静岡・愛知旅行ダイジェスト 2日目

1日目はこちら
 
〜前回のあらすじ〜
「夏を感じる」という目的で、静岡県・愛知県へ旅行をすることになった僕とシモ君。
1日目には「伊豆多賀」へ行き、過酷な山道と海を満喫した!

出足は絶好調! これは良い旅になりそうだぜ!!
 

ちなみにシモ君はありえないくらい日焼けをして苦しんだ。
 
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2日目 8月25日(土)
 
どうも
みなさんおはようございます。スーパーゲボウンコ眠いですが、おはようございます。
ただいまの時刻は朝の8時40分。旅行の2日目のスタートです。
昨日の夜は、シモ君とお酒を飲みながら深夜まで語りあっていたため、僕もシモ君も非常にオネム。
「これはさすがにまずいぜ」ということで、僕は朝から冷水で頭を洗って強制的に目をこじ開けました。
 
俺  「そう言えばシモさん、昨日の夜寝ながら暴れて無かった?」
シモ 「え? 全然。」
俺  「夢か・・・。」
深夜ふと目を覚ますと、シモ君がベッドの上でピョンピョンと跳ねながら、その勢いで天井に突き刺さる光景を見た気がするのです。
しかし、部屋の天井を見ても穴が開いていないため夢なのでしょう。残念です。
 
身支度と荷物の整理をした後、僕等は朝食を食べにホテル内のレストランへ行きました。
朝食
朝食は、トースト,マカロニサラダ,ゆで卵に飲み物がついたシンプルなもの。
一見普通の朝食ですが、意外と曲者だったのがゆで玉子とトーストのコンボです。
 
白い悪魔
ゆで卵と言えば、『世界三大ノドに詰まるもの』の一つであり、トーストもそれに属します。
ちなみにもう一つは砂利です。
そんなゆで卵とトーストのコンボにも苦戦しつつ、オレンジジュースの力を借りながらも僕等は朝食を打ち倒しました。
 
シモ君
俺  「そういえば結局、日焼けは治ったの?」
シモ 「全身に激痛が走っています。」
俺  「マジか。そんな言葉、漫画の世界でしか聞けないと思ってたわ。」
シモ君の日焼けはまだまだ続いているようです。
 

朝食を食べた僕等は、早速ホテルを出発します。
本日も空は快晴! これも普段から壁紙をなめて空腹紛らわす等の良いおこないをしているからでしょう。
 
そんな僕等はまず、ドラッグストアへ行きました。


買ったのは、シモ君の日焼けのほてりを和らげるローション。これが今日からシモ君の相棒となるでしょう。
 
ヌリヌリ
街頭で入念にローションを体に塗り込むシモ君。このままゲリラ的なストリップが始まってもおかしくない勢いです。
しかしそこはローション違い。シモ君の裸体が大衆に晒されることはありませんでした。多分一生ありません。
 
さて、旅行2日目の僕等が向かう場所は、「王滝渓谷(おうたきけいこく)」という自然がいっぱいの場所です。
簡単に言えばハイキングコースですね。自然に触れ合い、そして夏にも触れるという計画。
今日は照りつけるような日差しですが、ハイキングコースは木々に覆われているため涼しいはずですよね。
と、いうことで僕等は王滝渓谷を目指して、電車に乗り込みます。
 

駅に行く途中、巨大な女性のマネキンオブジェを発見しました。
せっかくなので真上を見ながら股の下を通ったのですが、ベージュのパンツをはいていて生々しかったです。
「せめてノーパンが良かった。」と切実に願ったのは生まれて初めてでした。
そんなこんなで僕等は電車に乗り込みます。 
 

電車を乗り継ぐこと1時間。「豊田市駅」という駅に到着しました。
このように書くととてもスムーズに移動しているように見えますが、
名古屋駅で迷子になった挙句、購入する切符を2回も間違えて払い戻ししてもらったことは省略します。
何と言うか、名古屋駅は難易度が高過ぎでした。「名古屋駅」だけで3種類もあるだなんて聞いていません。
 

豊田市駅からは、さらに30分程バスに乗り、「松平橋」という停留所に向かいます。
豊田市はなかなか栄えており、こちらのバスにも始めはかなりのお客さんがいました。
しかし、どんどん郊外へ走るバスなため、20分もすると車内は一変。乗客は僕等だけに・・・。
 
ガローン
わざわざこんなところへ行く物好きは僕等だけなのでしょうか。
あと、個人的に面白かったのは、どんどん停留所の名前が不思議になってゆき・・・
 

ついには「森」という停留所が出現した所ですかね。直接的過ぎだろ!
 
m松平橋
松平橋に到着しました。ここまでの総移動時間は約1時間30分ほどですが、王滝渓谷まではここからさらに30分以上歩きます。
 
俺  「次は徒歩です! 30分くらい歩きます!」
シモ 「もーーやだーーー!!!」
ちなみに、歩かなくとも近くの停留所にあるバスに乗り込めば王滝渓谷を目指す事ができるのですが、
 

見ての通り、バスが2時間に1本のペースなので今回は運悪く徒歩になりました。
何ですかこの時刻表。余白に自画像を描けますよこれ。
 

ということで僕等はトコトコとひたすら坂道を登ります。
シモ君は例によって日陰を渡り歩きながら器用に歩いていました。
道は、登れば登るほど自然豊かになってゆき、10分後には歩道は消滅しました。
 

 

俺  「俺、小学校の頃に白い線の内側を歩こうって教わったんだけど・・・。」
シモ 「そもそも、歩く道路じゃないでしょ多分。」
僕等の他に歩行者は一人もいません。 時々、僕等をあざ笑うかのように車が猛スピードで駆け抜けるだけです。
 

そして、道の横にはよくわからないタイミングで「となりのトトロ」の猫バスがいました。
謎です。誰がどんな目的で建てたのか、全てが謎です。
しかし、これを見た僕等は若干元気が出た気がしたので、何とか王滝渓谷の駐車場に到着することができました。
 

俺  「まあ、大体車で来ますわな。」
シモ 「当たり前でしょー! あんなの人の歩く道のりじゃねーよ!」
車で来ている人はあの永遠と続く坂道をしりとりでもしながら登ってきたのでしょう。腹立たしいです。
 

こちらが王滝渓谷の地図です。かなり広いのがお分かり頂けるでしょうか。
僕等はここに来るまでの段階で体力の約80%を奪われましたが、本番はここから。
早速ハイキングコースに入ることにしました。
 

ハイキングコースは、「梟ヶ城(ふくろうがじょう)」という山を登ります。
山道は急な階段となっており、それがクネクネ曲がりながら延々と続きます。
 
階段がずっと続きます。
階段がずっと続きます。
階段がずっと続きます。
たまに曲がります。
階段がずっと続きます・・・
 
・・・本当にこんな感じで、階段しかありません。
死ぬ
あとどのくらい進めば良いのかがわからない恐怖、そして帰りには来た道を戻らなくてはいけないという不安!
死ぬ物狂いで進めば進む程、帰りがキツくなると思うと自然に足も重くなります。
 

俺  「次を曲がったら頂上かもよ!!」
シモ 「そうだな!!」
さらにこのように、自分達を元気付けようとしても、
 
震えた
桁外れの階段の量で、僕等の希望をブチ壊してくれました。
 
シモ君愕然
この世に神はいないのでしょうか。
さすがに限界が来たため一度休みます。
 
・・・
俺  「・・・頂上ってどこにあるの?」
シモ 「・・・・わからない。」
俺  「・・・足が限界なんだけど。」
シモ 「俺は体中が痛い・・・・」
俺  「でもまあ、ここまで登ってきたし、山頂まで行くか・・・」
シモ 「だな・・・」
 
お葬式のような雰囲気です。 「疲れ」とは時として人を喪中にします。
しかし、テンションが下がり切ってしまえば逆に吹っ切れてしまうということ!
休憩中のお葬式は一転、出発と同時に僕等は変なテンションで頂上を目指しました。
そして! 半分泣きながら歩くこと数十分!
ついに僕等は山頂に到着することができたのです!!
 
 

見てくださいこの景色!!
 

見てくださいこの地平線!!
山登りの醍醐味は山頂での達成感にありますね。晴れていたので眺めは最高です。
その後は休憩がてら、しばらく山頂でお休み。高いところは良いものです。位置エネルギーが凄い。
 
自然と調和する図
 
頂上からの帰り道では蚊の大群に襲われ、凄まじい速さで下山しました。
うおおおおおお
 
あがごごごご
 
ぐあああああ
 
脱出
 
俺  「死ぬかと思った。」
シモ 「蚊・・・しつこすぎだろ・・・」
僕等の体力は完全に0になってしまい、駐車場に設置された公衆トイレの日陰に隠れ、休憩することにしました。
もちろん、王滝渓谷へ来る途中の30分間も歩き続ける坂道を帰る余力もなく、僕等は2時間おきのバスを待ちました。
 
〜2時間後〜
 
バスに乗り、「豊田市駅」に帰ってきました。帰りのバスで爆睡したことは言うまでもありません。
時刻は17時頃。まだまだ時間があり、尚且つバスでの睡眠のおかげで体力も若干回復した僕等は寄り道をすることにしました。
 

寄り道をしたのは、名古屋駅からほど近い「大須観音駅」というところ。
ここには大きな商店街があり、暇つぶしをするにはもってこいです。
 

商店街に入ると、早速巨大な金玉がお出迎え。
「世界中のみんなー! オラに金玉を分けてくれー!」
と、叫んだらきっとこんな感じになるのでしょうね。
 
やばい
あと、見るからにヤバそうな店もありました。「バニーガール」っていう時点でやばい。
しかも手作りだからさらにやばい。 色塗りのムラがやばい。
とても気になりましたが、多分とんでもない事になりそうなので近づけませんでした。
 
シーサー
沖縄物産展にも行きました。ここでお土産を買おうとした程です。
ですが、名古屋土産にちんすこうを渡したら相手が混乱して死亡する可能性もあるので、シーサーと写真を撮るだけで我慢しました。
 
他にも、ゲームセンター、露天、街頭ゲーム体験器、謎の仏像、巨大招き猫・・・
色々な物を見て回り、楽しい時間を過ごした僕等は「宮本むなし」という定食屋で夕食を食べてホテルに戻りました。
 
シモ靴下
ホテルの部屋に入ると、疲れがどっとでました。ぶっ倒れそうです。
僕は素早くシャワーに入り、汗を流しました。リフレッシュです、
シモ君は、日焼けを治すために水風呂に入るという苦行を行っていました。
そんなことお構いなしに、僕はリフレッシュした体が気持ちよくて部屋で暴れていました。
  

俺 「リフレッシュ!! リフレッシュ!!」
 
 

俺 「リフレッシューーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
 
 

俺 「リフ・・・・レッシュ・・・」
 
結構本気で眠くなりましたが、この後シモ君と一緒にお酒を飲みながら青春の語らいをしました。
 
俺  「結局水風呂に入って、痛みは引いたの?」
シモ 「超いてーーーーよ!!!!!!!!!!」
目も当てられませんでした。強く、生きろ。
 
そして、就寝したのは午前3時。今回もなかなかの夜更かしをしてしまいましたね。
旅行2日目・・・。色々なことがありましたが、死ななくてよかったです。
とにかく、あの「梟ヶ城」には恐ろしくて近づけません。まじで。
さあ、明日はついに最終日! いったいどんな事が待ち受けているのでしょうか! 知らん!
僕等は果たして生きて地元・千葉県に変えることができるのでしょうか!?
 
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