こんにちは、ARuFaです。スキー場から失礼します。
突然ですがみなさんには、自分だけの『スベらない話』はありますか?
ひとたび話せば爆笑必至。聞いた相手は腹筋が爆散し、地は割れ、雨は上がり、空には虹が乱立する程に面白い『スベらない話』って、とても憧れますよね。
とはいえ、面白い話というのは、話の内容はもちろんとして、話すシチュエーションが非常に大切だと言われています。
……そこで、僕はふと思いました。
『スベらない話』はスキーで滑りながらでもウケるのか?
…と。
言ってしまえばダジャレな訳ですが、スキーで物理的に滑っているという難解なシチュエーションの中でさえ、人々を爆笑の渦に巻き込む程の『スベらない話』を作り上げることができたら、それはそれで凄いと思いませんか?
猛スピードで雪山を滑り降りながら、すれ違う人間を軒並み笑い死にさせるスキーヤー……とても憧れますよね。
と、いうわけで今回は、僕の最高の『スベらない話』を、このスキー場で披露したいと思います。
ちなみに、今回僕が披露する『スベらない話』は、およそ一週間前に原稿を完成させてあります。
内容は僕の体験談を元にしたもので、書き上げるのには2日を要しました。
そして、それを何度も読み返して丸暗記し……
話す際のスピードや強調する部分に赤ペンを入れ、一瞬の隙も無い完璧なクォリティに仕上げました。
…とはいえ、この話が本当に面白いのかどうかを判断するためには、内容を他人に聞いてもらう必要があります。
そこで僕は実家に帰り、この話を弟と妹に聞いてもらうことに。
二人ともアメリカの子供みたいな服を着ていますが、果たして僕が作り上げた『すべらない話』は通用するのでしょうか。
というわけで、若干の不安を感じながらも話してみたところ……
爆ウケしました。
この瞬間、僕の『スベらない話』が完成したと言えましょう。
実家に帰省したのは久しぶりだったのですが、時間の都合上、面白い話をした直後に実家を後にしたため、立ち振る舞いとしては完全に「親戚のおじさん」のそれと同じでした。
さて、そんな完璧な『スベらない話』を引っ下げてやってきたのは、群馬県のスキー場。
今回、僕の話を聞いてくれるのは、学生時代の友人たちです。
二人がちょうどスキー場に行くという噂を聞きつけ、自分も同行させてもらいました。
「俺がスキーを滑りながらする面白い話を聞いてくれ」と正直に頼み込んだところ、「どういうこと?」と戸惑いながらもOKしてくれました。
と、いうわけで全ての準備が整い、リフトで山頂へと向かう僕。
暗記してきた話を復唱し、最後の確認をします。
…そしてゲレンデの山頂に到着しました。
さあ、あとはここを滑り降りながら『スベらない話』をし、先回りしている友人に話を聞いてもらうだけ。
一週間以上も前から準備をしてきた検証の結果が、ついに解明されるのです。ドキドキします。
果たして、スキーを滑りながらする『スベらない話』はウケるのか!?
今回はその様子を友人自身の目線の動画で撮影してもらったので、結果はあなたの目と耳で確かめてください。
さあ、スキーで滑りながらの『スベらない話』を話し終えた僕。
果たして、僕の話を聞いた友人たちはウケているのでしょうか!?
「どうだった?」
「面白かった?」
「面白かったんじゃない?」
「少しは面白かった?」
こちらからは以上です。