全なる牛乳になるに違いありません。違いありません。
〜10分後〜
10分後、約40個のコーヒーミルクを開け、ついに牛乳瓶をいっぱいにすることができました。
特製コーヒーミルク牛乳の完成です。
見た目は完全に普通の牛乳です。興奮しますね！！
では、その味はいかがなものなのでしょうか！？
賞味期限が1ヶ月以上も過ぎた、その熟成された味とはいかがなものなのでしょうか！？
若干臭い
若干臭いもおかしい気がしますが、早速いただきましょう。
男たるもの、風呂上がりの牛乳は基本的に一気飲みです。
「いただきます！！」
グイッ！
ゴクゴク
ゴックゴック
「ッブハァ！！」
はぁ〜！
「うまい！！」
なんと、特製コーヒーミルク牛乳はかなりの美味でした。
まず何と言っても濃厚！ ドロリとしたミルクはのどごしが良かったです。
そして味は、若干の塩気があるものの、それがまた良いアクセントとなっています！
なにより風呂上がりの牛乳は格別に美味いですからね！！ コーヒーミルクも例外ではありませんでした！
「風呂上がりの牛乳は最高！！」
こうして、僕は最高の風呂上がりを演出することができました！
みなさんも、牛乳に困ったらコーヒーミルクを使ってみてはいかがでしょうか！？
賞味期限は守りましょう。
さあ、地獄の第二ラウンドの開始です。
